世界のほうがおもしろすぎた
32件の記録
- まめの@mameno2026年6月25日読み終わった自分が惹かれる文章を並べてみたら、根っこにあるのは「確定させないことへの信頼」なのかもしれないと思った。 わからないもの、ぴったり言い切れないもの、まだ名づけたくないもの。 それらを「欠けている」のではなく、余白を含んだものとして受け取ること。 すぐに正解に回収しない。 自分の中にある複数の自分も、矛盾も、曖昧さも、そのまま置いておく。 それは優柔不断ではなく、物事を狭めすぎないための豊かさなのかもしれない。 ---引用 思想とか文化というものは、チグハグのほうがいいと思っているんです。チグはチグ、ハグはハグというふうに、どちらかにはっきりさせないほうがいい。それを何もかもはっきりさせて、きっちり分けられるものを分けよう、取り違えをおこさないようにしようとしすぎると、〇✕式の答えあわせにこだわる社会、コンプライアンス型の社会にどんどん嵌まっていってしまう。これはやばいですよ。 もちろん、チグハグ状態はあまりにも曖味に見えるので、ふつうは耐えられない。どちらかにしてほしい、はっきりさせてほしいと思ってしまいがちです。でも、本来はどんなものも、チグとハグの両方状態で、抜けばいいのか打てばいいのかはっきりしないものなんですよ。自然界では、生命も物質も、植物の芽から素粒子・量子にいたるまで、だいたいのものがチグハグ状態にあります。それをチグとハグに分けているのは人間側の事情や都合にすぎないし、しかもごく一部分でしかかかわろうとしない見方になっていることが多いんですね。 実物そっくりになるというのではなく、ある程度の幅をもって許容しうるものにしていくというのかな。 ですから、見えるものと見えないものとの関係ということだけじゃなくて、見えても少し保留するもの、仮置きにしておきたいものもいっしょに入れておく。 いまはポップスなども正しいこととか、多数の人が理解できることに寄せすぎていて、つまらないですね。変異や事変を取り入れられなくなっている。誤解されたり理解されなかったりすることを恐れすぎているような気がします。 本当は、誰もが自分のなかに、いくつもの自分というものを持っている。かつてプロ野球選手に憧れた自分、ピーター・パンのように空を飛べると思っていた自分、ファイティング原田のように三分間の闘いに挑もうとする自分というようにですね。 自己というのはほんとうに覚束ないものだ、自分で「これが自分だ」と思っているものなんて、ほとんど当てにならない、自分というものもまたトレースできないものなのだ つまらないところがあるなんて、当たり前のことですからね。 じつは、どんな著書も、いちばん書きたいことを、あんがいちゃんと着けていなかったりするんですね。 どんなテキストも、最初の読者は書いた本人なんですね。その最初の読者である自分というものを、どれくらい膨らませていけるかを、文章を書きながらずっと意識しています。 【空(くう)】 真理を知っていながら追求をそらすというか、直感はしているのに名指しはしないというか、あえてそこで勝負をかけない。 如来になるということも、勝負なんかと関係がないわけですよね。むしろ、そうなろうとすることに自宿や自慢を持ちすぎてしまってはいけない。そこを「空」のままにしておく。おそらく、そういうことに気がついた人たちが、あえて菩薩にとどまるというあり方を選んだんじゃないか。 --- 言葉で説明し尽くしすぎない、含みや意図しない解釈までを許容した文章


遠亜@toa_bookworm2026年4月30日読み終わった蔵書にしたい蔵書にしたい一冊。 調べ物をしていたときに偶然出会った、『千夜千冊』。 そこから度々、読むようになり、松岡さん自身に興味を持つようになった。 もっと、松岡さんの書いて本を読みたいと思った。
遠亜@toa_bookworm2026年4月25日読み始めた『千夜千冊』の松岡正剛さんへの、十数時間におよぶインタビューを、本としてまとめたもの。松岡さんの人となりや人生について語られている。 読みはじめて、一気に引き込まれてしまった。 こんな風に没頭できる本に出会えたのは久しぶり。 家に置いておいて、いつでも手にとれるようにしておきたい類の本だ。
はぴ@happy-reads2026年3月13日読み終わった@ 自宅人生かけても読みきれなさそうなくらい、気になる本やテーマや思想や視点に出会う。読みたい本リストが増えちゃったなぁ。好きなコトバだけ付箋。週末に書き出せるかな。

はぴ@happy-reads2026年3月13日読んでる借りてきた@ 図書館「この人きっと好きだと思う!」とオススメされた松岡正剛。超有名なあの本はまだ読んでないけど、初めて手に取った松岡せんせのこの本、冒頭を読んでもう「好きです」即答。



阿部義彦@xtc1961ymo2026年3月8日かつて読んだ晶文社から25年8月18日初版 伝説の雑誌『遊』(不定期刊)を作った本の妖怪、松岡正剛さんが生前朝日新聞の連載コラムの為に受けたインタビューを再構成したのに、未発表の原稿を加えました。松岡正剛さんは自分の昔の事や家族の事など、およそプライベートな事はほぼ語らず活字にもしていませんので、これが最初で最後の自伝本代わりです。私も結婚して子供が居ないのは分ってましたが、奥様が誰だったのかはこの本ではっきりしました。(自分の想像どうりでした)そして巻末には初めて出る公式の年譜が。虫と鉱物、電気好きの少年でした


- t−共読者募集中です!!@GamugAmu2026年1月2日読んでる記録用 ・一冊の本には面白い所とつまらない所があるのは当然 (この後面白いこと言ってた気がする が 失念、、) (→なんか知れて良かった。自分の読書という行為に対する感覚とかけ離れているわけではないんだな、と知れたから) ・著者の多くは書いても書いても、言いたいことが書き切れない。だから書き続ける=本を出し続けるのではないか。 (→じゃあ一回で書き切ろうと肩肘張りすぎなくてもいいのか) (頁数不記載ですまん。前者は前半、後者は後半の方だったと記憶する。)
179@1792025年11月4日読んでる松岡正剛さんは、知の巨人過ぎて読みこなせない苦手意識があったけど、生い立ちからのロングインタビューを読むと、断章として、間に挟まれている文章も不思議と楽しく読める。 装丁が松田行正さんで、手触り感のある紙、美しい文字組が良くて、紙の本を読む楽しみがひしひし感じられる。

高橋|青山ブックセンター本店@frog_goes_home2025年10月1日読み終わった「松岡正剛、松岡正剛を語る」──昨年八月に鬼籍に入った松岡正剛。その生涯と思考の真髄を解きほぐしたインタビューであり、生前実現されなかった自伝の代替的一冊でもある本書。ひとつの肩書きでは捉えきれない/捉えさせない氏がずっとおもしろがってきた世界とは、はたしてなんだったのか。遅ればせ、アルス・コンビナトリア、アナロジー、略図的原型etc...独特な言葉を結んでいくと見えてくるのは、たしかな一点の蒐集ではなくある程度の幅を持たせた面の組み合わせで構築する世界観。氏について語るときの最低単位がこの一冊だと感じた。はやくおれの千夜千冊をはじめたい。






ハム@unia2025年9月12日読み終わったインタビュー形式での語りなので自著や対談のような知の応酬がないためいつもよりは超ハイコンテクスト味が少なくて話がすっと入ってくる。 「雑誌の記事として椎名林檎を取り上げるんじゃなくて、メディアが椎名林檎化するにはどうするかを考える」 松岡正剛さんの言う編集という概念を考えるうえでこの例えは参考になる。 松岡さんって度々と椎名林檎について言及してるイメージがあるけどかなり好きなんだろうな。 なんとなくその気持ちはわかる。 寺田寅彦を読んでいて松岡正剛をイメージしたけど、この本で寺田寅彦からの影響について言ってる箇所があって、俳諧精神と割れ目の科学だと。 これは松岡正剛さんを知るうえでかなり腑に落ちた。 松岡正剛という存在について、考えてきたことについてわからないなりに解像度は上がった気がする。 これだけすごい松岡正剛という存在もいまいち世間的には知られてなかったり正体がはっきりしないという感じがなんともカッコいい。 編集工学、目の付け所、考え方などいろんなことのヒントが多く、学ぶべきことが詰まった素晴らしい一冊。 インタビュアーの話の引き出し方も上手いからこそなんだと思う。 めちゃくちゃ良かった。

























