笑う森
47件の記録
Tomy@books_tomy2026年9月12日読み終わった面白かった〜 森で1週間もの間迷子になっていたASD児の真人が発見される場面から物語はスタート。 母親の岬や叔父の冬也が森で何があったか聞いても答えてくれない(答えられない)真人。5歳の子供がどうやって1週間も森で生き延びることができたのかという謎を解明していくのが物語の大きな流れ。 小説の構成としては、森の中で迷子になった真人が4人の大人と出会っていく過程を書いた過去と、無事帰宅できた真人が森での出来事を思わせる言動をする現在とが交互に描かれていて、冬也の調査によって真人の言動や発見時の持ち物などの伏線が回収されていく様が謎解きのよう。よく練られたプロットが見事で物語に引き込まれていく。 森の中で出会った4人の大人たちはそれぞれ一癖も二癖もあり、一様に自分勝手で自己中心的。そしてそれぞれ自分で蒔いた種により(程度の差こそあれ)人生の岐路に立ったことで森に辿り着いてしまった人たち。 森の中の4人やそれ以外の登場人物も人間の汚い部分、醜い部分をまざまざと見せつけてくるんだけれど、愚かさゆえの滑稽さというか愛おしさというか、どこか憎みきれない部分があったり、どうしようもない背景を抱えていたりして荻原浩の人物描写の巧さが際立つ。 誹謗中傷だったり自己正当化する心理だったり、これだけヒトの嫌な部分を見せつけられるのに読後感が爽快で温かい穏やかな気持ちになるのは著者の素晴らしい筆力があればこそ。 ラストで判明する真人の森での最後の出会いについては賛否が分かれるかもしれないけれど、私はこういうの嫌いじゃない。物語なんだからいいじゃない非現実的でも。 物語の最後で真人の成長が感じられて心がじんわり温かくなった。 普段ミステリを多く読んでる人が、たまには心が温まる物語を読みたい気持ちになった時にオススメしたい一冊。
よもぎ餅の本棚@yomogi032026年7月17日読み終わった図書館本Instagramの相互様からオススメされた作品を読みました◝(⑅•ᴗ•⑅)◜..°♡ 内容は、ASDの5歳の子が森で行方不明になり……と言ったところから始まるお話。 ガッツリシリアスかと思いきやそうでもない……と見せかけて?と手のひらでコロコロされてました。 何も知らない匿名と言う場で好き勝手する人達や色んな理由から救わなかったクマさん達。 でも間違いなく彼を生かしたのはそのクマさん達の優しさだったり良心だったり、子供って……てなるよね。 それに運を持った彼自身の力なのかな。 最後のあれ。泣けますなんか。 そういうことだったのね。 個人的には母親のキャラめちゃくちゃ好き。見習うべきかな(´▽`*)アハハ 荻原浩さん「噂」も拝読しましたがこちらも素敵ですね!また色々手を出してみようかな。


あんこちゃん@anko2026年5月14日読み終わった借りてきた厚い!そしてなんだか怖そう…と勝手にイヤミスを読んでいる気になっていたけれど、怖いやウケるやイライラや本当にいろんな感情に振り回された。 読み終わった後は純粋にいい小説だったなあと心から思えた。











てのひら@back_patting2026年5月6日読み終わった森で7日間行方知れずとなって戻ってきた子どもがどのように過ごしていたかを探る話。お母さんは強い。関わった人は下心や思惑もあれど子どもに対してだけ見ればまだ善人と呼べるのではないか。子どもの発達には人との関わりも大事だということを感じた。



きん@paraboots2025年12月30日読み終わったかつて読んだASD児の真人をある日神森という小樹海に連れてゆく母岬。だがほんの少し目を離したすきに真人を見失う。捜索隊や消防団が探すも見つからず。1週間の空白の期間を経て、真人は森から救出されるが、失われた空白の期間を経て、岬は真人に明らかな変化を感じる。空白の1週間にいったい何があったのか、岬と真人の叔父冬弥は探り始める。最初、少年と犬のような群像劇と思ったが、そうではなかった。単なる群像劇ではなく、真人の成長物語といってもいい。読むことが難しい時期に入った僕に真人の姿が励みになった。純粋に救われた気持ち。元ヤクザの男がカッコよかったし、真人とのやりとりが良かったな。





- Meg@shi11252025年11月25日図書館文学★★★★☆人間ドラマ表紙、タイトルから想像してたものはホラーもしくはサスペンスもの。 読み進めていくと怖さはなくなりラストはハッピーエンド。 いい意味で裏切られました。 ASDの5歳児の男の子。意思の疎通も難しい子が 迷い込んだ原生林の中で出会った4人(5人?)との物語 5歳児が1週間も森の中に1人… 想像しただけで胸が締め付けられます 特に、出会った女性2人を母と勘違いし抱きつくシーンは涙がでました。 面白かった



きん@paraboots2025年10月1日読み終わった5歳のASD児の真人をある日、神森という小樹海に連れてゆく母、岬。樹に少なからず興味を持つ真人に見せてやりたいという親心。 だがほんの少し目を離したすきに真人を見失ってしまう。 捜索隊や消防団と探すも見つからず。 そうこうしているうちに、1週間の空白の期間を経て、真人は森から救出される。 しかし失われた空白の期間を経て、戻ってきた真人に岬は明らかな変化を感じる。 空白の1週間にいったい何があったのか、岬と真人の叔父、冬弥は探り始める。 最初、少年と犬のような真人を巡る人たちの群像劇かと思ったが、そうではなかった。 単なる群像劇ではなく、真人の空白の期間をたどることでわかってくるような、その成長物語といってもいいかな… なかなか最近本を読めなくて、正直難しい時期に入った僕には、真人の姿が励みになった。障碍児を持つご家庭にとっては軽はずみな言動かもしれないが、真人がものすごくかわいいし、その姿に純粋に癒されて、救われた気持ちになった。 そしてまた本が読めそうという希望が持てたのは大きい。ありがたい。









- 森@mori162025年5月11日読み終わったはじめ真相は藪の中という感じ。芥川の『藪の中』と違って、不可解な死ではなく、不可解に人が助かる、という話。最後はバラバラのピースがきちんとはまる人間ドラマ。 始まりが不可解で不気味でホラーかなと最初思ったけど全然ちがった。 未知な樹海が怖くて魅力的だった。合体樹見たい。



しおり@Kaffee58882025年5月5日読み終わった物語の紹介文と表紙をまず見て欲しい。そして、それから読み始める。さてどうしたものか、イメージと違うのだ! 裏切られた、という感覚ではなくただただ、あぁ良かった…という暖かみが残る。「クマさん」の正体もしっかりとした謎解き要素があり、嫌な感じもなく、ただただ読んで良かったなぁ🌼🐻という気持ちになるので、ほっこりしたい人におすすめ。逆にミステリーなどを求めている人には物足りなさが強いかも。荻原浩の作品が好きな人には刺さると思う、かなり。 ネタバレ含む感想はリプライで。































