アネモネ
@korino
- 2026年5月18日
忙しい人のための美術館の歩き方ちいさな美術館の学芸員読みたい - 2026年5月14日
定年オヤジ改造計画垣谷美雨読み終わった定年オヤジ常雄の価値観に心当たりがある。頭に浮かぶ人が何人かいる。言動に呆れながら読み進めるも常雄自身の戸惑いに悲哀を感じてはオヤジも時代の犠牲者なんだなと思う。終盤にかけ現実を受け止めながら変革していく様が清々しい 印象に残ったのは常雄が母の七回忌で田舎に帰り兄姉たちと久しぶりに会う場面。抜粋 「国の策略にまんまと引っかがったんだべさ。年寄りと赤ん坊の世話を女にさせどげば福祉さ回す金を削れるがらさ」 「俺だづ庶民は、その時代時代の政府の策に翻弄されるんだべさ。それをいづの間にか、昔からの常識みでに思い込んでしまってる」 - 2026年5月9日
ふつうの人が小説家として生活していくには津村記久子読み終わった今後津村記久子さんの著書を読んだ上で再読しようと思う。 気になったところを記録しておきたい。 優しいとかは性根がいるけれども 親切は技術だけでできるという記述に感心した。ケアは技術だから親切に近いものでは。才能でなくて技術なんだから誰にでも開かれている ケチはだめ。つまらん。世の中でウケてるかそうでないか、他人がどう思ってるかとかどれだけ自分の気持ちを接待してくれそうかでコンテンツを選ぶ人っていうのは絶対つまらん。 そんな人が自分の人生つまらんとか不幸やとか言ってても同情しいひん。 それは感情的にケチやからやろって思う。 自律性「自分の選択で物事をやれているか」大人になって何か興味をもった物事について調べたり選んだりする際に当時の「自分は自分が好きなことを決められる」という経験が糧になっている 自分にとって人生の目的は自分でできることを広げることだ、技術を修得することだという友人の話。 技術というようなまとまったものではないが自分の判断で一人でできることを増やすことが自分にとっての生きている意義の大きな部分を占めている - 2026年5月3日
傲慢と善良辻村深月読み終わった善良に潜む傲慢さ、登場人物たちを通して自分をふりかえる旅となった。 読み終えてから映画を見たがまるで別物だった。小説は心理描写が丁寧であることを痛感した。 朝井リョウさんの解説から抜粋 『この小説はヘビーなのである。(中略)何か・誰かを"選ぶ"とき、私たちの身に起きていることを極限まで解像度を高めて描写することを主題としているからだ』 『どこまでが自分で、どこからが社会なのか。どこまでが理性で、どこからが本能なのか。これまで私たちが選んだ何もかもは、果たして本当に自分の意思で選択したものなのか、名もなき大いなる流れの中で選択させられていたものも多いのではないか』 - 2026年4月9日
天使は見えないから、描かない島本理生読み終わった「叔父との恋愛」に興味をもてなかったが永遠子の成長譚として爽やかな読後感だった。親子関係、ジェンダーを描いたものとして登場人物たちの心情が興味深いものだった。 - 2026年3月26日
この父ありて 娘たちの歳月梯久美子読み終わった不勉強ながら渡辺和子さんのお父様が渡辺錠太郎氏であることをこの本で知った。 父の凄惨な死を至近距離で目撃した幼き娘 「私はあの場にいることができて本当によかった。私がいなければ父は自分を憎んでいる者たちの中で死ぬことになりました。私は父の最期のときを見守るためにこの世に生を享けたのかもしれないと思うときがございます」 - 2026年3月16日
熟柿佐藤正午読み終わった『ひとの言葉に神経質になり、相手の意図しない悪意まで汲み取ろうとしているのはわたしなのか。歳月はわたしの神経にヤスリをかけ友人の言葉を曲解するほど尖らせてしまったのか』 想像を性急に既成事実化する心の動きをヒヤヒヤしつつも興味深く読んだ。 不運なことに見舞われる中でも温情があり希望の持てるラストが良かった。久住呂さんが印象深い。 - 2026年2月13日
- 2026年2月5日
ゆるい生活群ようこ読み終わった自分の体調と重なる部分が多く興味深く読んだ。 著者のめまいは体に余分な水分が溜まっていることが原因、漢方薬とリンパマッサージによる治療が始まる。 『増やすよりも減らすほうが大事。体によいことをするより体によくないことをしないほうがいい。しかしこちらのほうがずっと難しいし辛いのだ』 『元凶は甘いものだ』わたしにもずっしりと重い。 - 2026年1月26日
すべて真夜中の恋人たち川上未映子読み終わった浅野忠信、岸井ゆきのというキャストで映画化されると知り購入。 閉ざしている主人公に投げつけられる無自覚で残酷な言葉の数々、実際口にはしなくても関係性としてリアリティがあった。 自分を解放していく物語 - 2026年1月12日
- 2026年1月10日
- 2026年1月9日
対岸の彼女角田光代森絵都さんの解説を書き留めておきたい 人と出会うということは、自分の中にその人にしか埋められない鋳型を穿つようなことだと思っていた。人と出会えば出会うだけ、だから自分は穴だらけになっていくのだ、と。 けれどもその穴は、もしかしたら私の熱源であるのかもしれない。時に仄かに発光し、時に発熱し、いつも内側から私をあたためてくれる得難い空洞なのかもしれない。
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