目の見えない人は世界をどう見ているのか

20件の記録
- noko@nokonoko2025年7月10日買った読み終わった心に残る一節揺れのような偶発事を、私たちはネガティブなことととらえがちですが、うまく「乗っている人」は、これを殺すのではなく生かしていくわけです。「乗る」は「ノる」に通じています。…だからこそ、見えない人は状況を対話的にやりくりする術に長けているのかもしれません。意志をかたくなに通そうとするのではなく、自分ではないものをうまく「乗りこなす」こと。こうしたスキルが、見えない人の運動神経には組み込まれているのかもしれません。
- Kenji@kenji2025年6月4日読み終わった視覚障害者の人との関わりを通じて得た気づきをまとめたエッセイのような読みやすい本。 なんとなく触れづらい、障害者の話題をより多面的に捉えさせる。知識は障害者の「情報」にしか過ぎないが、この本は「意味」を与えてくれる。 多様性を謳う時代に、障害者について構造的なイメージを膨らませてくれる。 特に印象に残っているのは、「触媒としての障害」という言葉だ。 障害者のあり方や考え方に触れる事で、新たな気づきや発見があるということだ。 例えば、障害者の生活にはコントロールできないことも多い。だからこそ、「コントロールしようとしなければ、人生は面白い」と思えるという。 自立する、ことは一人だけで生きる事ではなく、依存先を増やすことだとわかる。 アンタッチャブルな存在とせず、ある種「面白がることで」、問題の本質を見る術を養えると気づいた。
- hina@hina13f2025年4月12日読み終わった@ 一乗寺BOOK APARTMENT「私たちは日々、軽い記憶喪失に見舞われています。いったい、私が情報を使っているのか、情報が私を使っているのか分かりません。」