絞首商會
24件の記録
りら@AnneLilas2026年3月30日読み終わった聴き終わった本の中の本明治・大正時代@ 自宅『サーカスから来た執達吏』が面白かったので、夕木春央の大正時代もの2冊目、デビュー作を読んでみた。 主な連絡手段が電報という時代だけに、現代とは比べものにならないくらいのんびりしており、探偵二人組が登場するまでも長かったし、容疑者が4人の誰かなのが明かされるだけでその後もなかなか進展しないので、聴いていてすごく長く感じた。 探偵役の蓮野が元泥棒で、以前泥棒に入った屋敷の住人から捜査を依頼されるというのはちょっと斬新。相棒は売れない画家の井口。火炎瓶を華麗に投げる女学生こと、井口の姪の峯子が大活躍。 被害者の親族関係が複雑で最後まで正確に把握できなかったので、村上家の家系図が欲しかった。 水上婦人が伯父の研究を手伝うためにかつてドイツに滞在しており、一次大戦でやむなく病の子を置いて引き上げなければいけなかった経緯や、当時は最先端の科学だった血液の研究のくだりは面白かった。 無政府主義者の結社の実態がいまいち掴めず、動機についてもそれを調べてもらうために殺しまでするのかというとやや説得力が足りず、他の方法があった気がする。 『サーカスから来た執達吏』のユリ子の雇い主・晴海商事の社長が、画家の井口くんのパトロンという設定以外に両作品に繋がりがあったのかどうかはわからなかった。 『サーカス〜』には確か幽閉中の暇つぶしに『若草物語』が与えられたというエピソードがあって、『絞首商會』にはアメリカのベストセラーという触れ込みでウェブスターの『あしながおじさん』が出てきた。 オーディブル2.15倍速。
タナカ@tnk2026年3月27日読み終わったAudibleこの質感で人間を描く人が『方舟』『十戒』を書いたのかと思ったら興奮を禁じえないですね……。同時に納得感もある、かも……。 トリックや展開というよりも(もちろんそちらも大変面白かったのだが)、人の描き方が丁寧で誠実でそれだけでもう読んでいていてずっと心地良かった。僕は本作の探偵役や助手、依頼人のような気持ちの良い人間が好きだ。 嘘つきが嫌いだという人間はこうあってほしいよな……としみじみ思ったし、つい最近に嘘嫌いの探偵が出てくる作品を読んで不満を募らせていたので比較してしまった。いやそちらの作品は、探偵が若いからという免罪符もなくはないのだけれど……。 蓮野の人間嫌いの塩梅がマジで好きだな〜…。 傍にいる井口に対する時と、そうでない時との配慮のさじ加減が絶妙。配慮のスイッチ切ったな〜がわかるんだけど雑さがあからさま?でなくて、なんというか……上品なラフさでとても良い。 例えば、水上さんが昼食にとサンドイッチを差し入れる提案をしたり、依頼報酬を持ってきた際に蓮野が、自分は要らないけれど井口くんに、と勧めるの、たぶん井口くん相手じゃなかったら絶対やらないじゃんね。率先して関わってる人物を差し置いて同席してる助手自らが「そんなら頂きますね」ってまずならないだろうし、蓮野はそれをわからない人ではない。そもそも「そんなら頂きますね」って人を蓮野は自分の傍にいさせないと思うし……。だから、「井口くんに」と井口の目の前で井口への配慮スイッチオフで勧める仕草に、彼への気の置けなさがすごく表れてる気がしてす〜ごい興奮した。 あとどうでもいいけどそんな井口くんが所帯を持っているのも好き好きポイントです。人物設定・描写のバランス感覚がめちゃくちゃ自分好みだった。



niwa@niwabun2025年11月14日読み終わったaudibleキャラクターよし! 要所要所のシーンも楽しめる! なのに、謎に漂う(今なんの話かな……)感……。 ちょっと長くてなかなか事件が進まなくて、こちらの集中力がきれてしまった…… このキャラクター面々で短編集なら読みたいかもなー!舞台が大正時代なので、女性キャラがただのあたたかい家庭提供要員なのかな〜って思ってたらちゃんと有能で攻撃力高めなのが書かれてて良かった! 夕木先生の書く女性キャラ好きかも〜〜〜!ってなる。 でもこれ、何も知らなくて読んで『方舟』の作者と同じ人とは思わないかも〜 それくらい違う雰囲気のお話だった!
まく@maku2025年11月11日読み終わった大正時代を舞台にしたミステリーで秘密結社が出てくるあらすじに惹かれたが、文章が私には読み辛く感じたのと500ページ以上あるので読み終えるまでかなり時間かかった。 真犯人の動機は思いもよらぬことで最後の数ページは面白く読めて驚かされた。













