演出をさがして 映画の勉強会
85件の記録
タレ@miki_nike2026年9月17日買った読み終わった@ 喫茶 ニトなんてぜいたくな勉強会なんだ!濱口竜介監督/三宅唱監督が今好きな邦画監督二大巨塔なこともあるけれど、脳が焼き切れるくらいおもしろかった。 まずは、映画監督が映画を観る際に受け取っている情報量とその解像度に圧倒された。さらに、監督ならではの視点(「顔選び」「自分がこのテーマで撮るとしたら」「参考にしたシーン」「全部オンで切り返すだけのつなぎ、できなくない?」などの話)がおもしろすぎる。 また、お互いによく褒め合っている通り、言語化がうますぎる。ビクトル・エリセ作品を評して「ものの肌理に感覚が伸びていく感じ」! とくに、濱口監督の勉強家ぶりはすさまじく、「ロベール・ブレッソン『シネマトグラフ覚書』をフランス語までタイプして写経」「平倉圭・砂連尾理との勉強会」などのエピソードは、その脳の容量に気が遠くなった。 最後の二章では、そんな二人の監督がお互いの作品について質問をぶつけ合うのだからたまらない。主にどこまで意図的なのかという話。印象的だったのは、お互いに緻密な計算の内と思っていたシーンが、意外と現場での偶然の集積によって生まれているところ。三宅監督の「監督の仕事ってほんと見えづらい」けど「強烈に面白い」という言葉が沁みる。 黒沢清や蓮實重彦の話も多く、「かつて東京のさまざまな映画館で見かけた観客としての西島秀俊」の話もとてもおもしろかった。



🕊️@hato2026年9月11日ちょっと開いた監督がどういう意図で画面作りをしてるか…おもしろーい。しかし取り上げられている作品を観ていない物が多く、場面を思い浮かべられなかったので、いくつか見たら改めて読みたいな
浸る@rattatatatat2026年8月23日読了こんなにも映画に対して真剣に真摯に向き合っているのかと読むたびに感銘を受ける。webで公開していた時から本になるのを楽しみにしていた。 特に自作を語る第5章と第6章がすごい。撮る前の準備の段階の周到さ、スタッフたちとの関係性、役者への配慮など人として聡明でかっこいい。今回読んで納得したのは三宅唱『君の鳥はうたえる』のクラブのシーンの演出は、OMSBとHi’Specが行っていたということ。映画やドラマで再現されるクラブのシーンいつもリアリティないなと感じていたんだけど、この映画のクラブシーンは本当にリアルで。そうか当事者たちが演出したんだと答え合わせができた。 第二弾も楽しみにしていよう

itshin@it_shine2026年6月24日読み終わった観たことない映画の方が多かったのだけど、映画監督が映画をどう観ているのかの一端を見たような気がする。どんなところに注目しているのか、というか。当たり前だけど、ただ楽しむために見ている自分とは全然違う見方をしていて面白かった、のかな。最後の二章は監督自らが質問に答えるという感じで、それも興味深かった。 人と脳みその中を覗く、それも卓越した人たちの中を覗くのはとても勉強になる。




プールに降る雨@amewayamanai2026年5月27日読み終わった友人とBunkamuraル・シネマの濱口竜介特集上映を観に行くことになり、その予習というわけでもないが読み始めたのだった。 いやおもしろかった。濱口、三宅両氏がどのような点に注目しながら映画を観ているのか、作り手側の視点が学べたことによって鑑賞の幅が広がった。視線のイマジナリーラインとか映画とはいかに嘘をつくかとかの話が『親密さ』を観る補助線になって読んでおいてよかった。


かなこ@winterfun47472025年12月30日読んでる配信で観られる映画を中心に再検証しながら読んでる。再検証したのは↓ ブレッソン『ブローニュの森の貴婦人たち』 ブレッソン『ジャンヌ・ダルク裁判』 トニー・スコット『ザ・ファン』 鑑賞済は↓ ブレッソン『ラルジャン』 エリセ『エル・スール』 エリセ『ミツバチのささやき』 ホウ・シャオシェン『冬冬の夏休み』 ホウ・シャオシェン『ミレニアム・マンボ』 濱口『ドライブ・マイ・カー』 三宅『ケイコ 目を澄ませて』 さすがに映画のラインナップに蓮實の影響があるのだが(批評の内容も然り) 映画の演出と制作について、こうやって撮ったんじゃないかああやって人を動かしたんじゃないかと話す場は欲しい。
- m@__lily742025年12月25日読んでるトニー・スコットの章以外を読破。他の章で取り上げられている作家と作品は全部触れたことのあるものであるのに対し、トニー・スコットはまだ未見のものが多く、作品と一緒にページを進めたいから、という理由から。 『演出をさがして』というタイトルで打ち出す通り、やはり緻密な演出についてのディスカッションが進む。ーーそういう意味で、監督志望の人や若い作り手たちに特におすすめしたい本かも。もちろん、そうではない一般読者も、そんなことを考えているのか、という発見はあるだろうけど。 とくに面白かったのは、濱口が語る『ジャンヌ・ダルク裁判』の演技について。演技について書くことは、(俳優でも監督でもない)私にとって抽象性が高い議論が多いような気がして、感覚的に理解できないものも多いのだけど、ここでの濱口はこれ以上ない具体で話しており、なるほど、と唸った。ロベール・ブレッソンの『シネマトグラフ覚書』はわたし自身が愛する本でもあるのだけど、まだまだ読み足りないな、と思うし、なるほど日本語版だけでなく、英語版やフランス語版を写経しながら読解していけばいいのか、と。効率の悪い作業を通すことで対話が深まる、と言っていて、たしかになぁ、と納得してばかりだった。 あとは、三宅唱が語る『ケイコ 目を澄ませて』のこと。ここを読むことでこの作品が大好きなんだな、ということを改めて思い出させてくれるし、三宅の作品はよくある物語から登場人物が逸脱していくからこその信頼があるんだよな、と。三宅自身の物語観、あるいは人生観みたいなものが如実に反映されてるんだな、と読んでいて嬉しくなった。 監督自身が自作を語る終盤の2章については、当然彼らの作品を愛する人にとっては読み応えのある内容なのだけど、映画現場の在り方について問われているのが個人的に好印象。今年、ペドロ・コスタが来日し、映画制作において時間を敵にするな、という話をしていて、そうなるとコスタのようにとても小さい組織でやるほかないのかなという考えがあったのだけど、大作で時間を敵にすることなくいかにいい作品を作るか、ということへのひとつの答えがあるような気がした。


なず@nzn_20001900年1月1日読み終わった映画もっと観たくなるし、こういう映画の観かたもあるんだと改めて考えた一冊。 映画を観ながら話し合えるって良い時間だとも思える。 トニー・スコット監督の再評価本でもある。



































































