となりの脳世界
37件の記録
amy@note_15812025年10月19日読み終わった感想村田沙耶香さんのエッセイを読んだ。この人の作品は何をどうしたrこの角度から話を書けるのか、と思うけどエッセイを読むと少しだけ彼女の世界への眼差しがわかる気がする。 そんなことを考えたこともなかった、ということもあれば、大変おこがましいけど共感したり、私もそう思ってた!ということもあったり。 当然のことながらエッセイを読むということはその人の価値観をわずかに垣間見ることでもあり、一杯のコーヒーやコンビニのレジ袋にさえ、人それぞれの眼差しを知ることができる。私にはない眼差しを知ることはヒリヒリして心地がいいし、自分の尺度がすべてではないことをわからせてくれるから好き




- 米粉@asami8312025年10月16日読んでるともすれば、猟奇的?怪奇的?にも思えるときもあるけど、村田さんはいたって平和そうで、それに毎度安心する笑 そうだよな私もへんなところあるけど大丈夫だよな、となにやらへんてこりんな納得をしたりして…笑


読書猫@bookcat2025年8月2日読み終わった(本文抜粋) “人の脳の数だけ世界があることを考えると、なんて豊かで、奇妙で、素敵なんだろう、と胸が高鳴ります。誰もが、自分だけの奇妙で愛おしい脳を通して、世界を見ているということが、とても素晴らしいことに感じられるのです。“ (「まえがき」より) ”不完全な大人のまま、私は小説を書いている。それは子供を救うようなものでは到底ない、過激なものばかりだ。でも、小説は私の救いだった。なぜ思春期を乗り越えることができたかといえば、「不完全な大人」らしき人が書いた、自分より絶望した人間の言葉が、本の中にあったからだった。誰かが書き残した絶望が、私にとっては希望だった。その暗闇を頼りに、思春期を少しずつ進んで、乗り越えていった。“ (「不完全な大人のままで」より) ”もし、急に日本語の意味がわからなくなったら、世界はどんなふうに見えるのだろう。開いていた本が急に意味を失って記号にしか見えなくなっていく。そんなことを想像すると恐ろしいが、その羅列は、どんなふうに見えるのだろう。どきどきしながらも、私は今も熱心に、完璧な「架空の日本語」を目指して創り続けている。“ (「日本語の外の世界」より) ”貴方が私に朝と昼と夜という時間の流れを与えてくれ、「現実」という世界を歩き回る不思議な靴をプレゼントしてくれました。私にとって貴方は魔法使いでした。貴方がいなければ私は「朝」という時間がこの世にあることすら感じられないまま生きていたでしょう。“ (「コンビニエンスストア様」より) ”高校の時、美術部で油絵を描いていた頃、黒い絵の具は絶対に使うな、と言われたことを思いだした。買った黒ではなく、赤や青、緑、たくさんの色を混ぜて、自分だけの黒を作らなければいけない。その言葉がとても好きで、絵をあまり描かなくなってからもずっと覚えていた。“ (「誓いの色を着た日」より) ”私自身が興味があることはかなり限定されていて、他者がいない世界でそこに閉じこもっていると、同じ感覚、同じ言葉、同じ出来事の繰り返しになってしまう。だから、誰かを通じて違う世界を摂取したいといつも思っている。“ (「文學界と蟹」より)


はる@oic_2025年6月26日読み終わったすごーーーーーく面白かった。 村田さんの脳を覗かせてもらうことで、 自分の消えかけてた記憶も戻ってくるのが楽しい。 お話の一つ一つはちょうどいい長さで読みやすい。 たくさんお話があるので読み終わるまでには数日かかりましたが、終わるのが悲しくなるくらい好きな本でした…


くんちゃん@soup00552025年6月4日読み終わった借りてきたそれにしても村田沙耶香さんは子どもの頃の事をよく覚えているなーと思った。 わたしはそんなに詳細覚えてないので、不思議でもあり、羨ましくもあります。

泡沫@emii00032025年4月15日買ったまだ読んでる積読中「コンビニ人間」を読んだ人によんでほしい 村田沙耶香さんのエッセイ集 🧠💭 183p「コンビニエンスストア様」だけは 先に読みました🏪最高でしたね…💌♥️ まだ全部よめてないのでゆっくり読みたいです



@nk@nk_250828-2025年2月8日かつて読んだ読了@nkその感性をそんなふうに書くのだから面白くないわけがない。ただ、ほんのり怖さすら感じてしまうことがあるのは、とうてい私など辿り着けない視点で語られているからだろう。 村田沙耶香は、耳で観たり本の熱を感じたり情報を食べたりするらしい。その日常の思考がそのまま彼女の小説世界へと繋がっているんだと思う。 ここまでくるともはやエッセイなんてジャンルは超越し、村田沙耶香という物語の暮らしを眺めているような感覚で読み終えた。けれどこの独特さだけでなく、強靭な語り掛けにも心打たれるのである。 芥川賞と黒ドレス、スリランカでの邂逅、かの小説に誘われた旅、そしてモーリス・ユトリロ。

































