海沿いの街での、7つの小さなドラマ。

カツセさんの文章は自分と相性が良過ぎるのか、文章力のおかげか、たぶん両方だけど、擬似体験を超えたレベルの物語へ入り込む感じをよく受けていた。 用心しながら短編を読み進めるも、最後の「鯨骨」はもうなんというかオーバードーズというか。肩で息をしながら読み終わっていた。泣かせるとか感動させるとかではない不思議な心の震わされ方。

海辺の街で暮らす7人の日常を描いた短編集。それぞれのストーリーがもっと繋がっているのかと思ったけど、それぞれ独立した短編として読んだ方が良さそう。

🍁気だるさと、潮風を纏う本です わたくしも ゆるゆると読んでおります

穏やかだったり荒れたり、 海の街にたゆたう人々の色んな波の青。 波のように生まれては消え、 淡々と語られる7つの小さな物語。

去年、サインしてもらった大切な本。 やっと読みます！

鵠沼海岸