「答えのない絵本」では一応逃げ道らしきものがあったものの、最後の「密室荘」では完全に不条理を突きつけられる。なんだかストリブリングの「カリブ諸島の手がかり」を再読したくなった。

そろそろ麻耶雄嵩以外のミステリを読んだ方がいいかもしれない

オタクへの強いあたりに時代を感じる

メルの声が良すぎて全ての記憶が飛ぶ。めちゃいいんだけど人が死ぬ、これは大問題。なんか事件が起きてからメルが来るタイプの話は、死ぬ……ここにいる誰かが死ぬ……って思いながら聞かないといけなくてしんどいんだけど、いっこ「事件の匂いだ！俺にはわかる！」→扉ﾊﾞｧﾝ!!→「ほれみろ！死んでいるだろう！」みたいな話あってクソ愉快だった。ずっとこれがいい。マジでメルの声とお喋りがずっと良くて他の記憶がない。人が死ぬ(と分かりながら聞き続ける)のだけがしんどいから元気な時にシリーズ通して聞こう。でもメルはマジでカッコいい。あと助手(？)くんがメルカトルのことメルって呼んでるのが超可愛い。何？マジで話の記憶がなさすぎる。メルと、読んでる人がカッコ良すぎるって話です。