Reads
Reads - 読書のSNS&記録アプリ
詳しく見る
hrh
hrh
hrh
@Hn-Fky_8916
  • 2026年10月8日
    西宮の今昔: 保存版
    西宮の今昔: 保存版
    山下忠男著「町名の話—西宮の歴史と文化—」を読んだ時,この「西宮市の今昔」を「読みたい」と思いましたが,市立図書館でこの本を閲覧してみると,期待していたものとは異なり,市内各地の昔の写真を取り上げて,出版当時に改めて撮影した,ほぼ同じアングルの写真と並べて見せるというものでした.上記「町名の話」で,著者山下忠男氏の綿密な調査と語り口に惚れ込んで,他の著書も見たみたいと思った私には,まったく期待外れでした.そもそも,山下忠男「著」ではなくて山下忠男「編」であることに気づくべきでした. どこの自治体にも同様のものがあるだろうと思いますが,西宮市のホームページにも「にしのみやデジタルアーカイブ」というページがあって,過去の写真や地図などと現在のものを見比べることができます.そこでは,資料が追加されていき,検索も容易で,いろいろ楽しむことができます.私の家があるブロック (街区) の過去の写真を見て,今も営業している店がこんなに昔からあったんだと感心したことがありました.
  • 2026年10月5日
    霧の蕃社
    霧の蕃社
    霧社事件についてどこで見聞きしたのか,ラジオ大好き人間の私のことだから,何かのラジオ番組だったのだろう (NHK AM の「高橋源一郎の飛ぶ教室」か?). この「霧の蕃社」もその時に聞いたのか,青空文庫からダウンロードしてあったのを「i読書」アプリの「My本棚」をスクロールしていて気づいて,読んでみた.事件後10年ほど後の作で,現在の目で見ると差別的な表現が気にならないでもないが,衝撃的な事件のドキュメンタリーとして,興味深く読んだ.例えば歴史学の立場などからなら,いろいろツッコミどころがあるのだろうけれど.
  • 2026年10月4日
    西宮の今昔: 保存版
    西宮の今昔: 保存版
    この本ではなくて,同じ著者による「町名の話—西宮の歴史と文化—」を,西宮市立図書館から借り出して読みました.Google によると「西宮商工会議所から刊行された書籍ですが、商工会議所が独自に発行した非売品・地域資料扱いの刊行物であるため、一般的な商業出版物に付番されるISBNは設定されていません。」とのことで,Reads のリストにも含まれていませんでした. 大部なこの本を全部読んだわけではなくて,「新堀 (しんぼり) 川流域(I)〜(IV)」の部分だけ.私が住んでいる甲子園口は1丁目から6丁目まであるわりと広い範囲で,例えばすぐ近くの戸崎町や二見町のように狭い範囲に特徴的な町名がついているのに比べて,つまらないなあと思っています.近くには甲子園口1〜6丁目と同様に甲子園一番町〜九番町の例がありますが,こちらは武庫川の支流だった枝川を埋め立てた土地を阪神電鉄が買い取って宅地開発したもので,歴史的に納得できます.甲子園口の地名が旧国鉄の新駅として開業された駅名に由来していることは知っていましたが,例えば近くの公園に弁天公園とか御代開 (みよびらき) 公園とかがあって,弁天町とか御代開町とかいう地名が残っていてもいい筈なのに残念だと思っています.なぜひとからげに甲子園口1〜6丁目とされてしまったかという謎は,この「町名の話」を読んでも解けませんでした. 「西宮の今昔 西宮市全域」も市立図書館にあるようなので,借り出して読みたいと思っています.
  • 2026年9月26日
    ちいさい言語学者の冒険-子どもに学ぶことばの秘密 (岩波科学ライブラリー)
    「ゆる言語学ラジオ」のことはどこかで見聞きして知ってはいたのですが,今年初め頃にNHK ラジオ (AM) の「高橋源一郎の飛ぶ教室」のゲストに水野太貴さんが登場して,それから (YouTube ではなく) Podcast で,2021年1月の初回から順に聴き始めました.いつの回だったか,この本が話題のひとつに挙げられていて,(ほかの参考文献はなかなか読もうと思わないのですが) 読んでみたいと,市立図書館で借り出してきました. 第1章の「『は』にテンテンつけたら…」に始まって,具体例がやたら面白い.でも,(あとがきの前の) 最後の,オヤジギャグを連発するおとなに対する「まだ旅が続いているんだね!」が一番面白かったりして. 子育てしていた頃の自分に,この本のことを教えてやりたい.孫は離れて住んでいるので,随時の観察はできないけれど,先天性の病気のために発育が遅れている2人目を,それでも「ゆっくりだから,こうやって子どもって育っていくんだと (1人目では分からなかったことが) 分かって楽しい」と言ってくれる息子の嫁さんに,教えてあげようかな. いつか同じような読後感があったなぁと思い出してみると,森田真生著「かずをはぐくむ」(福音館書店) でした.こちらは「言葉」ではなくて「数」が対象ですが.
  • 2026年9月23日
    南国太平記 下
    南国太平記 下
    長い.登場人物多い.でもただひたすら面白い. 他の本を読みながら,かたわらでちびちびと読み進めていたら,何が何だか分からなくなって,三分の一ほど行ったところで降参して,もう一度最初から読み直し.登場人物リストとかを作りながら読めばいいのかもしれないけれど,それも面倒だなあと少しずつのんべんだらりと読んでいたら1回目と同じことになってしまって,ままよ,と読み続けました.で,この長編の人物模様をどれだけ把握したかは甚だ怪しいけれど,スジを追うだけで十分面白くて,上記のとおり他の読みたい本の隙間読みで遂に読了.この作家の他の作品も読むかと言われたら,今のところ No ですが,人気エンターテイメント作家だったんだろうな,とは納得しました.
  • 2026年9月23日
    南国太平記 上
    南国太平記 上
    直木賞は知っていても,直木三十五は読んだことないなあ,と思って,何かひとつ読んでみようと,Wikipedia で代表作としてあったというだけで「南国太平記」を選択.文庫本ではなく,青空文庫からダウンロード.「i読書」アプリ使用.読後感は角川文庫下巻の方に記入しました.
  • 2026年9月22日
    blue
    blue
    魚喃キリコを知らなかった.そもそも今は殆ど漫画を読まない. 魚喃キリコが自分の死を1年間伏せるようにと言い残して,その死の1年後の昨年末に,彼女に関する思い出をKBS京都ラジオの「JAMJAMラジオ」で大友良英が話すのを聞いた.映画化作品の音楽を大友良英が担当したという「blue」. 興味を持ってから半年以上.ようやく手にして,絵を見て,白い.漫画って,こんなに白かったっけ.その白さが澄みきった透明だと言えればいいのかもしれないけれど,むしろopaque.その不透明さがblueを帯びていると言えればいいのかもしれないけれど,むしろ乳白色の靄.描線はくっきりしているのだけれど,でもそれが靄の向こうに見えるように感じられて. 映画化は難しかっただろうなあ.観てみたい気もするけれど,まったく別物だろうなあ.実写映像だと,遠くに離れた第三者のように見てしまって,靄の向こうに桐島の,その向こうに遠藤の,感情の流れをじっと透かして見るような,懐かしい悲しみを含んだ心地よさにはひたれないだろうなあ.
  • 2026年9月22日
    四畳半タイムマシンブルース
    四畳半タイムマシンブルース
    この「四畳半タイムマシンブルース」は,以前この “Reads” に記入した「鴨川ホルモー」「ホルモー六景」と同じように,電子書籍サイト “honto” で「四畳半神話大系」との2冊合本版で割安に購入しました.もう「四畳半」シリーズの構造というか仕掛けが分かっているので,小説の世界にすんなりと入り (のめり[?]) 込むことができて,遅読の私としては驚くべきことに,他の本と平行しつつ,2日で読了.「神話大系」を読んでいたからではありますが,「神話大系」よりずっと面白いくらいでした.時空構造とタイムマシンに関する哲学的(?)議論をちゃんと理解したかどうかは別として. 京都の劇団「ヨーロッパ企画」の舞台「サマータイムマシン・ブルース」に触発されてできたと,最後に付された「解説」にありました (この「解説」が,元の単行本にもあったのか,合本版で初めて付されたのか,知りません).その舞台,見てみたかったなあ.そう思っても,どうしようもありませんねえ.再演はないかしら.
  • 2026年9月19日
    四畳半神話大系
    四畳半神話大系
    「ホルモー」3部作を読み始めたときに,どうも自分は万城目学と森見登美彦をごっちゃにしているみたいだと気づきました.それぞれ「鹿男」,「夜は短し」しか知らなかった.それぞれの(あるいは両方の) ファンに叱られそう.「ホルモー」が京大を主な舞台にしているから,同じく京大が舞台の「四畳半」を読んでみようと思い立った次第.京都といえば,よく行くミニシアター「出町座」のあるあのあたりだけは土地勘があって,それも楽しめそうだし. 䑓1話を読んでいる時には,まあまあ面白いなあと思っただけでしたが,第2話に入って小説全体の構造というか仕掛けが分かって,俄然面白くなって,その後は (遅読の私にしては) 一気にという感じで読み進めました.満足. 四畳半の下宿部屋の描写が,半世紀以上前の自分の部屋 (三畳でした; 森見登美彦より20以上年上だからな) を思い出させてくれました.第4話で「半七捕物帖」を読み耽るところも.ああ,懐かしい.
  • 2026年9月8日
    カバに会う: 日本全国河馬めぐり
    もともとカバが好きでした.iPhone の壁紙にも,王子動物園の園長のブログに載っていたナミコさんのお尻の写真をダウンロードして使っています.毎日新聞に「季語刻々」という俳句のコラムを連載している坪内稔展さんがカバ好きなのも知っていて,この本は「読みたいリスト」に入れていました (購入していないので,「積ん読」レベルに至っていなかった).それを「積ん読本」に入れようかと思ってウェブ検索してみると,絶版で電子本もない.いったんは古本を入手するしかないかと思ったのですが,市立図書館にあるかも,と思って検索したら,ありました.2週間で返却しなくてはいけないので,「積ん読本」から「読んでる本」に昇格. ネンテンさんの河馬句旅も勿論面白かったけれど,最終章の番外編に「短歌と漢詩のカバ」の項があって,若い頃夢中になって読んだ中島敦の,「河馬の歌十二首」が取り上げられていたのも嬉しかった. 「丘のごと盛上る尻をかつがつも支へて立てる足の短かさ」は iPhone の壁紙にぴったし. 12首全部は引用されていなかったので, 青空文庫からダウンロードしたら, 「臀 (ゐらさひ) のただ中にして三角の尻尾かはゆし油揚のごと」というのがあって,こちらの方がぴったりかも.あぶらあげとはちょっと違うような気もするけど…
    カバに会う: 日本全国河馬めぐり
  • 2026年8月16日
    ホルモー燦燦
    ホルモー燦燦
    「ホルモー六景」を読み終わったときに,「20年ぶりの第3作『ホルモー燦々』は,まだ新刊で文庫本価格ではなくて高いからどうしようかなあと思っていたけど,購入してしまいそう」と書きましたが,やはり購入してしまいました.長年の万城目ファンと違って,3部作を一気に (と言っても,遅読の私ですから,それなりに時間がかかってしまいましたが) 読んだことになります.いいですねぇ,この万城目ワールド.この「燦々」も,初めはちょっとその世界に少し入りきれなかったのですが,夜中に目が覚めてしまって,うっかり「社会人ホルモー」を読み始めてしまったらもう駄目で,寝不足になりました.3作のどれがいいという話ではなくて,この3作全体が作り上げる世界に乾杯!
  • 2026年8月3日
    ホルモー六景
    ホルモー六景
    この本を手にした経緯は「鴨川ホルモー」の方に書きました.遅読の私にしては,その第1作よりも速く,殆ど一気というのに近いくらいの感じで読了. 勿論第1作に続けて読んだからではありますが,そのいろんな場面にかかわる,いわば「裏エピソード」を集めた短編集で,読んでいてとても楽しかった.この楽しさはどこかで経験したなあと思い起こすと,この間読んだばかりの「成瀬3部作」.あれも,息子がウチに持ってきたからというだけで,最初,なんだかつまらんなあと読み始めたのですが,そのうち,それぞれの短編がお互いに「裏エピソード」の関係になっていて,読み進めるとどんどん面白くなっていきました. 「六景」ののうち,どれが面白かったか,あえて選ぶとすると,5つめの短編「丸の内サミット」でしょうか.【以下,《》内はネタバレ】《京都だけではなく,東都でもという設定が楽しかった.》 大学入学後しばらく東京に住んでいて,土地勘もあったからか. 20年ぶりの第3作「ホルモー燦々」は,まだ新刊で文庫本価格ではなくて高いからどうしようかなあと思っていたけど,購入してしまいそう.
  • 2026年8月3日
    鴨川ホルモー
    鴨川ホルモー
    先日,妻がパズル雑誌「ニコリ」を買いに書店に行って,電子書籍サイト "honto" の1000円分クーポンの QR コードを貰ってきました.完全アナログ人間の妻はそんなもの使わないので,私がクーポンをダウンロードして,さて何に使おうかなと考えたときに思いついたのが「鴨川ホルモー」.最近,高校同級生のメーリングリストで,20年ぶりに新作が出たと話題になっていて,そこで,20年ぶりの新作が第2作ではなくて,間に短編集があることも知つたためです.私は第1作からして読んでいませんでした."honto" のサイトで検索すると、「鴨川ホルモー」と「ホルモー六景」の2冊合本版が1012円."honto" のポイントが12円分だけ残っていたので,ぴったし計0円で入手. 「鴨川ホルモー」の出だしは少しまだるっこしく感じましたが,読み進むとどんどん惹き込まれて,遅読の私にしてはかなり早く読了.同級生に万城目ファンが多いのも納得. 京都にお住まいか,そうでなくても京都に詳しい読者は,京都のあちこちの土地が出てくるのも楽しいのでは? 私自身はミニシアター「出町座」によく出かけるもので,京阪出町柳駅界隈だけはよく知っていて,あのあたりが出てくると,「ああ,あそこあそこ」と思いながら読んでいました.この本を手掛かりに,京都のあちこちを歩いてみようかなあ. 合本版になっている第2作については「ホルモー六景」の方に書きます.
  • 2026年7月5日
    成瀬は都を駆け抜ける
    成瀬あかり三部作を読み終えました.2作目の感想にも書いたようなことですがが,3作目も「ザ・成瀬」モノで,もういいかな.でも,面白いことには違いなくて,この3作目では「そういう子なので」が特によかった.私は成瀬あかりの両親より何十歳も年上ですが,親が子どもを見る目というのは,やっぱりこういうところに落ち着くんだなあ,と共感.でも我が子たちが大学に入った頃には,こういう境地はまだまだで,成瀬の両親はあかりと同様にオオモノか,と納得.
  • 2026年6月15日
    成瀬は信じた道をいく
    第1作も,いつだったか息子がウチに持ってきて置いていったものを読みました.「第2作,第3作は?」と尋ねたら,「第2作は買ったけど読んでない,第3作はまだ買ってない」と言っていたのが,先日ウチに来た息子が帰ったあと,第2作・第3作が放りだしてありました.とりあえず私も第2作を読了.成瀬のキャラクターが面白いのであって,当然のことながらそれは変わっていなくて,それだけと言えばそれだけなので,第1作を読んだときほどぐいぐい惹かれることはなかったですね.でも,面白いのは間違いない.第3作もこれから読みます. これはどーでもいいことですが,巻末,奥付けの前葉に「初出」として,「やめたいクレーマー(『小説新潮』ニ〇ニ三年五月号)ほかは書き下ろしです,とあるのは,「ほか」ではなくて「以外」ですね.「ほか」と書かれると,「(その)他(いくつか)」と読めてしまう.でも,小説誌掲載・加筆訂正の「やめたいクレーマー」は確かに一番面白かったかな.第5話の「探さないでください」もよかったけど.
  • 2026年5月30日
    地図で楽しむ 関西自転車さんぽ
    地図で楽しむ 関西自転車さんぽ
    大学で自転車部旅行班に入って以来,サイクリングを楽しんできました. ところが,この2月に比較的大きい (と本人は思い込んでいる) 開腹手術を受けて1ヶ月半ほど入院し,退院したものの手術傷跡のひきつれの痛みがひどくて,歩くにも杖を突く始末.入院中,リハビリ療法士の先生が「大丈夫,普通に歩けるようになりますよ」と励ましてくれていて,「どの程度まで歩けるようになりたいですか?」と尋ねられたので,「自転車に乗れるようになりたい」と答えたのですが,「乗れるようになります」とはついに言ってくれませんでした. 退院後も,リハビリの先生の「歩きなさい」とのお言葉に従って,毎日街歩きをしようとしているのですが,何もご褒美がないとなかなか歩く気になれない.そこで,地図アプリで見つけた喫茶店を片っ端から1日1軒ずつ巡ることにしました. というわけで先日訪れた,とある喫茶店にいろいろ置いてあった雑誌類の中に,このムック本がありました. ペラペラめくって見ているうちに,以前のような本気(?)のサイクリングは無理でも,どっかの駅前でママチャリをレンタルしてぶらぶらとポタリングするくらいならできるようになるかなあ,と思いはじめました.このムック本のポタリングコースは参考になると,注文してあったのが届きました. 自転車に乗れるようになりますかねえ.
  • 2026年5月29日
    木挽町のあだ討ち
    直木賞受賞のときに,これは面白そうと気になっていたのが,映画になったと知って,そっちで済ませてしまった感じでいました. そんなことを,他の映画の話題のついでに高校同級生のメーリングリストに書いたところ,「私は映画見ずの原作のみですが,映画化には視点をどうするかの問題があり,原作の良さはありますので,お薦めします」というレスポンスがありました.なるほどと思い,映画の印象が薄れないうちにと早速購入して,遅読の私にしてはずいぶん早くに読了. 語り手それぞれの来し方が丁寧に扱われていて,映画よりもっと物語にふくらみを与えていました.「あだ」討ちの種明かしの仕方も,原作の方が味があるなあ,と. でも,映画は物語がすっきりと進んで没入できますね.まあ,分かりきったことですが,小説と映画は別物という事で...
  • 2026年5月18日
    陰翳礼讃
    陰翳礼讃
    谷崎潤一郎は何となく自分の趣味に合わないように思い込んでいて,読む気になれずにいました.高校時代の同級生に建築会社の研究所に勤めていたのがいて,しかし建築そのものではなく,照明や音響・振動などを専門にしていました.その同級生と話していて,「陰翳礼讃」をぜひ読むようにと強く勧められて,それでは,と読み始めました.なるほどそのとおり,と思うこともあり,いやいやそれは単なる貴族趣味でしょ,と思うこともあり,貴重な読書体験でしたが,それでは他の谷崎作品を次々と読む気になったかというと,それほどでもない.ただ,晩年のものはひとつふたつ読んでみてもいいかな,と思っています. なお,この本も,紙の本ではなくて,青空文庫で読みました.Reads に参加している皆さんがデジタル書籍をどのように感じていらっしゃるか分かりませんが,批判的な人が多いのではないかしら,と思っていました.ところが,この「陰翳礼讃」を Reads 上で検索した時に,Kindle 版がトップに現れて,ちょっと驚きました.そんなことも,今こうして Reads に投稿していることの副産物でした.
  • 2026年5月18日
    The Little Prince
    青空文庫で「あのときの王子くん」を読んだ時,「あとがき」で、定冠詞の扱いと,タイトルを「あのときの王子くん」としたことの意味合いを,訳者大久保ゆうが述べていて,ちょっと気になっていました.しばらくして,原文で読めば定冠詞の扱いが分かるか,と思い,でもフランス語は読めないので,それでは英語で読めば,冠詞の使い分けも日本語訳と違って,分かるかもしれない,と考えて,Apple の「ブック」アプリでダウンロードできることを見つけて,読み始めました. 結局,冠詞の扱い云々を考えている余裕はなく,英文を読むことで精一杯.日本語訳タイトルを「あのときの王子くん」とした訳者大久保ゆうの考え方をちゃんと理解することはできませんでした. ただ,同じ物語を読みなおすことはいつもはなかなかしないけど,1回目に読んだ時には気づいていなかったような伏線とその回収を,おーおーそーゆーことねー,と楽しみました. だいたい,英語の本を読むのは,現役時代に必要な専門書を読んでいたことを除くと,40歳台の頃に,もともと岩波の児童文学全集(?)で読んで好きだった「ツバメ号とアマゾン号」シリーズを,原文で読んでやろうと思い立って読み始めて以来かも.その時はシリーズ12作中4作目までがやっとで,全作読破はできませんでした.再挑戦しようかなぁ.改めて1作目から読まないと十分楽しめないかなぁ.
  • 2026年5月6日
    エルマーのぼうけんセット
    エルマーのぼうけんセット
    自分が子どもの頃,ワクワクしながら何度も繰り返し読みました. 先日,高校の同級生でやっているメーリングリストで児童書の話題になって,もう30年以上前にボストンに住んでいた時,日本語学校で借りてきたエルマーの本を子どもに読み聞かせていたら,「くまが山をこえていった」という歌が出てきたところで,小学校入学前のプレスクールに通っていた上の子が「学校で習った」と言い出して,プレスクールでの英語についていけているんだと安心したという思い出話を書きました. すると,自分も子どもの頃夢中になって読んだけれど,この歌のことはおぼえていない,どこに出てきましたか,と尋ねるレスポンスがあって,でも,私自身,どこに出てきたか思い出せませんでした. エルマーの3冊はその上の子が自分の家に持っていっていて,このゴールデンウィークにわが家に来る時に持ってくるようにと頼んで,30年以上ぶり,私自身が子どもの頃読んでからは60年以上ぶりに読み返しました. 2冊目の「エルマーとりゅう」の92ページ,カナリア島の王さま「カン十一世」の「ひみつのたからばこ」の一番下から出てきた「じゅん銀のハーモニカ」で,エルマーがこの歌を吹いていました.「エルマーとりゅう」の表紙も ,エルマーがカナリアたちのためにハーモニカを吹いている絵です. さすがに子どもの頃なようにワクワクすることはないけれど,十分に楽しんで,3冊を一気に読みました.
読み込み中...