しお
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- 2025年6月8日
- 2025年6月8日ハーバード・ビジネス・レビュー[EIシリーズ] やっかいな人のマネジメントDIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部,ハーバード・ビジネス・レビュー編集部読み終わったこちらが不快になる対応をしてくるひとには理由がある。こちらが相手の期待を満たせていなかったり、相手が事情を抱えていたり、またはこちらが相手のプライドを傷つけていたり。まずは対話、解決しなくて仕事に不利益が出ていればその証拠を集めて上司に相談など具体的な手段を提案してくれる役に立つ本だった。「本気で仕事を台無しにしたいひとはいない、どこかですれ違っていることが多い」という主張だと受け止めた。
- 2025年5月31日
- 2025年5月31日読み終わった安楽死、尊厳死をめぐる議論はあまりに言葉の定義が雑である。だから議論が混乱している。 生命倫理学では以下の3つに考えるのが一般的。 1.積極的安楽死、医師が筋弛緩剤などを注入して死なせる。 2.医師幇助自殺、医師は致死薬を処方するが、それを飲むか飲まないか、いつ飲むかは患者に委ねられている 3.延命治療の手控えと中止、生命を維持するための治療的介入を行わないこと。 安楽死と尊厳死を一部でも認めると拡大して「死ぬべき命・生きるべき命」という選別が行われるようになってしまう、という主張が腑に落ちるところだった。以前母親に3番の「延命治療の手控えと中止」を選択する直面に接したら、延命治療はしないで、といわれたことがあり、考えておくねと答えた。それを考え直すことができたいい本だった。延命治療によって楽しく人生を送っている人もいる、そのことを自分は知らなかった。
- 2025年5月31日身近な薬物のはなし松本俊彦読み終わったすごく面白かった。松本俊彦先生の著作は一貫して「薬物依存症はそれを引き起こす薬物に依存性があることよりも、その薬物に頼らないと生きていけない状況にこそ問題がある」と主張している。 この本でも例外なく、酒に頼らなければならなかったアメリカンインディアンやエナドリに頼る現代の子どもたちの姿を痛々しく描写している。酒、カフェイン、タバコと身近な薬物の歴史やその伝播について読んでみると人々はいつもなにか依存性のあるものと付き合いながら暮らしてきたことがわかる。 自分は毎日コーヒーを飲まずにいられないので特にカフェインの章を面白く読んだ。カフェインは規制されようとするたびに為政者が「う、うますぎる」となって規制を解除する繰り返し、というのが面白かった。
- 2025年5月24日職場で傷つく勅使川原真衣読み終わった職場で能力を発揮することは周囲との関係性も大いに影響する。そこでないがしろにされていると感じると傷つく。まずは「いてくれてありがとう」と感謝をすることから始めよう、能力評価はその次だ、みたいな本。確かにねえ
- 2025年5月24日プロジェクト・ファザーフッドジョルジャ・リープ,宮崎真紀読み終わった治安の悪い街で生まれ育ち、暴力や薬物にさらされてきた男性たちが次世代の同じような育ちの男性たちのために「父親がわり」としてコミュニティを作る話。上間陽子さんがおすすめしていたので読んだ。子どもが宝なのは、人間がその存在により、いい方向に変容しようと奮起させる力を持つのも一因だ
- 2025年4月28日裸足で逃げる上間陽子読み終わったつらい思いをしている女の人の話を読むと、自分がその人を助けることをサボっているような変な罪悪感に襲われるので手に取るまでかなり躊躇ったんだけど。上間陽子さん文章うますぎる。とくに美羽と翼の話がなにかのお話のようだった。夫に殴られた翼のところへ来た美羽が「大丈夫?」と尋ねる代わりに自分も殴られたようなメイクを施して、二人で写真を撮るところ。 「調査する人生」で上間さんは和樹の話も聞いた、と話していたので、探して読みたい。
- 2025年4月28日調査する人生岸政彦読み終わった打越正行さんへの上間陽子さんの追悼文(https://www.webchikuma.com/n/n3777013c8ca2?gs=fd649bac70c4)があまりに印象に残ったので、二人ともを知ることができるかなと思って読んだ。調査する人生。寄り添うでも救うでもなく、人間を対象として調査するのはかなり難しそう。全体を通して岸政彦さんは手法とか、ヒアリングしたエピソードの解釈とか、調査する人間としての立場から対話していて面白かった。
- 2025年4月16日
- 2025年4月15日外国語の遊園地黒田龍之助読み終わったあー面白かった 黒田先生のエッセイ大好き ロシアの買い物袋「アヴォースィカ」は「ことによると、ひょっとしたら、もしかしたら」という意味のアヴォースィから来ているという話が特に気に入った。
- 2025年4月13日刑法総論の考え方・楽しみ方佐伯仁志ぱらぱら読んだこの講義(https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_1211/)が大変面白かったので読んだ。ぱらぱらとめくるだけで目を惹く文章があってついつい読み込んでしまうがわからないところも多く、読み終わるのに時間がかかりそう。制裁について研究している先生らしい。 章の導入に犯罪小説を事例としてもってきたり、居酒屋での会話をもってきたり、とにかく読ませる。すごく面白い。
- 2025年3月25日
- 2025年3月22日妊娠小説斎藤美奈子読み終わった斎藤美奈子の本どれもとても面白い。妊娠小説史、とりわけ望まない妊娠についてどのように取り扱われてきたかが軽快な筆致で綴られていって爽快。作家はその活動においてデビュー作またはその直後、それから自伝的作品の二回妊娠小説を書きがちであるという指摘が興味深かった。次は斎藤美奈子のどれを読もうかな!
- 2025年3月22日会社はあなたを育ててくれない古屋星斗読み終わったタイトルに「それはそう」と思って読んだ。業務時間外の勉強とかについての本かと思いきや新時代のキャリアデザインの本だった。 大きなアクションを起こすにはスモールステップの積み重ねで、過去の小さな行動はキャリア観の変化を通じて大きなアクションを促進しているということに納得した。 しかしこの本のキャリア獲得の論拠としている1万時間の法則ってどこかで否定されていなかったっけ?
- 2025年3月22日
- 2025年3月21日Science Fictions あなたが知らない科学の真実スチュアート・リッチー,矢羽野薫ぱらぱら読んだ科学は社会的なものであり、論文を用いて世間に持論を納得させなければならない。その途中でバイアスや名誉欲などによって真偽が疑わしい不正な論文が出来る。査読を経て学術誌に掲載されるような論文においても。
- 2025年3月17日
- 2025年3月17日物語のある鉱物図鑑ペズル,小田島庸浩気になる
- 2025年3月17日安全に狂う方法赤坂真理気になる
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