此の世の果ての殺人
39件の記録
- セーラ@sarah_note2026年3月31日読み終わった数カ月後に隕石が落ちてくる世界で、絶望した人々がそこらかしこに転がっている中、教習所に通うハルと教官のイサガワ先生。 教習で使った車のトランクから殺された女性の死体を見つけ、警察も録に機能していない中、荒廃した世界で過ごす人々と出会い犯人を追っていく。 初めてアポカリプス(ディストピア?)ものを読んだのだけれども、謎を解いていく楽しさよりも、絶対的な窮地に追い詰められている人々の挙動、心情を追うのが面白い。 物語はハル視点で進むものの、彼女の少し離れたところから見るような性格からか、展開も悲壮感漂うことなく淡々と進む描写のおかげか読みやすかった。 終わり方も何かを達成したかのような清々しさを感じて終わる。 初めて読むジャンルのデビュー作として良い出会いでした。
きのこのこ@kinokonoko_1232026年3月7日読み終わった借りてきたReadsで知ったもうすぐ小惑星が衝突して皆死ぬのに、隠すように放置された惨殺事件の跡をきっかけに、なんで、どうして、な部分が気になって読んだ。 人や街の雰囲気は世紀末感が漂ってるのに、 事件を調べてる場面になると外の雰囲気を忘れるくらいしっかりミステリー小説になるのが斬新だった。 そんな中で、2人の教習車場面や途中で出会う了道兄弟たちとの場面は、事件の事を調べてるのにちょっとだけ世紀末感を忘れられて読み心地よかった。 最後はそれぞれの人の根っこ部分に心が滲みた。 文庫本出たら再読しよう。


ゆるみす@15yurumys152025年12月31日読み終わったミステリーあと数ヶ月で小惑星が衝突するよ!の滅亡寸前の世界で殺人事件が発生!どうせすぐみんな死んじゃうのに何故?!の事件を追う女子バディもの。 衝突予定で人々が逃げ出した後、その地に僅かに残った人々の終末感漂う独特の空気感。







Tomy@books_tomy2025年12月25日読み終わった第68回江戸川乱歩賞受賞作、作者は受賞時23歳というのだから驚き。 舞台はあと2ヶ月で小惑星が衝突して地球が滅んでしまうという世界。そんな終末世界において何故か自動車教習を続けている自動車学校の教官と生徒が連続殺人に出くわしてしまい、事件の捜査をしていくというミステリ。 主人公2人のバディ感がとても良い。 それと、もうじき地球が滅亡するという非日常でも冷静に受け入れて、淡々と『日常』として過ごそうとしている主人公の視点が面白い。 また他の登場人物の描き方も特殊状況下ということもあってピリピリ緊張感のある場面や、逆にホッコリと心温まる場面もあったりして緩急があり、話の世界観にのめり込んでしまった。 話はどんどんスピーディーに展開していくので最後まで夢中になって読めた。



橘海月@amaretto3192023年7月2日読み終わった#ミステリ隕石が迫り滅亡に世界が混乱する…別の本でも最近読んだ手垢がついた設定だが、これは文句なく面白い。今更教習所に通うハルになぜか付き合うイサガワ先生。母は失踪父は自殺弟は引き篭りの彼女が、トランクに死体を見つけてから事態は動き出して…疾走感が凄い。 物語が進むにつれ事態はどんどん深刻になって、でもイサガワ先生始め登場人物の飄々とした良さは変わらなくて。非日常の中の日常を描くのがとにかくうまい。ハルの弟に対する微妙な心境の揺らぎも、正義が暴走するイサガワ先生の危うさも良い。ラストまで一気読みできてよかった。文句なしにおすすめ。 読み進めながら自然と映像が浮かぶ小説だけに映像化も向いてるなと思いつつ、下手に映像化されたら嫌だなと思った。まず映画化でイサガワ先生が女性から男性にされてしまいそうなあたり…。主人公ハルが不安を抱きつつも他人と二人で行動できるのは、同性だからというのが一番大きいと思うので。





















