シンプルな情熱

シンプルな情熱
シンプルな情熱
アニー・エルノー
堀茂樹
早川書房
2002年7月1日
14件の記録
  • hinatsu
    @hnttym
    2026年2月23日
    小説のなかで一番くらいに好きな本なのだけれど、なぜなのかうまく言えない 大胆、直接的、性愛、激しい感情という表面的な部分だけで誤解されたくないと思う一方、そういう要素を文学的でないとか、理性的でない下位のものだと見なされたくないという思いにもなる 自分のなかのままならなさへの驚くほど冷静なまなざし、隠すことなくすべてを表現する真摯さがある 一番ダサくない
  • 綾鷹
    @ayataka
    2026年2月14日
    離婚後独身でパリに暮らす女性教師が、妻子ある若い東欧の外交官と不倫の関係に。 彼だけのことを思い、逢えばどこでも熱く抱擁する。 その情熱はロマンチシズムからはほど遠い、激しく単純で肉体的なものだった。 「ある女」に続いて。 アニー・エルノーは自伝的な作品が多いのかな。(2作しか読んでないけど) 相手を片時も忘れられないほどの恋をし、そのために、クラシック音楽を捨ててこともあろうにシルヴィ・ヴァルタンに聴き入り、女性誌を手に取ればまっさきに星占いの頁を開き、つまらぬことで根拠のない嫉妬に悶える・・・・・ 共感に加えて、現実を直視する強さを感じる内容だった。 最後の「今の私には、贅沢とはまた、ひとりの男、またはひとりの女への欲しい恋を生きることができる、ということでもあるように思える。」という言葉が素敵だった。 ・化粧がすみ、髪も結え、家の中も片づいて用意がととのってしまうと、私は、たとえ時間が残っていても、読もうとする本は手につかず、生徒たちの答案のチェックをする気にもなれなかった。ある意味では、Aを待つことから気持ちを逸らせたくなかったのだともいえる。待つということを大切にしたかったのだ。しばしば一枚の紙に、日付・時刻とともに「もうすぐ彼が来る」と記したうえで、彼がもしかしたら来ないのではないかとか、いつもほど私を欲しがっていないのではないかとか、不安な気持ちを文にして書きつけた。夜になってから、その紙をもう一度取り出し、「彼が来た」と記し、その日の逢い引きの細々したことを思い出すままに書き連ねた。それから私は、乱雑に文字を書きなぐったその紙を前にし、それぞれ事前と事後に書いたのだけれど、一気に続けて読むことのできる二つのパラグラフを眺めて、茫然自失した。この二つの書きつけの間に、いくつかの言葉が発せられ、いくつかの動作がおこなわれた。 その言葉や動作に比べたら、それらを定着しようとして文章を綴ることも含めて、他のいっさいの行為は取るに足らなかった。彼の車ルノー25の二つの音、ブレーキをかけて停車する音とふたたび発進していく音に区切られた時間の持続の間、私は確信していた。これまでの人生で、自分は子供も持ったし、いろいろな試験にも合格したし、遠方へも旅行したけれど、このことー昼下がりにこの人とベッドにいること以上に重要なことは何ひとつ体験しなかった、と。 ・私は、人がその気になればどんなことを仕出かし得るか、何でもやりかねないのだということを発見した。崇高な、あるいは致命的な欲望、みっともない振る舞い、あるいはまた、自分自身がそれに頼ったり訴えたりすることになるまでは他人事として見て、およそばかげていると思っていたある種の嬉心や行動…………..。彼は、彼自身の知らぬ間に、私を以前より深く世界に結びつけてくれたのだ。 ・子供の頃の私にとって、贅沢といえば、毛皮のコート、ロング・ドレス、それに海辺の別荘だった。その後、贅沢といえるのは、知識人の生活を営むことだと信じた。今の私には、贅沢とはまた、ひとりの男、またはひとりの女への欲しい恋を生きることができる、ということでもあるように思える。
  • utautomo
    utautomo
    @timeescape
    2025年12月21日
  • 犬川蒔
    犬川蒔
    @hmbllue
    2025年9月25日
  • Roko
    Roko
    @Roko1957
    2025年9月21日
    恋するのに理由はないし、歳も関係ない ただ情熱があるだけ
  • 絵美子
    絵美子
    @835emiko
    2025年8月15日
  • a scene
    @ohayosoci
    2025年7月20日
  • 離乳食
    離乳食
    @munimuni
    2025年5月13日
  • 黒井 岬
    黒井 岬
    @caperoy
    2025年5月7日
  • pinoko66
    pinoko66
    @pinoko66
    2025年4月26日
    高校生の時に読んで、かなり印象深かった本。文庫で再読を。かなり、余白があって、ゆっくり組まれてて、読みやすい。単行本もそうだったね。 ある男性を待つことしかしなくなったっていうのがこの余白からも感じられる。
  • かやの
    かやの
    @mai_books11
    2025年3月9日
    情熱の消えゆく過程をアニー・エルノーらしい細やかな心理描写で描いてゆく。 この話は愛についてだけど、なにかしら熱中したことがあるひとには身に迫って理解できる話だと思う。 安っぽいゴシップネタかと言われ評価が極端に二分したらしいけれど、私は高評価側。 このレベルで陳腐と言われるフランス文壇……
  • 白雨
    白雨
    @nocturnalism
    2025年3月7日
  • ストレートに思考を表現する能力ってすごい
  • らこ
    らこ
    @rakosuki
    2015年7月29日
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