

tada
@tada7724
- 2026年10月3日
鯖赤松利市読み終わった近所のネットカフェで暮らしてた人の本 名前は知ってたけど、著書は読んだことなかった 先日亡くなって話題になって、試しに 一本釣の船団の話 時代遅れの漁法で細々と暮らす船団に、儲け話が舞い込んで…みたいな 面白かった… 一気に読ませる 人生に浮沈のある人の本だな、と思った どう考えてもハッピーエンドじゃないよなぁ、と思いながら、それでもグイグイ読ませる 新作はもう出ないけど、既刊の作品も是非読んでみたい - 2026年9月30日
赤と青のガウン彬子女王読み終わったこの前、「飼い犬に腹を噛まれる」を読んで、面白かったのでもう一冊 いや、面白かった! 以前、今の天皇の留学記「テムズとともに」を読んでとても面白かったんだけど、同じくらい良い 皇族ならではのエピソードも、大学院で博士号を取得する大変さも、嫌味なく描かれていて 普段エッセイはゆっくりめに読むのだけれど、一気読みしちゃった この人の文章は気持ちいいです 私事ですが自分がロンドンの大学院に行っていた時期が、天皇と彬子さんのちょうど中間にあたっていて、ちょっとした答え合わせにもなりました - 2026年9月28日
古本屋ツアー・イン・日下三蔵邸小山力也読み終わった姉妹本の断捨離血風録とセットで 今年のブックマーケットでお勧めされた本 本で埋め尽くされた、魔窟と呼ばれた自宅と書庫マンションをどうにか人が入れるようにする話 とにかく、部屋から廊下から、空間が全て本 足の踏み場はもちろん無く、寝るのも本の峡谷の狭間にうつ伏せで寝る、という状況 断捨離血風録は持ち主が、本書は手伝いをしていた人が同じ作業を別々の視点から書いている 読者から見ると同じことしてるんだけど、気にしてるポイントが違うのが面白い 今回驚いたのが、横溝正史全て売却、とか、ダブり本だけじゃ無くて今まで集めていた塊も手放していたこと 断捨離では触れてなかったのに…本人より周りの人の方が驚くんだ 逆に、ダブりだから売却、もしくは譲渡した本を再購入していること それ、意味なくない?と思うが、本人は大事な本は3冊は無いと…と平然としている 買い直しで本の状態は良くなってはいるけど… これも、本人の書いた断捨離では触れられていない つまり、本人にとっては普通なんだろうなぁ 同じ出来事を別視点から、という面白い読書体験でした 本そのものも、さくさく読めてユーモラスで面白いです 断捨離が本編、本書がサブテキストですね - 2026年9月26日
幽冥の岸 十二国記小野不由美読み終わったずっと読んでる十二国記の最新刊 白銀のサイドストーリー短編集 こういうサイドストーリー、大好き 物語の解像度が高まって、それぞれ味わい深い 白銀で王を逃すために結果的に見捨ててしまった里の話や、30年以上前に刊行されたエピソード2で一瞬だけ出てきた道化役のようなおじさんの話が、刺さる 元本を読んでいる時にはサラッと流してしまった出来事や、なんならマヌケな人だと笑って忘れていた人 視点を変えると評価も変わるし、なんというか、読者の視点は神の視点だったんだと反省してしまった タイトル作はみんな出てきて、シビアな内容ではあるけど楽しかった またシリーズを読み返してしまいそう… - 2026年9月26日
- 2026年9月22日
闇の左手アーシュラ・K.ル=グウィン,小尾芙佐読み終わったたまたま図書館で手に取った ゲド戦記は大好きだけど、それ以外は読んだことなかったな…と思って 遥か昔に人類が植民地として移住し、そのまま忘れられた星に、人類の代表として外交を開くために主人公がやってくる 両性具有の人々、面子やプライドを重んじ、戦争のない社会、特異な政治形態の中で翻弄される 後半はその中で唯一友人となったパートナーとの雪原の逃避行 ストーリーだけでも面白いが、この世界の文化人類学的な描写、肉付けが凄い 章の間に挟まれる現地の伝説や、両性具有に対する考察などが、この世界への解像度を高めて、世界を分厚くしていく 指輪物語やゲド戦記、十二国記とかの緻密な異世界好きにはたまらない 最後にあとがき読んで驚いたのは、これ、1969年の作品だった…ジェンダーの扱いとかテーマの取り上げ方、最近の作品だと思ってた… 面白いです! - 2026年9月20日
成瀬は都を駆け抜ける宮島未奈読み終わった随分前に図書館で予約、やっと順番が回ってきた 安定の面白さ 三部作で終わりなの勿体無い! 何年か後に完結編みたいなのが出るといいなぁ 短編集的な作りなのに、出てくる人がみんなキャラ立ってるのは凄い 個人的には森見登美彦好きのサークル、本当に京大にありそうで、笑った サクッと読めて読後感スッキリ、お勧めです! - 2026年9月15日
巷談 本牧亭 (河出文庫)安藤鶴夫読み終わった芸能関係で有名な本なのに、読んだことなかった 直木賞受賞作 すごく良かった 昭和37年、日本に一つだけ残っていた講談の定席、本牧亭まわりの人間模様 作者は小説、と言っているし、架空の人物も出てくるけど、半分ノンフィクション ほとんど実在の人物がそのまま出てくる 戦後、仕事が無くなり、屋根の無い2畳の部屋で日雇労働者に食わせてもらっていた桃川燕雄 ファンが本牧亭に交渉して再び高座に上がれるようになるくだり、じーんと来ます 数々の芸術祭を企画し、昔からの演芸を生き残らせようとした湯浅喜久治 作者の安藤鶴夫に私淑していたそう 湯浅の記録を留めるために書いた本、でもあると思う 他にも本牧亭の席亭おひで、浪曲から講談に転向した服部伸、燕雄を死んだことにして香典をせしめる都々逸坊扇喜、あともちろん作者の安鶴(作中では近藤亀雄)、それぞれ物語のある登場人物の群像劇 歯切れの良い江戸弁で気持ちよく、古い言葉も多いのにポンポンと読み進めました 今、神田伯山が出て、講談師も増えて、講談は再び少しだけ盛り上がっている 安鶴が生きていたら、コメント聞きたいな - 2026年9月9日
飼い犬に腹を噛まれるほしよりこ,彬子女王読み終わった最近、皇族関係のニュースが多く、エッセイを書いている皇族、ということで読んでみた 前に読んだ、今の天皇陛下の留学記(テムズとともに)は凄く面白かったので、それもあって いや、エッセイ上手! なんてことない日常が雅なんだけど、少年漫画読んでる庶民っぽさと、博士号取ってる頭の良さが滲み出てて、かつ鼻につかない 視野が広くて色々気がつくって、楽しいなぁ、と思いました 食べ物の話が多いのも良し 他のも読んでみる 息抜きにはピッタリ - 2026年9月8日
日本のいちばん長い日 決定版半藤一利読み終わった昔映画を観て、気になっていたので手に取った 最初の版が書かれたのが1965年 まだ戦後20年、その時存命だった人への取材を元に、1945年8月14日正午から15日正午までの政府、宮中、軍の動きをまとめたノンフィクション 話に一気に引きずり込まれて、最後まで読み切った 読んで良かった 今となっては歴史だけど、本が書かれた当時はまだほんの20年前の話で…生々しい 文体は少し時代がかっていて、取っ付きづらいけど、すぐ慣れます - 2026年8月30日
断捨離血風録日下三蔵読み終わった今年のブックマーケットで本の雑誌社が出品していて、編集を担当された方から『面白いですよ!』とオススメされたので 自宅と2LDKのマンションに、13万冊以上の本を所有していた日下三蔵さんが、一念発起して蔵書の整理をする!というだけの本 だけ、なんだけど、何故か面白い… 足の踏み場が本当にない自宅とマンション ほぼ全ての部屋が奥まで侵入不可 廊下は本の壁の隙間を縫って使い歩き 床に積み上がる本の山が軍艦のように 寝る場所もなくなり本の壁の隙間で就寝 うつ伏せで寝返りも打てずに寝ていたら、高血圧に 次々に発見されるお宝本 次々に組立てられるカラーボックス300個 カラーボックス、ホームセンターから在庫がなくなる 本好きには夢のような、悪夢のような… 3年かけて、13万冊が10万冊になったそうです 手伝っていた古本マニアの人が、この3年間を別視点で綴った本も出ているので、次はそれを読みます! - 2026年8月27日
- 2026年8月22日
鞍馬天狗のおじさんは: 聞書・嵐寛寿郎一代嵐寛寿郎,竹中労読み終わった東京ポッド許可局で、間違いのない名作、と評されていたので読んでみた 嵐寛寿郎に思い入れなく、映画を通しで観たこともないが…面白かった! メインのアラカンの聞書部分は、ポンポンと歯切れの良い京都弁が聞こえてくるような気持ちよさ 内容も破天荒なようでいて筋の通った、明治の男 大スターになったあとで2回も映画辞めてて、飛行機の免許取ったり、パチンコ三昧になったり、飄々として不思議な人でもある 竹中労の、アラカンへの愛と、大衆向け映画差別への怒りが炸裂している 読んでいる最中に、国立映画アーカイブに行ってみたのも、多角的に理解できて面白かった 熱い時代の一端に触れられたような気がする - 2026年8月18日
- 2026年8月17日
- 2026年8月13日
苦役列車西村賢太読み終わった個人的に少しブームが来ている、私小説 私小説で芥川賞受賞か…と思い読んでみる 私小説らしい、ダメなボクを吐露する系だけど、舞台が現代で生々しい どこからどう見てもダメでも、それを噛み締め続けると小説を書けるのか 下には下がいる、と思って読めばいいのか ただ、受け止めればいいのか 感想書きづらい でも、なぜか読後感は暗くない 他の本も読んでみる まだ私小説ブームは続きそうです - 2026年8月9日
山の人魚と虚ろの王山尾悠子読み終わった山尾悠子、飛ぶ孔雀に続いて2冊目 誰かが言ってたけど、まどマギの魔女の結界が延々続く…と思ったら現実に引き戻され、またいつの間にか結界へ… 描写が延々と続く本は苦手なはずなのに、引き込まれるように読み続けてしまうのは、独特のリズムとバランスなのかな 幻想文学に少しでも引っかかる人は読んでみて欲しい 純粋な幻想の結晶 まだ読んでいない作品が沢山あることがとても嬉しい - 2026年8月9日
- 2026年8月7日
火星の人〔新版〕 下アンディ・ウィアー,小野田和子読み終わったプロジェクトヘイルメアリーの作者のデビュー作 ヘイルメアリーと同じくらい面白い! 極限状態でも、主人公が明るいのがたまらない 何度も声を出して笑った あと、ストーリーを盛り上げるための事故とか恋愛とかは起こらず、ひたすらどう生き延びるかに集中してるのが良い アメリカ映画やドラマみたいにわざとらしいのは、嫌いじゃないけど鼻につく時があるので…(私見です) ああ、良いSFを読んだ 読んで良かった - 2026年8月7日
火星の人〔新版〕 上アンディ・ウィアー,小野田和子読み終わった
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