死者たち
30件の記録
mikechatoran@mikechatoran2026年2月19日読み終わった海外文学捉えどころのない読み心地だった。1930年前後の日本とドイツを舞台にした、日独合作映画のプロジェクトの話なのだが、そう単純に話は進まない。ネーゲリは父の死に捉えられている。他の登場人物たちもどこか生気がなく亡霊のようだ。途中思い出したのがドラマ「バビロン・ベルリン」で描かれていた世界恐慌とハイパーインフレが重なったドイツの退廃的で享楽的な雰囲気。その一方でナチスの躍進が進む。日本ではチャップリンの来日に人々が熱狂する影で政治テロが起きる。さらに言えばきらびやかなアメリカと日本・ドイツの対比。本書にも登場するクラカウアー『カリガリ博士からヒトラーへ』を再読したくなった。/ 余談だが、甘粕が美少年という記述に「ん?」となったが、きっと著者は映画「ラストエンペラー」の坂本龍一を見たのね。もうひとつ表紙のJames Hoffの”The Audience"がとてもいい

manaetta@adesso80fame2026年1月11日読んだ日本とドイツの映画について、実在の人物が登場する。 ドキュメンタリーではないが、日本映画や欧州の映画がハリウッドを意識して負けんとする、そして映画と戦争がセットだった時代があったのだ、という記録のような物語。 登場する甘粕という人物や各作品を、傍らで調べながら読んだ。とても興味深かった。
sataka@satakan_4432025年12月2日読み終わった読者を幽玄の世界に手招きするような小説。ゆったりとした前置きから急激に異常な展開に突入するストーリーは、作中で語られた能を連想させる。歴史の暗喩といい、文体といい、一読でどうにかなる本ではない。

























