ハーモニー

53件の記録
-ゞ-@bunkobonsuki2026年5月12日ネタバレあり伊藤計劃はすごい作家だ。 自身が死へと向かっていく中で、「死なない世界」を否定してみせたのだから。 本作『ハーモニー』は、伊藤計劃の遺作である。グロテスクな世界を描いた『虐殺器官』とは正反対の、死から可能な限り遠ざかった世界が舞台だ。人々は体内に埋め込まれたデバイス「WatchMe」で健康状態をモニタリングし、互いを慈しみながら生きている。 ネタバレをすると、本作のラストで人類はさらに幸福な状態を達成する。表向きは喜怒哀楽があるように見えて、内面は常に恍惚とした気分でいられる理想郷に到達するのだ。 どうやって実現したのか? 人類から意識を消し去ったのである。 これはただの妄想なのだが、あの世界はまた"意識"を取り戻すのではないかと思う。物語の中でも、"意識"を後天的に獲得した人物がいる。 主人公はその人物の言動を反芻し、真似してきた。私には、それが理想郷のその後を示唆しているように思えてならない。








金太郎@fuuko02122026年4月26日読み終わった実はとっくのとっくのとっくのとっくに読み終わりました。アニメ映画も観て漫画も全巻読みました。 屍者の帝国も虐殺器官も購入済みです。積んでます。すごーーく面白かったです!感想を書くのは難しいけど、SF初心者の私でも楽しめました!

金太郎@fuuko02122026年3月29日買ったプロジェクト・ヘイル・メアリーでSFに興味が出たので買ってみた! 伊藤計劃さんは元々気になってたけど、虐殺器官がすげー難しそうな内容だったのでこっちを選んでみました ハーモニーはSF初心者でも読めそうですかね?

バルーン@9kv8xiyi2026年3月21日読み終わった@ 自宅葛藤が無ければ、欲求の競争は必要なく、意識すらも必要ない。 虐殺器官以来の伊藤計劃2作目。やっと図書館から借りられた!と、思ったら面白すぎてその日のうちに読了! 慈母のファシズムが渦巻くユートピアで、人間が人間であることの条件を考えさせられました。特に脳科学的なアプローチが物語の仕掛けで使われていて、昨日脳科学の本を偶然読んだのがラッキーでした!








汐見@siomi2509272026年3月9日読み終わった読みかけては数ページで挫折していたSF小説。 旅行中に読むと決めて読了in岡山。 最後まで読んで良かった。この読後感を噛み締める物語だったのだと感じた。 人間の幸福とは。合理的な集約に、是非はともかく切なさを感じる。





ぺと@peto2022年1月30日読み終わった☆☆☆☆☆まず、世界観が好き。内容もすごく面白かった! 緊張感があるのにそう感じない、ゆったりした雰囲気がたまらない! こういう世界に自分が立っていたらどう感じるだろう?たぶんその世界を肯定して、今と変わらずただ流されるだけだと思う。それって、この作品の結末と同じことだと感じて、何してんだろうなってちょっと自分を見つめ直してしまった。- やや@milk1900年1月1日心に残る一節p.326 社会的動物である人間にとって、感情や意識という機能を必要とする環境が、いつの時点でかとっくに過ぎ去っていたとしたら。我々が糖尿病を治療するように、感情や意識を「治療」して脳の機能から消し去ってしまうことに何の躊躇があろうか。


























