黄色い家

11件の記録
- 芋仁@imogine2025年9月13日audible読書会聴き終わったオーディオブック水曜だったか、木曜だったか、いつ聴き終わったのだろう。朦朧として憶えていない… 体調が思わしくない中で聞くにはしんどい内容の物語だった。(読書会の課題本でなければゴールできなかったかもしれない) audibleの朗読は自然でとても素晴らしかった。最後の章は泣いてしまった。 それにしてもこのテーマでこのボリューム、何という表現力なのだろう。小説家ってすごいなとあらためて思った。 言葉にできない真実味が貫かれていた。 女性の作家さんが日本でどんどん席巻してほしい。全部は追えないかもしれないけれど、応援していきたい。
- デューイ@yui_dokuson2025年4月25日読み終わった@ 自宅水商売のシングルマザーにネグレクトされて育った花はご飯もたっぷり食べさせてくれて、住まわせてくれる黄美子さんに出会う。彼女とれもんというスナックを始め、二人の友人と四人で黄色い家に住む。やっと居場所を見つけた花だったが、火事で店を失って、取り戻すために見つけた手段がカード詐欺だった。 生きて行くために犯した罪を断罪はできないと思った。そもそも子供に食べさせてあげられない社会が悪い。「金は権力、貧乏は暴力」とは詐欺の親玉が言った言葉だけど、今の日本だと頷くしかない、悲しい社会。とても視覚的で、すぐにでもドラマ化されそうな物語だった。