ファイア・ドーム 上下巻セット

30件の記録
かにみそ@kanimiso2026年6月29日読み終わった塩田武士さんの『存在のすべてを』を読んだばかりだったので、誘拐モノが続いた。 テーマは「噂」。 25年前、SNSなどなかったころの、地方都市で発生した誘拐事件ともに広まった噂。誰が言い出したのかわからない荒唐無稽なものでも静かに確実に広まってゆくおぞましさ。そして広める人も、言い出した人さえも、罪悪感を持たない。それが噂。 しかし、尚恐ろしいのは、そのころより今のほうが格段に噂が世界中に広まるという現実。話を追いながら、「今だったら」と考えずにはおられなかった。

さき@tohyasan472026年6月21日読み終わったあっという間の900ページ。 事件が起こってニュースになると、当事者ではない無責任な立場からあれこれ言えるけど、その軽く口にする内容がどれだけ人を傷つけるか。 この本に出てくる噂好きの人たちに憤りを覚えるけど、その人たちと自分は違うとは胸を張って言えず... SNSの時代だからこそ身につまされる内容でした。
- YandM@yumi332026年6月18日読み終わった物語に夢中になれる 私にとって読書は現実逃避 読んでいてテーマがちらちらしてしまうと、引いてしまう 夢中になって読み終え、自分を顧みる これがいい

めるぼ@merbo2026年6月16日読み終わった以下ネタバレあり 面白くてグイグイ読める。要所では息を呑むし、終わり方も綺麗。 ただ個人的には広告の大きさ程の魅力は感じられなかった。群像劇であるから仕方ないかもしれないけど、同じ話を何回もしている感覚があった。ミステリー要素もあるが、トリックに大きな感嘆はない(布石が分かりやすい点も要因か)。 もちろん、主題はミステリーではなく、噂の怖さなんだけど、噂って怖いよねって言われてもなーと感じた。 最終盤に噂が忘れられることについての言及があるが、下巻は記者が主人公になるので、上巻で噂というか誹謗中傷に晒された新米教師の主人公の存在が薄れているのが、上手いなと思った。
おこめ@okomebook2026年6月14日読み終わった物語の舞台となるL県蒔戸市と、それぞれの関係性が丁寧に語らるのでイメージしやすくてのめり込んでしまって、現実に起こっている事件だと勘違いするくらい没頭… 読了後の心地よい疲労感で、読んだー!!!という気持ちで大の字 蒔戸市の外から来た者、報道する側、被害者遺族、子ども、4者の視点と過去の事件の新聞記事で展開していく中で、悪意の有無にかかわらず噂は誰もが経験したことのある恐怖感なんじゃないかと考えさせられるものがあったなあ 狭い地域ほど噂はめぐり、プライバシーも守られない。 身に覚えのある感覚で鳥肌が立った 報道のあり方についても、これまで思うところが沢山あったけれどより一層考えなければならない課題だなと。 今はSNSで誤った情報でも真実のように拡散される時代。 無自覚の加害者とならないように、情報の取捨選択をしていきたいと思った




こまぎり@llll2026年5月23日読み終わった複雑に絡み合う四つの事件と、噂。 読み進めるうちに、泣いたり憤ったり心臓がバクバクしたり、居た堪れなくなったり…。いろいろな感情がせめぎあった。 この本に出てくる人物は、みんな、悪意のないふつうの人たちだ。 地方都市の、ふつうの人々の、時に心ない、時に誠実で勇敢な言動が交差する。 彼らの心情に共感し同情し、同時に後ろめたさも感じた。 この本の登場人物はまさにわたしやあなたではないのか?と突きつけられているようだった。 丁寧に張られた伏線の回収も見事。 というか見事すぎて読み進めるのが辛くなった。 辛い、こわい、でも読みたい…どうかこの話に救いがあるようにと祈るように読んだ。
サラエ@hacofug1900年1月1日読み終わった圧巻。この長さで最初から最後までずっとおもしろいことが信じられない。 自分が読書を好きなことに感謝したくなる。この本を読めてよかった。最高の読書体験だった。


















