NHK出版 学びのきほん くらしのための料理学

7件の記録
- fuyunowaqs@paajiiym2025年5月6日読んだ鈴木千佳子さんの装丁とイラストがうれしい学びのきほんシリーズ。 土井善晴氏の著作は複数読んできたが、個人的にはこのテキストがいちばんしっくりきたように思う。読んでいてめちゃくちゃおもしろ〜! とうれしくなる部分と、ふーん……? と納得しかねる部分があって、一冊の本として構成された読み物のなかで受け止め方に違いが生じるのはなぜか、自分の姿勢を探る楽しみがある。 以下、第0章11ページから引用。 "古来より、料理とは、食べられないものを、食べられるようにすることです。"
- とーひろ@kajihirorz13162024年5月3日読み終わったハレの料理は手間と時間をかけて料理することに意味があり、喜びを感じていた。神様への感謝。姿は良くとも栄養的には削られる部分も。 日本人はケの中にも「わびさび」「貧」という美の概念を発見した。旬、はしりもの、さかりもの、なごりもの。食材をそのままいただくので栄養素高い。 美味しさは思いがけないご褒美。和食のおいしさは人為ではない。味覚とそれ以外の感覚とのギャップ。 人間は機械ではない。動物の中でも精神的に満たされることで充実感を得る。合理性を優先して、情緒を排除しては人間らしさを失う。整ったものを見ると人間幸せを感じる。器を選び、料理を盛る。