伏線が面白い作家さんだけど今回も面白かった!!サクッと読めます

なにこれ気になる

死後49日以内なら現世に戻れます。虫の体、動物の体、お貸しします...「冥土レンタルサービス」を訪れる“お魂様”を描いた連作短編集。 「おお繋がった」が随所にあって楽しい。時系列で整理したくなる。基本コミカルだが、ラスト...！

連作らしいオチの付け方が好き

死んだあとも、生前の徳ポイントに応じた生物の体を借りて、しばらく現世に戻ることができる「冥土レンタルサービス」の連作短編集だそうな。ちょっと気になる。

死んだ人があの世で動物や虫をレンタルして現世にちょっとだけ帰ってくるお話。 生きてた時の積んだ徳の数によって、借りれる生物が違うのも面白い。 連作だけど、登場人物に実は繋がりがあったりしてその点にも面白さを感じれた。 自分が死んでからこんなサービスがほんとにあったら良いなーって少し思った。 読み終わってから、虫とか見ると誰かがレンタルしてるのかも、、とかちょっと思うようになっちゃった(笑) 終始おもしろかったけど、サービスについての同じ説明が何回も入るから途中から、その部分だけ流し読みしちゃいました。

実は時系列がバラバラだったり、登場人物に繋がりがあったりと遊び心を感じるが、「死んだ後にレンタル生物を借りて現世に戻る」という設定の繰り返しなので、読んでいて少し飽きを感じるかも。

あらすじから面白そうすぎて買ってすぐ読み始めた。 お梅もそうだったけど笑える場面があって心が重くなりすぎなくていいし、一方で、みんなが自分の人生を、当然だけど人間一人分の密度で生きていることを感じることができた。 自分の人生と同じように、他人の人生にもその年齢分の苦悩や喜びの物語が詰まっているんだなぁと思うなどする。

気軽に読めるものが欲しくて。