名探偵のいけにえ―人民教会殺人事件―(新潮文庫)

28件の記録
えええ@nishi_mys_202026年10月1日読み終わった本当に面白すぎた. 多重解決ミステリは好きだけど結局最後の推理(本解)以外は軽視されているという印象だったが、本作は全ての推理が必要であり(信仰者の推理と余所者の推理が等価で、二者択一であることなどから)、多重解決における弱点を克服していた. 信仰者と余所者の認識が違うことは一見推理を脆弱にしてしまうかと思ったが、それすらも利用して緻密な論理を練り上げるなんてことはどうやったら思いつくのか分からない. ミステリ以外の部分では、白井智之は特徴的なオノマトペを使いがちだと思った(ドアを開ける時に「ガチャ」、鋏を使う時に「ジョギジョギ」など).文章表現でいえば吐瀉物を「げぼ」と言うなど白井智之なりのユーモアある表現も魅力に感じた. 今後は推理が一つだけのミステリは読めないかも......

- かやの@kay320ano2026年9月8日読み終わった推理の使い方がすごかった。『お前の彼女は二階で茹で死に』同様、物語の構造で他と一線を画していた。 トリックは地味だと思ったけど、最後の事件のアレをトリックというなら、地味どころかだいぶ大掛かりな仕掛けだと思う。 構造もトリックも衝撃的で最高におもしろかった。

ゆいちゃん@yui__arm2026年9月6日読み終わった感想多重解決もの。 読みながら、残りの文量的にこのあとなにかあるのか?と思ったらひっくり返るひっくり返る。 タイトル回収はお見事だった。 登場人物たちがサクサク退場していくのが辛かった。 誰にも感情移入しくくて現実離れした設定なので、読むのに体力がいる。

- 暁@yamahyo_AK2026年9月2日読み終わった多重解決の面白さが極まっていた。 作中のイベントが全て物語のクローズに繋がっていて、著者の構成力に脱帽でした。 過去のアメリカという舞台設定から読みにくさ(特に登場人物のカナ名)を感じだけど気のせいだった。あっという間の読破。 りり子と大塒のバディをもっと見たくなった。 タイトルの回収切ないよ…泣

にんじん@taroimotaro2026年8月31日読み終わった⏳3時間44分で読了 ----------------- 前から読みたかった作品だったけど、文庫化されたのでようやく購入。 実際に起きた人民寺院での集団自殺を元に描かれたお話。 題材にもともと興味があったし、面白かったけど、期待しすぎたかもしれない。ずっと読みたかった分、自分の中でハードルが高くなってしまっていたかな。 個人的には、いまいち動機に納得できなかった。その理由で、そこまでやる?と少し疑問に思った。それはキャラクターに感情移入しきれなかったのが原因なのかなー。 でもタイトル回収がしっかりされていたところは良かった。そこは「あー、なるほどねー」って声に出た笑



あおいさんさん@without_peaton2026年8月21日読み終わった途中まで、絶賛されるほどのトリック、謎解きかなあ、と思いながら読んでいましたが、後半の、怒濤の謎解きと、最後の犯人の殺人の理由と、スケール感が壮大すぎて、最後には面白かった、になりました。前作読んでないので読みたいです。
みどり@midori-read2026年8月15日読み終わった信者たちと楽園の国で生活をする教祖と、彼を調査するよう頼まれた外部の人間たち。その内の一人が自身の探偵助手だったことから後を追うことになった一人の探偵。 人民寺院事件をベースに、そこにifの殺人・探偵を放り込んだら…というミステリーだった。物語中に三度(ラストも含めれば四度)真相に触れる山場があり、そのどれもが魅力的ですっかり振り回されてしまった。 京極夏彦の百鬼夜行シリーズが好きな人は好きなタイプのミステリーだと思う。とっても面白かった!


瀬川@fu_roki2026年8月14日読み終わった過度にエンタメ感を出して盛り上げようとしたり凝った文章でも無いのに序盤のタメの部分から面白い、設定の面白さと冒険小説感があるからかも 多重解決を上手く使っているけれど、いずれのロジックもトリックも特別好きでは無かったかな、プロットの勝利 宗教絡みという事で何となく真実を解明する探偵の危うさみたいな議論が発展されて行く(方舟みたいに)と少し期待していたけれど、思ってたのとは違うタイプの危うさが提示された

郭楽紘@kaku_hami2026年8月13日買った読み終わったある宗教の教祖と信者が共同で生活する村で起きた殺人事件の話。白井智之のグロさというかぶっ飛んだ人間は他の作品に比べると抑えめかも。とはいえ登場人物がかなりあっさり凄惨に死んでいくのは健在。 トリックや推理は信者の認識と外から見た認識の差をうまく利用した話で、なるほどそうなるのかという部分も多々あって面白かった。

とわ@keroritowa2026年8月5日読み終わったお気に入り名探偵のはらわたの前日譚だったのか! はらわたは33年後の話、そして大塒が出所するのは34年後……切ないな〜 この多重解決が本当にすごい。それぞれの推理に物語としての意味があるから、外れた推理にもちゃんと納得感があるのが見事でした。 そしてタイトル回収……気持ちいい〜!! ラストの動機はそこまでするか!?と思いましたが……負けず嫌いにもほどがある。 いけにえとはらわたの間の、浦野さんが活躍するエピソードも読んでみたくなりました。









