月ぬ走いや、馬ぬ走い

20件の記録
- yt@yt2025年4月22日読み終わった日本軍の残した軍刀が現代の母親を殺す。 沖縄の問題が戦後から今も続いているように。 様々な時代と語り手が次々に描写され、いよいよ問題の複雑さが露呈してくる。 子どもたちはここで今を生きて、恋愛している。 どうしようもなく、そこにある基地。
- タイラ@mega-man_book2025年3月18日読み終わったかつて読んだとんでもない作品。現代パートが特に好きで、著者世代の沖縄若者の空気が伝わって、胸がキュッとなる。僕らが沖縄の高校生だった時にも、そういう世界観が隣にあったはず
- エマ子@emma-05082025年2月15日読み終わったすごい疾走感。あっという間に読んでしまった。 語り手が突然文の途中で別の語り手にバトンタッチしていくのがスピード感に拍車を掛けてた。 沖縄の土や海に吸い込まれていった幾多の血が噴き出してるような、生々しくて怒りすら感じる文章。なのにすらすら〜っと読めて、最後は爽やかさすら感じさせてくれた。 作者の方が現役の琉球大生ということが納得でもあるし、衝撃でもあった。
- 葉@one_leaf12052025年1月9日読み終わった大阪のtoi booksで買って、積んでいるうちに野間新人賞を取ってしまった一冊。とんでもなくおもしろかった 著者が2003年生まれとのことで、ことさらにその点ばかり強調するのもどうなのか、とは自分でも思うのですが…… 戦争という主題にこれだけ真っ向から向き合って(否が応でも向き合わざるを得ない、という沖縄固有の状況を無視してはならないけれど)、"自分の物語"として作品に昇華できる同世代がいることにほんとうに打ちのめされてしまったので、ただただ若い人に読んで欲しいです 読書会しましょう、だれか