短編としては初の日本SF大賞の候補に選ばれた表題作をはじめとしたSF・ホラー・ファンタジー、さまざまなジャンルの作品を収録した短編集。 ジャンルごちゃ混ぜの4つの短編全部がしっかり面白くて300ページ一気読みしてしまった 怪獣が出現し大混乱に陥った東京へ妹が殺した父親の死体を捨てにいく表題作は評判通りの面白さで舞台設定の非現実さと死体を捨てにいく主人公の内面描写の絶妙なリアリティのギャップにクラクラした おすすめ

大変おもしろい。こういうさみしさと切実さのあるSF書きたい

怪獣、時間移動者、吸血鬼、ゾンビが日常を脅かす短編集…だけど主人公たちは皆「いつか世界が終わってほしい」という願望を秘めていて、それぞれの脅威よりも人が抱く孤独と後悔の方にスポットが当たりとても社会派な内容。 個人的には表題作がベストだけど、全てが心に突き刺さってじわじわ出血が広がるような読み心地がもう最高です。 日常を問題なく送りつつ、後ろ暗い気持ちを抱えている人間が非日常に晒された時の感情の動きの描写がうますぎる。 もっと早く読めばよかった…単行本の表紙もすばらしいので欲しい

まわりの、特に書き手たちからの評判がとてもいいので買ってきた

単行本で読んでいたけど、文庫版をいただいたので再読。やはり最高！

読んでる！ めちゃくちゃ良い。

「『アタック・オブ・ザ・キラートマト』を観ながら」は賛歌と言うべく美しさでたまらんかった。前半のゆるい文体がまた効くったら。