わたしの美しい戦場
27件の記録
なかやま@asheepinthewell2025年11月13日読み終わった借りてきた誰かに似ている...平松洋子さんの文体だ。平松さんはサービスを受ける側としての文章が多く、寿木さんは主にサービスを提供する側で、客として受けた経験も書かれる。提供する側としての思想や具体的な料理のこと、受ける側として食べたものや経験したこと両方が書かれていて、そしてなんというか、ドラマチックな表現が多いのが印象的。これだけの要素があるのに長すぎない、且つとっ散らかっていないのがいいと思います。


- さておき@sekirei-naku2025年10月29日読み終わった見知らぬ土地に古民家を購い、修繕し整え暮らす、新しい日々。緑豊かな里山の地で宿を営み、心を尽くした料理で人をもてなす。理想の丁寧な暮らし。しかし自然は圧倒的で、日々を円滑に整えていくためには知恵も気力も体力も必要。五感を駆使して挑む戦いだろう。 紡がれる文章がとにかく豊かで美しい。ずっと読んでいたくなる。 三星玲子さんのはっと目を奪われる表紙と挿画もとても素敵。


読書日和@miou-books2025年10月13日読み終わった知らない土地に古民家を買って宿のオーナー/シェフとなり、各地から訪れる人をもてなすようになった著者。 築130年の古民家と聞いただけでワクワクするし、エッセイの中で紹介される土間の温度感。そして雪見障子からの光の美しさ・・遠矢山房の姿が想像でき、一緒に時間を過ごしているかのように感じられる。 春はふきのとうを摘み、竹の子を掘る。夏は草を刈って桃をかじる。秋は柿を干して鹿肉を焼き、冬は薪を割って柚子を蒸す。四季を十分に味わう12か月のお話。 やっぱり食べ物のお話が食いしん坊にはとても魅力的で。時間をかけてつくるもてなし料理の満月卵。薪ストーブでじっくりつくるさつまいも。タケノコ、、、五感を刺激されて、そして想像することでリラックスして、幸せな気持ちになりました。これってマインドフル読書?束の間満員電車から心は山梨へ。 ここ1週間くらい夜な夜な山梨の古民家物件紹介サイトを眺めてニヤニヤするという余韻つきです。























