忙しい人のための美術館の歩き方
56件の記録
苳@ortensia2025年10月9日読み終わった美術館の変遷や心理学視点から見たアート鑑賞など、様々なテーマで話が拡がっていき興味深かったです。著者の他の本も読んでみたいな〜〜と書店に行きたい気持ちがむくむく膨らみます。 次回美術館に行く際にはメモを取りアウトプットしてみようかな。
Mei@maple_uqu62025年10月5日読み終わったKindleサクッと読めた。 マスメディアが展覧会の企画運営に携わるのは日本独特のことであり、その背景は日本と海外の展覧会の成立ちの違いからであるという点は、面白いなと思った。 美術館の楽しみ方として、メモを取り、アウトプットをすることが書かれているが、美術館に限らず、まず(人の感想を見るよりも前に)ざっとでも自分の感想を自分で言語化するのは何においても重要だと改めて思った。「大半の人は自分の気持ちが言語化されるのが心地よい」から、漫然と他人の感想やレビューを読むというのは本当にその通り。私も映画や本を読んだあとに人の感想を読むのが好きだけど、読んでいるうちに自分の考えかそうでないかが分からなくなってきてしまうから、自分の言葉で語るということを意識付けたい。「鑑賞する側も作品から何を感じるかの自由がある」という言葉に勇気づけられた。 「作品を通じて、作家の目、世界を見る視点とシンクロすることになる」、「アーティストの視覚や感性の何割かが私たちの中にインストールされ、私たちの目は変化して」いくというのは、読書もそれに近いものがあるように感じた。 美術鑑賞ではまだそんな経験ができていない気がするので、また美術館にも行きたいと思う。


苳@ortensia2025年9月28日読んでるわたしは美術館に行くことが好きだ。 好みの展示を観ることは勿論、建築や空間の作り方も興味深いので、ちょっとした非日常を送るには美術館はぴったりだなと思う。 けれど、生活に追われ様々なことがタイパ重視になってしまう…そんな中に見つけた救いの書。学芸員の視点から見た美術館についてのことが読みやすくまとめてあります。


にどね@h_booklog2025年9月27日読み終わった以前読んだ『学芸員しか知らない美術館が楽しくなる話』がとても面白くタメになったので、こちらもかなり楽しみに読みました。 美術館を訪れる人の割合を年代別に調べてみると、30代〜50代の働き世代が美術館へ足を運んでいないことがわかる。 美術館へ行かない理由としては「興味がない」や「見たい展示がない」などがあるが、そのなかのひとつに「時間がない」がある。 しかし、働き方改革により平均労働時間は減少し、余暇時間は増加している。 果たして本当に「時間がない」のだろうか。 働き世代がいちばん美術館へ足を運ばないのに、アートや美術を冠したビジネス本が続々と刊行されている矛盾。(今や美術はビジネスマンに必須の教養なのだそう) 「すぐ分かる」系書籍やYouTubeなどの解説動画などで「待つ」ということへの耐性がどんどん低下し、一定の時間の中でどれだけ効率よく行動できるかというタイパ志向が浸透。 短尺動画や音声メディアが量産され、空き時間に常に「何かしている」と満たされるタイパ意識。 その受動的なタイパ志向により、自発的な行動のハードルが上がってしまうという弊害。 等々… 「時間がない」を深掘り・分析することで見えてくるコスパ・タイパの呪縛にただただ頷くばかり。 読書家の方たちはおそらくタイパ志向はそこまで強くないのでは?と勝手に思っているのだけれど(ちなみにわたしは観てると疲れるのでほとんどYouTube観ません)、どんどんタイパ志向が強まる現代人に危機感を感じてしまう。 上記以外にも美術館の変遷や、現代の美術館の新たな取り組み、美術館での鑑賞の仕方のアドバイスなどが書かれていて、読みやすいのに読み応え抜群の今回も素晴らしい一冊でした。


hayata@hayata2025年9月26日読み終わったおもろかった。ちくま新書、note 書いてる人よく出るイメージあるけどこの人もそう。書籍の本旨とはズレるけど、美術館の歴史と成り立ち、今置かれている状況についての解説が個人的には一番学びになった


- そう@saw_12025年8月24日読み終わった美術館に行く理由って確かに特にないかもしれない。 可処分所得時間があって読書がしたいのにxをつい見てしまう、そんな私にぴったりな本でした。 学芸員の視点から美術館に通うにはどうしたらいいかを書いた本。 ずっと発信をしたいしたいと言いつつ何もできない私には刺さる本でした。

1neko.@ichineko112025年8月9日読み終わった「メモは最強の鑑賞補助ツール」 ディスクリプション(作品記述)という作品が持つ情報を徹底的に記述する、言語化できる能力に憧れる。 鑑賞する時の文字になっていない情報、知覚、「気づき」を「メモ」するという習慣がこれまでなかったので、早速、実践して見たい。


りんご食べたい@k-masahiro92025年8月4日読み終わった『映画を早送りで観る人たち』や『ファスト教養』から通じる何かが垣間見られた気がする。ウェブ上でいくらでも見ることができる美術品ではあるけれども、作品を見た時の凹凸感など質感の記憶や周囲の物音や雰囲気と共に記憶に残る鑑賞体験となることは、美術館を訪れることが好きな人はどことなく感じている感覚だと思う。

















































