この世界からは出ていくけれど
62件の記録
もみの木@mominoki2025年11月11日読み終わった前作もそうだけど、タイトルが素敵。どの話も読み応えがある。一つの話を読み終わったときに、その世界にどっぷりと のめり込んでしまい、続け様に次のお話を読むことが出来なかった。 翻訳された文章も読み心地がよく、この訳者さんの他の本も読んでみたいと思った。





- キラキラのつめ@polish_pink2025年11月6日読み終わった大切な人ために自分を犠牲にして行動していたのに、それは相手を深く苦しめるものだった。でも相手はそんな自分を愛していて、故に姿を消してしまった。 美しいけど悲しい物語でした。以下、印象深い文章です。 「なたがその全てをやり遂げたことを思うと、私は嬉しいのと同時に悲しくもなるの。 誰かのことを理解したくて、人は文章を書いたり本を探して読んだり、 頑張って想像を巡らせたりするけど、あなたのように世界上を旅して 1冊の本を完成させる人はめったにいないと思う。私も知っているわ。 だけど、1つだけはっきりさせておきたいの。あなたは私のためじゃなく、 あなた自身のためにその旅をしたのだと言うことを。」
nogi@mitsu_read2025年9月19日買った@ ねをはす HOTEL BOOK & CAFE文庫が出たこのタイミングですが、ここ数ヶ月探し続けていた単行本版に出逢えてしまったので買いました
雪餅@yuki3daifuku2025年9月7日読み終わった「私たちが光の速さで進めないなら」と出逢った時の感動をまた味わいたくて、こちらの作品も読んだ SFってその世界観を理解するために知識が求められる小難しい側面もあるジャンルだと思っていたけど、キム・チョヨプさんの描く世界はどこまでも叙情的で人の琴線に触れる作品ばかりで、感性で楽しむSFだなあと思う。 純文学とかの類が好きな人にこそ読んで欲しいSF小説 今回も素晴らしい作品ばかりで、特に「ブレスシャドー」は涙が出てきそうになりました


ねこしゃけ@neko_shake2025年9月5日マイノリティを受け入れようとする過程で相手に変容を求めてしまうものと、それに違和感を持ち離れていこうとするものとの、摩擦から生まれる物語だった。自分のことも相手のこともありのままを受け入れることの難しさをストレートに伝えてきて、生々しさを感じた。
たびたび@tabitabi2025年6月27日読み終わった以前読んだSFパンデミック短編集に入っていて好きだった「最後のライオニ」がこちらにも、再読できて嬉しい。 自分と異質の存在に対して当然とまどいや混乱の感情も時には生まれるけど、それもひっくるめて認めてくれるような作者の眼差しが良いなと思った。

ヤヲラ@Yawora_03022025年6月15日読み終わった同じ時、同じ場所で、異なる世界に生きるひとりひとりの人生がほんのひととき重なり合って分かちがたくも離れていく過程。最後のライオニ、ローラ、プレスシャドーが特に好きだった


むつみ@mutumi4202025年4月30日読み終わった規範の解体と再構築がめちゃくちゃうまくて読んでて気持ちよかった。個人の認識を通しての他者との触れ合い(あるいは触れ合えなさ)の着地点がどの話もよき。話の組み立てが巧い作品に惹かれがちなので「最後のライオニ」と「古の協約」が特に好きだな。




まるの本棚@maruta2025年3月14日読み終わった流行りの韓国SF🛸 スタウォーズとかの影響からか SFって派手な"動"的なイメージがあったけれど この本に入っているSF短編はどちらかというと"静"の印象が強かった。 感性の違いはどうしようもなくて、 100%完全に相手の目線から 物事は捉えられないし、見ることもできない。 一緒の世界では生きてはいけない時もある。 誰が悪いとかじゃないのに 一緒にいたいのに。 生まれた世界、生まれ持った身体能力。 それらが違うだけで 交わることの難しさを感じたと同時に、 交わろうとする、理解しようとする姿勢の 切なさ、尊さを感じた。
まるの本棚@maruta2025年3月12日読んでる社会構造の複雑さ、 異なるものと共存することの難しさを、 SFを媒介にして伝えてくれている気がする。 SFってユートピア、ディストピアを 楽しむ、エンタメ的要素の強いものだとばかり 思っていたけれど、 現代社会人はSFを前に皆文化的に 平等のはずだから、 社会問題を自分ごとのように捉えてもらう 一つの手段にも出来るのかぁ とふと思った。
kadra@Ximillia2025年3月9日読み終わった読書メモ韓国文学サイエンスフィクション。 人と人、ロボットと人、過去と今、心情がゆっくりと進む。とりこぼさずに優しく。 ちゃんとした現実から離れて、他人にふれたい。わたし、今そんな気持ちだったんだ〜と気付いた一冊


















































