死者たち
45件の記録
1129_ymoi@1129_ymoi2026年7月27日読み終わったこういった史実と虚構が混ざった作品はとても読んでいて楽しい。 また読みたいと思うし、高橋源一郎さんの『DJヒロヒト』ももう一回読みたいなと思ったりもした。 クラハトの他の作品の翻訳を待ち望む気持ち。
葉山堂@hayamado2026年7月27日1930年代の日独合作映画製作がモチーフということで、帰国したら読むのを楽しみにしていた本。 戦前の映画製作事情や実在の登場人物たちについては、結局かなりのフィクションで(というかコンセプトとしての歴史改変)私が思っていたような小説ではなかったのだが、この小説の核はそこにはなく、これがどういう意図を持った作品なのかということは翻訳者の髙田梓氏の解説に詳しく書かれている。 その核は私の教養がまったく不足している分野(表現手法について、ヨーロッパドイツ語圏の文芸の土壌について)にあるので、一度読んだだけでは作品を理解したとは到底言えないのだが、 しかし理解不足ながらに、第二次世界大戦前後のヨーロッパ(物理的な舞台は主に日本だが)が描かれるときのあの暗く不安な感じ、世界が静かに狂っていくあの感じ、曇り空、暗いランプの灯り、湿った不衛生さ、そういう空気感だけはこれでもかと塗されているので、夜中に読んでまたまた後悔してしまいました。 (でも夜中しか読む時間がない…) 本当は何度か読み返して理解を深めたいのだけど、作品の空気から影響受けやすい私は、しばらく読み返せる自信がない。 ------------------------ 【日記】 3番目が一歳を迎えて、どんどん腕白になってきて毎日バタバタです。可愛いけど目が離せない。 といいつつも、夏休みに帰国して本屋や図書館で日本の本のいい匂いを嗅げる幸せ!満喫中です。 毎日本屋に行きたいけど、なかなか行けない😭
mikechatoran@mikechatoran2026年2月19日読み終わった海外文学捉えどころのない読み心地だった。1930年前後の日本とドイツを舞台にした、日独合作映画のプロジェクトの話なのだが、そう単純に話は進まない。ネーゲリは父の死に捉えられている。他の登場人物たちもどこか生気がなく亡霊のようだ。途中思い出したのがドラマ「バビロン・ベルリン」で描かれていた世界恐慌とハイパーインフレが重なったドイツの退廃的で享楽的な雰囲気。その一方でナチスの躍進が進む。日本ではチャップリンの来日に人々が熱狂する影で政治テロが起きる。さらに言えばきらびやかなアメリカと日本・ドイツの対比。本書にも登場するクラカウアー『カリガリ博士からヒトラーへ』を再読したくなった。/ 余談だが、甘粕が美少年という記述に「ん?」となったが、きっと著者は映画「ラストエンペラー」の坂本龍一を見たのね。もうひとつ表紙のJames Hoffの”The Audience"がとてもいい


manaetta@adesso80fame2026年1月11日読んだ日本とドイツの映画について、実在の人物が登場する。 ドキュメンタリーではないが、日本映画や欧州の映画がハリウッドを意識して負けんとする、そして映画と戦争がセットだった時代があったのだ、という記録のような物語。 登場する甘粕という人物や各作品を、傍らで調べながら読んだ。とても興味深かった。
sataka@satakan_4432025年12月2日読み終わった読者を幽玄の世界に手招きするような小説。ゆったりとした前置きから急激に異常な展開に突入するストーリーは、作中で語られた能を連想させる。歴史の暗喩といい、文体といい、一読でどうにかなる本ではない。





























