

有希
@madoromi_y
最近好きな作家さん:吉田篤弘さん、千早茜さん、伊坂幸太郎さん
徳島のみんとしょ「PARKET」の本棚オーナーです。(まどろみ文庫)
- 2026年8月26日
- 2026年8月25日
そいつはほんとに敵なのか碇雪恵☆☆☆☆読み終わったいろんな敵と戦おうとする話かと思ったら、もっと優しいエッセイだった 私も自分のことを自分だけのために書いてみたいなと思えた 「人からの理解を求めて文章を書くようになったけれど、自分が望む通り人に理解してもらうことはほとんど不可能だとわかった。一度は「いくら頑張っても誤解されるなら書いても無駄では」とも思ったけれど、他人の理解ばかりを望むこと自体が幼稚かも、と思い至ったし、書くことは自分が没入して取り組むことのできる数少ないとのなのだから、それ自体が大事だ。」 「ここから自分を引き剥がしたい。一度、自分の生活から離れてみたい。」 - 2026年8月23日
- 2026年8月22日
ムーミン谷の彗星 [新版]トーベ・ヤンソン,下村隆一,冨原眞弓,山室静☆☆☆☆☆読み終わった想像よりすごい話だったな はじめてムーミンシリーズを読んだけど、面白くて一気読みした。すぐに弱音を吐いたり話の腰を折ったりするスニフのことを最初はあまりよく思わなかったけど、読み進めていくうちに彼自身の不安やある意味子どもらしい純真さを感じてちょっと苦しくなった。でもそれこそが彼の魅力なのだと思う。大人びたスナフキンやスノーク兄とのやりとりが面白い。理性的で現実的なことを言うスノーク兄に対し、ムーミントロールが怒るシーンが好き。あと、スナフキンのことをもっと知りたくなった。言い回しの雰囲気もかなり好き。 読みながら、「子どもが子どもらしくいられることの平和」についてちょっと考えたりした。ムーミントロールやスニフ、スノークのおじょうさんが好きなことを好き勝手言う様においおい……と思ってしまう部分もあったけど、読み進めるにつれてスノーク兄が兄らしく振舞っていることに対する危うさ、みたいなものも感じた。きっと子どもの頃に読んでいたら抱くことのなかった感想だと思う。 「まあね。だけど、しっぽの分はないな。しっぽは燃やしちゃえよ」 「ひょっとこやろう、老いぼれねずみのしっぽ。おまえは、死んだ豚の昼寝の夢みたいなやつだな!」 「しかし、美しいよ。こわくて、美しいよ。それに、今までだれもここへ来たことがないって考えるとさ……」 「彗星って、ひとりぼっちで、ほんとにさびしいだろうなあ……」 「うん、そうだよ。みんなにこわがられるようになると、あんなふうにひとりになってしまうのさ」 「もう、すんだのよ。わたしたちは、ほろびたかもしれないけど、ともかく、すんだのよ」 - 2026年8月22日
ジブリをめぐる冒険池澤夏樹,鈴木敏夫気になる - 2026年8月22日
調香師の手帖中村祥二気になる - 2026年8月22日
デザインのめざめ原研哉気になる - 2026年8月20日
薬指の標本小川洋子☆☆☆☆読み終わった「薬指の標本」が☆6で「六角形の小部屋」が☆3って感じ。弟子丸氏が、怖~い……でもめちゃくちゃかっこいい。大好き。ひとつひとつのシーンに一切の無駄がなくて、いつか全部自分で書き写したい。 「『ところでここは、デートの場所としても最適だも思わないかい? 誰にも邪魔されないし、清潔だし、音が反響するから、こんな風に顔を寄せ合って小さな声でささやかなければいけない』 彼がふざけて耳に息を吹きかけてきたので、わたしはびっくりして浴槽の中へ落ちそうになった。彼は笑いながらわたしの肩を押さえた。」 「『さあ、考えて。一番、痛い思いをしたことだ。痛くて、苦しくて、怖い思いだよ』 彼の口調はずっと変わらず穏やかだったが、言葉の一つ一つは冷やかだった。そういう言葉を彼は、いくつもいくつも隠していた。いつまで黙っていても、彼はあきらめてくれそうになかった。」 「自由になんてなりたくないんです。この靴をはいたまま、標本室で、彼に封じ込められていたいんです」 - 2026年8月20日
令和反逆六法新川帆立☆☆☆読み終わった動物裁判の主人公が私に合わなさすぎて断念しかけたけど、「シレーナの大冒険」「健康なまま死んでくれ」は好きだった。設定やストーリーは面白いけど女に対するルッキズム的な雰囲気はあまり好きではなかった 『何重にもとったバックアップのうちの一つが生き残ったとして、それがシレーナといえるのだろうか。シレーナの要素だけを抜き出して、コピーして、新しい器に入れ直す。できたものは、自分なのだろうか。』 - 2026年8月19日
- 2026年8月16日
静かに生きて考える森博嗣☆☆☆☆読み終わった印象に残ったのは第25回「書くこと 作ること 生きること」、第26回「働くことは『偉い』のか?」 自分にはできるはずがないと思うこと、人生が上手くいっている人のことをまるでフィクションのように思ってしまうのをやめるにはどうしたらいいんだろう 『自分が好きなようにできない、と感じている人たちは、まるで自分の人生をコンテストに出品して、周囲から審査を受けるような具合に、日々を捉えているみたいだ。』 『一人なら、自分に正直でいられるし、自分がどう感じるかを見ることで、人間というものの綺麗なところも汚いところも、一番正確に観察でき、人間が理解できるだろう。』 - 2026年8月13日
GOAT Summer 2026宮島未奈,尾崎世界観,山内マリコ,梨,麻布競馬場☆☆☆☆読み終わったはじめて文芸誌を読み切った!食がテーマだったおかげかも。面白かった~ GULA/小田雅久仁、山口祐加とダ・ヴィンチ・恐山の対談、福徳秀介のエッセイ、ゴートアム短歌賞あたりが好きだった - 2026年8月6日
資本主義を半分捨てる青木真兵☆☆☆読み終わった『日々の暮らしの中でふと感じる違和感、理由もなく惹かれるもの、なぜか手をつけるのが早い仕事など。それらの中に自己ニーズの「尻尾」が隠れています。それは明確な形をもたないまま、日常の片隅にちらりと見え隠れする。』 「不完全な司書」も合わせてまた読みたくなった。私自身の自己ニーズってなんなんだろう 私自身、いわゆる仕事に対してマイナスな気持ちがそれほどない人に対する偏見があるように思っているけれど、そういう人がこの本を読んで、『生きずらいという感情を持っている人』の存在を認知したとき、何を思うのか気になる。 - 2026年8月5日
- 2026年8月2日
信仰村田沙耶香☆☆☆☆読み終わった最近は村田沙耶香を読むことができる精神状態なので、面白いと感じることができた。どの作品も好きだけど、『無害ないきもの』が謎の残る感じで雰囲気が好き。『信仰』『カルチャーショック』あたりも読みやすくて好きだった。なんとなく韓国文学のSFっぽい感じもある。 『人間の習性として、自分が楽になるために記憶や事実を改竄してしまう性質がある。それは、人間が存続し、生きていくためにはもちろん必要な習性だったのでしょう。ですが、罪滅ぼしをしたあと、全滅して生き物として終わりにし、害獣としての自分たちをきちんと処分しよう、という段階に入った今、事実を隠蔽せる愚かで邪魔な性質でしかありません。』 - 2026年7月28日
- 2026年7月26日
美しい夏パヴェーゼ,河島英昭☆☆☆読み終わった - 2026年7月26日
昼間のスターゲイザー 占いと心理学の対話東畑開人,鏡リュウジ気になる - 2026年7月25日
悲しみよ こんにちはフランソワーズ・サガン,Francoise Sagan,河野万里子☆☆☆☆読み終わったなにより、書き出しが良すぎる。 「ものうさと甘さが胸から離れないこの見知らぬ感情に、悲しみという重々しくも美しい名前をつけるのを、わたしはためらう。」 - 2026年7月24日
パッキパキ北京綿矢りさ☆☆☆読み終わったラストの思想の畳みかけが好きだ~ 『私にとって知性とはムカつく相手をどれくらい早く言い負かせるかだし、教養とは狡い男に騙されず自分の好きなように生きるスキルのこと』 オーディブルで再読するのもいいかもと思ったけど検索したら無さそうで残念。テンポ感と勢いがよくてそれほど長い作品でもないから、音声でいつか聞いてみたい。
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