熟柿

44件の記録
- 柊琉@tokota12062025年6月28日読み終わった図書館本取り返しのつかない出来事で罪を背負って生きていく主人公の30年近い日々、重く苦しい物語に引き込まれて一気にに読みました。最後のタイトル回収が見事でとてもよかった。
- よしい@Yoshe2072025年6月4日読み終わった取り返しのつかない後悔って、きっとこんな風に本当に何気ない日常の風景の中のほんの些細な選択の間違いから生まれるんだろうなと感じて背筋が寒くなった。自分自身が明日にでも「こう」なるんじゃないかと思わされるような、まるで現実が目の前に迫ってくるみたいな圧倒的なリアリティーがあった。おかげでじっくり少しずつ読もうと思ってたのに続きが気になりすぎて一気読みしてしまった。
- hiroko.yane@komischrk2025年5月21日読み終わった2025年読了本終始「上手いなぁ」と思いながら、ストーリーに引き込まれで一気に読んでしまった。2008年から25年まで、ひとりの女性の人生を描いている。主人公に共感できるわけでも、自分を重ねるわけでもないのに、同じ時間を過ごしたという感覚が残った。
- nekomurice@nekomurice1232025年4月13日読み終わった熟柿 『熟した柿の実が自然に落ちるのを待つように、気長に時機が来るのを待つこと』 するすると頭に入っていく文体。最初にがっつり心掴まれて、吸い込まれるように最後まで読んだ。良い読書だった。
- おしろい@00_neumond2025年4月12日読み終わったほんの一瞬の出来事で、坂を転がり落ちるように人生が一変した主人公とあやうく…というところで踏みとどまった人たちとの交錯が対比になっていて面白かった。主人公の突発的に動くさまはちょっと理解できないけど、こういうところが人間らしさなのだろうかね ラストに希望が見えました。 熟柿の意味を考えながら読むと、冒頭のあの時こうしてたら…という思いと、終盤のここまで待ってこうなったんだ、という終わり方が繋がって、佐藤さん凄いな…としみじみ思った。あっという間に読み終わりました
- 清水美穂子@favoriteworks2025年4月10日読み終わった淡々と綴られていく文章はシンプルで、書かれていることも難しくなく、主人公もまっすぐで、すいすいと読めてしまうが、物語はせつない。主人公の人生も、彼女が綴る日記もせつない。 ラストまで、祈るような気持ちで読んだ。
- ギョ@8823kame1900年1月1日最悪の2択。「母親がひき逃げ犯の子供と、母親が亡くなった子供、どっちが不幸?」 女に殺されかけてるとき冷静に「すごい恨みは感じるけど所詮女の力だな」とか考えるのリアルすぎる。 変わらなかった未来がもうここにあるのに、仮定の話をしてどうするの?という正論。 自分の経験則から考えても、人生のターニングポイントって完全に予期しないポイントで訪れるから、予期できるような不安なんて本当にどうでもいいことだと思う。