骨を喰む真珠
54件の記録
M市のR氏@aoi-honmimi2026年8月21日読み終わった─咳に効く奇跡の薬。そして、ある一家の秘密。 大正時代、大阪の新聞社に身上相談として届いた手紙にただならないものを感じた婦人記者・新波苑子は、手紙の送り先の丹邨(にむら)邸に潜入する。 そこには、あまりにも若すぎる製薬会社社長夫人の姿や手紙の送り主で丹邨家の長男・孝太郎の様子と彼に無理やり食事をさせる両親の姿、それを淡々とみつめる影で一家を牛耳る存在。一家を観察する苑子に射抜くような視線を向ける社長秘書。そして、持病がある苑子に与えられた丸薬。そこから結びつく伝説の存在が物語に大きく関わっていく。 グロテスクな描写がありつつも全体的にライトな印象で、作中の人物たちの察しがいいことから早く物語が進むけれど、それ故に淡白にも感じてしまう。アクの強さやおどろおどろしさが足りないことが物足りなく感じて人物描写も踏まえて惜しいという感想だった。
いちのべ@ichinobe32026年8月10日読み終わった新聞社に届く奇妙な手紙、豪邸へ潜入取材する婦人記者、奇妙なほど若々しい夫人、咳に覿面に効く丸薬、夜な夜な庭へ出ていく美しい娘……というミステリアスで耽美な舞台仕立てで、人間と人外それぞれの欲望が引き起こす悍ましく悲劇的な物語が描かれていた。前半は怪奇ミステリ、後半は冒険譚のような印象。 前半の主人公である苑子の真っ直ぐな気性や勇気に好感を持っていたので哀しい気持ちもあるが、妹の栄衣と同僚の操が遺志を継ぐ凸凹バディめいた働きを見せるのは物語として面白かった。 礼衣をはじめ、悪い行いをしでかしたものは報いを受ける(白潟もある種の罰を受けることになる)という結末で、割合に爽やかな読後感だった。
盛り@fzke03152026年7月27日読み終わった北沢さんの書く人外がすごく好きだ。 礼以の悪役ぷりもいいし主役交代の3人もいいしキーパーソンの白潟さんもいい。 人外イケメン白潟さんが絶望していくのがめちゃくちゃ良かったのと死んだらどうしようとドキドキもした。

みかん猫@choma2026年4月28日読み終わった著者の『をんごく』とアンソロ短編が良かったので気になってた本。大正時代が舞台で、装丁のような耽美で幻想的な雰囲気のホラー。とはいえ、前作ほどははまらなかったかな。乗り込んだ工場での光景はゾッとしたけれど、なんでそんなふうになってしまったのかの記述がなくて、モヤモヤが残った。最後もちょっとご都合展開に見えた。
tomo̶̶͞͞͞@tomogaki2026年4月7日読み終わった@ 大阪大学ホラーなのにどこか幻想的な空気感を纏っていて良かった。設定がめちゃくちゃ面白い分、もっと深掘りして欲しかったなという気持ちもある。
kaokao@booooook8292026年2月25日読み終わった時代背景(大正時代!!)も製薬会社社長のお屋敷に女性記者が潜入取材という流れも大好物過ぎて🤤 難題に立ち向かっていくチーム感が後半につれてみんな幸せであれと願わずにはいられない... 描写が本当に美しくそれゆえ残酷さもより際立ち恐ろしい...でも好き‼️


きなこ@kinaco_mochi22025年12月9日読み終わった借りてきたまた人外だ!!! 悪い人魚と復讐したい善い人魚の戦い、そして善い人魚と結託する女たち 設定だけ見ると文庫本でしか売られないような薄くて軽い小説になりそうなところを、大正時代の雰囲気ときっちりした文体とホラーの要素がちゃんとした小説にしてる感じ 同じ設定を「生殖記」の感じの朝井リョウの文体でやったらいよいよラノベっぽくなってしまいそう 「をんごく」も時代設定が大正だったはず 作者がその点にこだわりを持ってるんだったかな その雰囲気が作品の核にあるように思う それがなかったら全然違うものになってるかも そして別にバディものとは思わなかった 前作が強すぎた
amy@note_15812025年8月23日読み終わった感想デビュー作の「をんごく」がおもしろかったので2作目(のはず?)も読んでみた 「をんごく」のときも思ったんだけど作品のなかに満ちる幻想的というか耽美というか、そういう雰囲気がかなり好みである…。時代や舞台設定も好き 女性記者が怪しげな製薬会社の社長宅に潜り込むという展開がわくわくする。これは主人公が途中で変わるのか、そもそも定めていないということなのかな いわゆる調査ものっぽい内容が私はとても好きなのでぐいぐい読みすすめて、そこから徐々に明らかになる社長宅の秘密やそれに向かっていく展開が楽しく読めた なんかホラーというよりもミステリっぽい楽しみ方をした。ミステリが好きなのでOKです 途中から女性同士のバディっぽい描写が増えてうれしかった~~~。北沢さん、バディものお上手だよな…これからも読ませてください












































