アネモネ
@korino
- 2026年10月7日
タイム・アフター・タイム吉田修一読みたい - 2026年10月6日
かがみの孤城辻村深月読みたい - 2026年10月3日
本のおかげで暮らしていける津村記久子読みたい - 2026年10月1日
帳の向こう國分功一郎,若林正恭読みたい - 2026年9月22日
猫が見ていた井上荒野,加納朋子,北村薫,有栖川有栖,東山彰良,柚月裕子,湊かなえ読みたい - 2026年8月29日
イン・ザ・メガチャーチ朝井リョウ読み終わったテンポ良く読めた。面白かった。 『自分はこれを幸せとして生きるって決めたらそこで自分を過剰に消費し尽くそうとする人が多いんだと思います。資金や時間や思考力も注ぎ込んで、沸いたり揉めたり喜んだり怒ったりしながら感情も使い果たして、没頭度を高めるどころか狂いの強度を周囲に喧伝までして。そうしているうちは、何かに対して自分を余す所なく使い切っているという本人以外が覆しようのない幸福感を得られるわけですから』 - 2026年8月29日
感情労働の未来恩蔵絢子読み終わった図書館からようやく回ってきて読めた。私には一度で内容を咀嚼することが難しかったが今は沸き起こるひとつひとつの感情を丁寧に見ていきたいと思っている。 以下気になった箇所を記録 『事実と経験は違う。何かが起こった時、自分の感情が動く。そしてその起こってしまった出来事は長い時間をかけて私の脳によって消化される。もぐもぐと口を動かして食べるように、感情がウゴウゴと動いて、その出来事は消化されていく。そして事実は経験となる。それは私の人生の宝物である。正しかろうと正しくなかろうと、宝物である。それぞれの人が消化した、正解不正解とは無縁な、経験という宝物、そしてそれぞれの人の心の動き自体に敬意を払うということが私たちを自由に生きられるようにする感情労働なのだと思う。』 感情的知性を調べる方法として33項目のアンケートが挙げられていた。 『感情的知性の高い人は他人や自分の感情の動きによく気づく上に自分の機嫌をとれる人。他人から必ずしも承認されなくていい人。人間がわかるというのはもちろん人に認められようとすることとは違うしまた正解不正解を考えることとも違う。社会的な良し悪しとは別に感情を見られることをいうのである。良い感情悪い感情を問わず、人間が持ち得るさまざまな感情について知るのを楽しむことはできるはずで、多くの感情を知っている人だからこそ、自分と他人を幸せにする方法がわかる』 33項目のうち注目に値するとされたもの「私は自分の感情が動いたらそれに気づくことができる」 『自分を知る時はどんな時かといえば感動した時であると私は思う。自分が何に感動するかはあらかじめわからない。感動する瞬間は選べない。私はこんなことで心が動くんだと感情が動いてみて初めて自分のことがわかる。外から規定されたものではない自分を知る。無理やり社会に合わせ自分が見えなくなりやすい生活の中で感動の一瞬だけは自分のものだという気がする。そのような瞬間だけは誰にも譲らずにしばし立ち止まることにしている。』 - 2026年8月14日
- 2026年7月25日
くよくよマネジメント津村記久子読み終わった装丁から受ける印象と違って人間関係にまつわるケースなど本質を突いた内容にドキッとしたり同意したり。読み応えがあった。 以下書きとめ ◯愚痴。自分で言ってるうちに引っ込みがつかなくなってくる場合気がつかないうちにストレスを増幅させている。もともとそれほどでもないことが誰かに伝えようと一所懸命話しているうちに自分で自分の話術にはまりささいな嫌なことが生活を左右するむかつきに変わってしまう。この増幅作用は無駄で怖いこと。もともと憎まなくてもよかったものを人に話すために言葉にすることによって輪郭が立ち上がり結果憎んでしまうわけなので著しいエネルギーの浪費 ◯作業ペースから時間ベースに勤務時間の使い方を変更。タイマー利用。以前は作業の成果を重んじ非効率なことを嫌って次に何と何を同時にこなすと仕事が早く終わるかに突いてばかり考えながらそのわりに長い時間気晴らししていたり集中できずにいることが多かった。早くなくても小さなことでいいからストレスをためず継続してということに重点を置くようにした ◯衝動と願望の区別 - 2026年7月6日
夏物語川上未映子読み終わった生むということに関して 登場人物各々の立場での捉え方にひとつひとつ考えさせられた。ずっしりと重い。夜の公園で明かされた善百合子の話は現実とも重なりシクシクと心が痛い 川上未映子さんの情景描写は美しい。逢沢と再会して生まれ育った街を巡るシーン、観覧車でのボイジャーの話は涙がにじんだ - 2026年6月14日
春のこわいもの川上未映子読み終わった不穏な空気一色だったコロナ禍が舞台。そんな中で人のこころの奥底にある感情が川上未映子さんの静かで美しい文章によりひたひたと浮かびあがってくるような感じ。 「娘について」が印象に残った。 読んだのはちょうど機能不全家族が話題になっていたときだった。 - 2026年5月18日
忙しい人のための美術館の歩き方ちいさな美術館の学芸員読みたい - 2026年5月14日
定年オヤジ改造計画垣谷美雨読み終わった定年オヤジ常雄の価値観に心当たりがある。頭に浮かぶ人が何人かいる。言動に呆れながら読み進めるも常雄自身の戸惑いに悲哀を感じてはオヤジも時代の犠牲者なんだなと思う。終盤にかけ現実を受け止めながら変革していく様が清々しい 印象に残ったのは常雄が母の七回忌で田舎に帰り兄姉たちと久しぶりに会う場面。抜粋 「国の策略にまんまと引っかがったんだべさ。年寄りと赤ん坊の世話を女にさせどげば福祉さ回す金を削れるがらさ」 「俺だづ庶民は、その時代時代の政府の策に翻弄されるんだべさ。それをいづの間にか、昔からの常識みでに思い込んでしまってる」 - 2026年5月9日
ふつうの人が小説家として生活していくには津村記久子読み終わった今後津村記久子さんの著書を読んだ上で再読しようと思う。 気になったところを記録しておきたい。 優しいとかは性根がいるけれども 親切は技術だけでできるという記述に感心した。ケアは技術だから親切に近いものでは。才能でなくて技術なんだから誰にでも開かれている ケチはだめ。つまらん。世の中でウケてるかそうでないか、他人がどう思ってるかとかどれだけ自分の気持ちを接待してくれそうかでコンテンツを選ぶ人っていうのは絶対つまらん。 そんな人が自分の人生つまらんとか不幸やとか言ってても同情しいひん。 それは感情的にケチやからやろって思う。 自律性「自分の選択で物事をやれているか」大人になって何か興味をもった物事について調べたり選んだりする際に当時の「自分は自分が好きなことを決められる」という経験が糧になっている 自分にとって人生の目的は自分でできることを広げることだ、技術を修得することだという友人の話。 技術というようなまとまったものではないが自分の判断で一人でできることを増やすことが自分にとっての生きている意義の大きな部分を占めている - 2026年5月3日
傲慢と善良辻村深月読み終わった善良に潜む傲慢さ、登場人物たちを通して自分をふりかえる旅となった。 読み終えてから映画を見たがまるで別物だった。小説は心理描写が丁寧であることを痛感した。 朝井リョウさんの解説から抜粋 『この小説はヘビーなのである。(中略)何か・誰かを"選ぶ"とき、私たちの身に起きていることを極限まで解像度を高めて描写することを主題としているからだ』 『どこまでが自分で、どこからが社会なのか。どこまでが理性で、どこからが本能なのか。これまで私たちが選んだ何もかもは、果たして本当に自分の意思で選択したものなのか、名もなき大いなる流れの中で選択させられていたものも多いのではないか』 - 2026年4月9日
天使は見えないから、描かない島本理生読み終わった「叔父との恋愛」に興味をもてなかったが永遠子の成長譚として爽やかな読後感だった。親子関係、ジェンダーを描いたものとして登場人物たちの心情が興味深いものだった。 - 2026年3月26日
この父ありて 娘たちの歳月梯久美子読み終わった不勉強ながら渡辺和子さんのお父様が渡辺錠太郎氏であることをこの本で知った。 父の凄惨な死を至近距離で目撃した幼き娘 「私はあの場にいることができて本当によかった。私がいなければ父は自分を憎んでいる者たちの中で死ぬことになりました。私は父の最期のときを見守るためにこの世に生を享けたのかもしれないと思うときがございます」 - 2026年3月16日
熟柿佐藤正午読み終わった『ひとの言葉に神経質になり、相手の意図しない悪意まで汲み取ろうとしているのはわたしなのか。歳月はわたしの神経にヤスリをかけ友人の言葉を曲解するほど尖らせてしまったのか』 想像を性急に既成事実化する心の動きをヒヤヒヤしつつも興味深く読んだ。 不運なことに見舞われる中でも温情があり希望の持てるラストが良かった。久住呂さんが印象深い。 - 2026年2月13日
- 2026年2月5日
ゆるい生活群ようこ読み終わった自分の体調と重なる部分が多く興味深く読んだ。 著者のめまいは体に余分な水分が溜まっていることが原因、漢方薬とリンパマッサージによる治療が始まる。 『増やすよりも減らすほうが大事。体によいことをするより体によくないことをしないほうがいい。しかしこちらのほうがずっと難しいし辛いのだ』 『元凶は甘いものだ』わたしにもずっしりと重い。
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