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こづえ
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@kozue3373
人文社会系を中心に年間120冊ほど読んでいます。
  • 2025年10月6日
    「人生で大切なことに気づく」ための文章術 自分のことを書いてみる
    人生後半を意識して「じぶん史」を書きたいと思った人向けの本。エッセイを書いてみたいなと思う自分にも参考になった。 書くことを続けると話すのも上手くなる、というのは話すことに苦手意識がある自分には福音。 書きたいときに書くのではなく、期限やルールを決めてとにかく机に向かうこと。自分で自分に宿題を出さないといけない年齢になったなあ。 書けるようになりたければ書くしかないのである。
  • 2025年10月5日
    Die with Zero
    Die with Zero
    将来への不安から「節約しなきゃ」と比較的お金のかかる楽しみを諦めて目的意識なくお金を貯め込んでしまう思考の癖をやめたいと思い手に取る。 稼いだお金は自分の人生の時間の対価なので、お金を有効に使い切らない=自分の人生を浪費することというロジック。 特に、子孫や寄付として残す分についても、自分が死ぬ時=子供が年老いてからよりも、よりお金の価値が高い若い時に生前贈与する方がお金の価値を最大化できるという話はもっともだなと思った。 そして、死ぬ前にお金が足りなくなる事態を避けるためには自分の余命を知ること、として生命保険会社とかの余命診断サイトを利用することが推奨されている。実際に適当に見つけたサイトでやってみたら97歳まで生きるとの結果が出て、理想より長すぎる現実に直面するなどした。何歳までどう働くかによるけど、今のところは97歳までに使い切れるかよりも97歳までにお金が不足しない方法(終身まで続く個人年金に入るとか)を考える方が優先だなとなるなどした。 いつかやりたいと口にする旅行や親孝行や体が元気なうちしかできないアクティビティとかは、残された時間を考慮して(そのタイムリミットは寿命よりもずっと早く来る)計画せねばと思う。 図書館に日本語版の蔵書がなかったのですぐに借りられた原書版で。英語で本を読むのは大学卒業以来で、分からない単語も辞書を逐一引かずに読み飛ばしながらだったので理解度は8割くらいだけど、意外と原書でも読めるんだなと自信になった。
  • 2025年9月26日
    暇と退屈の倫理学
    広く読まれる哲学書がある社会って希望があるなと思う。 人間的/動物的という言葉の使われ方が今ひとつ理解しきれなかった(考えることは動物的らしい)。生きることに必死にならなくて良くなった人間は、暇や退屈を感じる宿命にあるし、それらを感じることができる自由がある。そのため、人生には暇や退屈を忘れさせる気晴らしが必要。「教育は以前、多分に楽しむ能力を訓練することだと考えられていた」(ラッセル)。楽しんで生きていこうね。
  • 2025年9月20日
    強運
    強運
    アパホテルの部屋にあったうちの一冊。リーマンショック前に耐震偽装問題で売り上げが落ちて持っていた不動産のほとんどを売り抜けたからリーマンショックでのダメージが少なくすみ、さらにリーマンショックで値下がりした一等地を数多く購入できたという話は強運だなあというか、ピンチをチャンスに変える力があるんだなあと感心した。
  • 2025年9月15日
    間違いだらけの省エネ住宅
    間違いだらけの省エネ住宅
    根拠が明確で、自身の設計経験やコンサル経験にも裏付けされていて、ポイントが明確でとても参考になる。戸建で夏涼しく冬暖かい家を作るって相当困難なんだなあということがわかり、それらを求めるなら窓の性能が良いマンション中間住戸の方がよっぽど手っ取り早いな…と思ってしまった。今のマンション冬で空調つけなくても17-18度だし…。。
  • 2025年9月12日
    有閑階級の理論[新版]
    有閑階級の理論[新版]
    "本書を一度も読んだことのないという人は読書家とは言えない。最低限の教育しか受けていない人でも、出典は知らないままな「衒示的消費」、「衒示的浪費」、「金銭的競争」といった言葉を耳にしたことが一度ならずあるだろう"(ジョン・ケネス・ガルブレイスによる前文) 恥ずかしながら経済学の超有名な名著だということを知らずに読んだ。 生産的労働をしないことが高貴な身分の証。大筋は理解したし考え方としては面白かったけど時代背景とかちょっと解説がないと消化しきれなさそう。
  • 2025年9月6日
    断面図でわかる建築設備
    断面図でわかる建築設備
    建築設備は配管や機械が天井裏や床下、梁の中などに隠されていることが多く住んでいる家でさえも何の管がどこに通っているかわからないくらいだけれど、こうやって示されるといかに建物の使用用途や形状に沿って考えられて選択・配置されているかがわかって面白い。技術でありアートだなあ。
  • 2025年9月3日
    ロゴスと巻貝
    ロゴスと巻貝
    読書家の友人が最近読んで良かった本、と教えてくれたエッセイ。詩人のエッセイっていいよね、とわたしは長田弘の『私の好きな孤独』をお返しに勧めた。 読書にまつわるエッセイが多いのだけれど、いわゆる文学作品や詩に疎い自分には到底わからない感覚が認められていて、ああ本をちゃんとよく読む人ってこういうふうに物事を感じたり表現することができるんだ、と思った。音楽や料理の味を言葉にすることができるのって、読んだ人も決して書いた人が感じた通りに感じることはできないのに、意味あるのかな、と思いつつも、面白いなとは思う。
  • 2025年8月30日
    長谷川あかり DAILY RECIPE Vol.1
    レシピ本は読み物。夏のレシピムック本。ここ一、二年?長谷川あかりさんのレシピが好きでTwitterでよくお世話になっていたので初めて本を手に取ってみる。和風酒蒸しハンバーグ、わかめと豚肉のマスタードソース炒め、海苔キュー炒め、粉チーズと大葉和えそば、、、あーこの組み合わせは思いつかなかったけど美味しそう!というものからどんな味なのか想像もつかないけど作って食べてみたい、、と好奇心をくすぐられるものまで。うん、やっぱり手元に欲しいから買おうかな。
  • 2025年8月30日
    ふうふ写真散歩
    写真愛好家の夫婦が散歩しながらとった風景やお互いの写真と、妻の文章と。撮るのは趣味のお二人でも撮られる姿はあくまで素朴なぎこちなさがあって、ああでも身近な人を撮った写真ってこういうものだよねという親しみがある。ライカで撮ってても決して近寄り難いアートとかではなくて、あくまで家族写真とありふれた日常が鮮明に写っている。そんな日常も、いつまでも続くわけではない。それを知ってか知らないか、人は写真を撮る。残す。いつか見返した時にどんな気持ちになるかなんてつゆも想像せずに。
  • 2025年8月30日
    日本人なら知っておきたい 四季の植物
    花の名前がわかるといいなあと常々思っている気持ちを読書に託す。ナノハナとオミナエシとか、スミレとアヤメとか、ツバキとサザンカとか、咲く季節や時期を知っていれば見間違えることないものを今まで多く混同していたなあと認識する。未だに桃と八重桜の区別がつかない。バイオームとか便利なアプリもあることなので、なりたい自分になれるように行動に移していこうね…。
  • 2025年8月30日
    心を癒やす環境デザイン
    心を癒やす環境デザイン
    「バリアフリーとデザイン性は両立しない」か?という問いって結構大きいかもしれない。機能面だけを考えたら「握りやすいグリップ」や「視認性の高いコントラスト」などの発想になってくるけれど、じゃあそれだけで心穏やかに心地良く過ごせるかというと必ずしもそうではないし、「使いやすいけど落ち着かない」ということはいくらでもあるだろうなと思う。 伝い歩きをするには横手すりではなく腰高の棚でも十分だし、住み慣れた家と同じ見た目や間取りならトイレだって迷わない。 巻末の、施設の中に「お地蔵さん」を置くという実証実験がとても興味深かった。他の試みとしておいた「おくどさん」や「縁側」は他人の家だという認識であまり利用者が寄り付かなかったが、「お地蔵さん」には積極的にお参りやお祈りをする人が集まってきたと。 落ち着く場所や心の拠り所は人それぞれだけれど、施設が生活の場であるならば、信仰の場はたしかに重要だよなと思った。家族と、役割と、信仰が必要なのかもしれない。
  • 2025年8月30日
    ゼロからはじめる建築の[法規]入門 第3版
    タイトルからしておカタイ教科書かと思ったら、1ページ1知識のイラスト解説付きのユーモアありの優しい良書だった。建築法規の本なのに、「はじめに」の冒頭が「建築の勉強の中で、もっともつまらなく退屈なのが建築法規です。」でいかに建築法規が分かりづらくつまらないかが語られていて笑ってしまった。そういう立場だからこそ、どうしたら分かりやすく面白く伝えられるかを考えられるんだろうな。いい先生だな。
  • 2025年8月28日
    大和言葉つかいかた図鑑
    柔らかい語彙を増やしたいなと思って手に取った。言葉ごとに一つついているニシワキタダシさんの挿絵(一コママンガ?)が絶妙で、読みながらずっと笑顔で時々吹き出しながら楽しんだ。語彙としては殆ど広く使われているものだけれど、時々これは聞かないし使わないし明治大正昭和の文学作品にはあるかもな〜な馴染みのないものも。もっけのさいわいとか使ってみたい。
  • 2025年8月27日
    「建築の設備」入門
    「建築の設備」入門
    地球が宇宙の中でいかにして一定の気温を保っているか、の話から始まってシビれた。設備というとどうしても人工的で自然から離れたものに感じてしまうけれど、本来目指すべきは逆で、いかに自然の摂理や仕組みをうまく建築物内に適用するか、なのだな。
  • 2025年8月24日
    建築と利他
    建築と利他
    堀部安嗣さんという建築家を知れたことと、四国のお遍路に興味を持てたことが収穫。 利他の最たる形は、知らない先人たちから見えない他者への恩送りなのかもしれない。「チ。」を思い出す。利他をしようと思ってするのではなくて、自分が与えられているものをしっかりと受け止めて適切に遺していくというのが結果的に利他になる。
  • 2025年8月21日
    椅子と日本人のからだ
    ブックカフェで見かけて気になったので読んだ本。「日本人の」と書いてあると身構えてしまうが、椅子文化の中心である西欧に学ぶ姿勢が強くあり、興味深く読んだ。良い椅子ほしい。吉祥寺のショールーム行ってみようかなあ。
  • 2025年8月17日
    改訂版 パッシブデザインの住まいと暮らし
    改訂版 パッシブデザインの住まいと暮らし
    自然の空気の流れや陽の光や熱を上手に利用するエネルギー効率のよい快適な家、パッシブハウス。市街地の狭小住宅地ではかなり難易度が高いことがわかり、いい意味で選択肢が狭まった。
  • 2025年8月17日
    ロッジア 世界の半屋外空間 暇も集いも愉しむ場
    テラス席が気持ちいいと、人生を祝福されたような気持ちになる。夏は暑いけど、朝晩は風が気持ちいい時がある。外に出ると元気になる。内にいながら外と関われる、半屋外空間、味わっていきたい。
  • 2025年8月16日
    庭の話
    庭の話
    どこまでも偏屈な主観だなと思いつつも、面白くて最後まで読んでしまうのは、そこに説得力を感じさせる論理的正しさが一定程度あるからなのだろうと思う。私は世界をこう観ている、という語りを長い時間聞かせてもらって、読む前と読んだ後とで社会のさまざまな出来事の見方や解釈や価値観が少ながらず変わる、本を読む面白さってここにあるよなと思い出す。
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