子どもの本は、子どものものだけではなく、大人（何をもって大人というかは難しいけれど）にとっても響くものがある…ということを改めて考えるきっかけとなった。 まず、河合隼雄さん、長田弘さんのお二人による作品の考察がすばらしい。考察されている一冊一冊を読みたくなり&再読したくなってしまう。

「ツカレナオース」は「おつかれさま」 太平洋の島、パラオ共和国は日本と国旗が似ていて時差もなく、パラオ語の25パーセントが日本語。 右ページに日本語例文（この例文も、普段こんなこと言う？と思うような面白い感じ）、左ページにパラオ語訳というつくりの本。 小口の仕掛けもとても良い。