昭和16年夏の敗戦
20件の記録
碧の書架@Vimy2025年10月16日まだ読んでる2025年8月のNHKスペシャル「シミュレーション~昭和16年夏の敗戦~」が良い出来で(キャラ変には思う所があるけど)、積読から引っ張り出した。 更に、石破首相の戦後80年談話にも登場し、それが小泉元総理からぜひ読めと勧められたからだという記事を見た。友人は書店で新本を買おうとした所「岸田元首相推薦」の帯がついていて買う気を無くしたとのこと…wそんなに多くの政治家たちが読んでいる本なのだろうかw 出だしが「プロローグ」から始まり、登場人物が会話し進んでいく小説っぽい書き方で、何だか創作のように感じるけれど、ノンフィクションなんですよね。あと、ちょっと句読点が多くて息継ぎが頻繁な感じの文章で、読んでて私は息切れ感がありなかなか進まず…w 内容はとても興味深いです。誰もが必敗と分かっていながら開戦を止められない恐ろしさ。それが運命とか時流というものなのか、今でも人間はそういうものに絡め取られてしまうんじゃないか、というか現在進行形で流されているんじゃないか、なんて色々考えますね。






為田裕行@tamehiro2025年8月20日先週末のNHKスペシャル「シミュレーション」を見て、原作の『昭和16年夏の敗戦』を再読。東條英機の描き方がよかったな、と思っていたのだけど、原作でもしっかり言及されていたのだな。前は、「なんで総力戦研究所の成果を無視すんの?」という思いが強すぎたけど、無視する側にも事情もある。「権力をもつ者には責任がある」は、本当にそう。

semi@hirakegoma2025年7月19日読み終わった本当に読んで良かった。閣僚が会議の中で戦争に向かっていく様子、戦争を止められなかった後悔に胸を締め付けられる。 石油の計算量に対し、結論ありきでどんどん希望的な数値に変えていって会議で決議される様子は普段の仕事でもよく見る光景。「数字が独り歩きする」現象が決定打を与えていること、それを媒介した人は縦割りの官僚主義で罪の意識が薄いこと。ハッとさせられることばかりで途中からページをめくる手が止まらなかった。プロセスに注目すると、戦争時代に行われたことが、社会の中で繰り返されているように思う。 本当に良い内容だったが、若い頃に読んでも響かなかっただろう。当時の総力戦研究所員と同年代になったことで、より身に沁みる読書体験になった。
















