天使のおそれ

22件の記録
ジクロロ@jirowcrew2026年9月1日読んでるいまの推論の指示対象である「もの」についていえば、わたしには個々のものそれ自体については何も知りえないが、ものどうしの関係についてなら何がしか知ることができる。観察者としてのわたしは、数学者に似た立場に置かれている。単独のものについては何もいえないし、それが存在することを経験から確証することさえ不可能だ。わたしにわかるのは、ものどうしの関係についての何かだけである。 (XV一織地のなかの構造) 天使がおそれていることとは、いつまでも観察者であり、関係性の只中に呑み込まれることもなく、ただただそれを見ることしかできないことだけなのかもしれない。 つまり「もの」として知られることもないままに「もの」になること。 このとき、最も無役であり、最も天使を苦しめる(強烈な寂しさをもたらす)ものは、言葉なのかもしれない。




ともろう@tomororz-03062026年8月22日買ったAmazonから届く。 ベイトソンの遺作。岩波文庫化は嬉しい。娘のメアリー・キャサリン・ベイトソンとの共著。 帯文の三段論法、「草は死ぬ 人は死ぬ 人は草である」にドゥルーズを連想する。丹生谷貴志「死体は窓から投げ捨てよ」には「……こうしてわれわれは野原のようなものとなる……」という一節がある。「……老いは野原のようなものだとドゥルーズは言う(?)。」




























