調査する人生

101件の記録
- nessie@nessieayako2025年7月7日読み終わった端的に定義できないことは山ほどあって、むしろ社会ってそういうものが集積した状態なのではと思いながら、私の脳めっちゃちいさ!って落胆して、気が遠くなりそうになる一方でなんだか救われるような気持ちにもなった。読んでよかった。 他者を理解することはどこまで可能なんだろう。数年後に読み返したらまた違った読み方ができそうな気もする。
- Ken@ken_book_lover2025年5月30日読み終わった2025年の1冊目。質的調査を専門とする研究者同士の対談集で、どのように調査しているのかという裏話が聞けたり、質的調査という方法論の問題について議論されていたりと面白かった。幾人かの人生の断片を丁寧に聞けば、そこから一般化できることがある、という岸先生の信念にも共感。 「よいエスノグラフィーや生活史の社会学はすべて、ディテールが書かれている」というのが印象的で、たまたま別で読んでいる脚本の教科書にも同じことが書かれていた。どれだけ細かく登場人物のリアクションを描写したシーンが書けるかどうかが大事と。研究でも物語でも、具体性こそが人に何かを伝えることができるんかな。
- 芙柚@mint_2025年5月29日読み終わった大学生の時、社会学を勉強すればよかったなあ、と思った。 「他者の合理性」という言葉。 個人にはそれぞれ合理性があって、それは私は共感できるものではないかもしれない。どうしてそんなことをするの?と思ってしまう人もいるのは事実なんだけれども、でもその人には必ず「理由」がある。個人の体験や経験に基づいた「理由」があることを理解して、それを聞き取って、わかりたいと思った。
- しお@landscape_2025年4月28日読み終わった打越正行さんへの上間陽子さんの追悼文(https://www.webchikuma.com/n/n3777013c8ca2?gs=fd649bac70c4)があまりに印象に残ったので、二人ともを知ることができるかなと思って読んだ。調査する人生。寄り添うでも救うでもなく、人間を対象として調査するのはかなり難しそう。全体を通して岸政彦さんは手法とか、ヒアリングしたエピソードの解釈とか、調査する人間としての立場から対話していて面白かった。
- つづけ~@kozonoyuki_03092025年4月20日読み終わった再読したほんとうに面白い 去年読んで、もっと社会学について学ぼうと思ったのに全然捗っていない現状の前に、勉強を諦めたわけではないよと自分に言い聞かせるために読んだ 学ぶぞ!!!!! 理解できる箇所が前回より増えたようなそうでもないような
- こばこ@chek_honda2025年3月26日読み終わったひとの話を聞くことはときにとてもきついことだなと思うので、対談している皆さんがこれまでに書いた本を読んでいると、話を聞く側である自分をどうやってケアしているのだろう、と思うことがあった。 特に上間陽子さんの章で具体的に語られていて、また読み返そうと思う。
- 廣畑達也@pirohata122025年3月21日読み終わった@ 自宅書くと書かないのあいだの逡巡について語り合われているのがとてもよかった。そのあいだで揺れていることが、真摯に人の話を聞くことにつながるのではないか、と思えた。折に触れて読み返す本になるだろう。
- おいしいごはん@Palfa0462025年3月11日読み終わったちょっと前に読んで面白かった。 色んな方の生活史やオーラルヒストリーへの向かい合い方が見えて面白かった。個人的に岸さんの反応(というか、相手の話を聞いて語り出す方向)が似通っていて、そんなにそれ系統の話を繰り返すならそれで一冊書いてくれ〜!ってなった。
- bocca books@littlesummer2025年3月10日読み終わったかつて市場調査でインタビューに関わっていましたが、ここで言う「してはいけない質問」ばかりしていたような。分野をあらため、生活史のインタビューをしてみたくなりました。 あと、表紙の写真の意味がわからず。分かった方いたら教えてください!
- 廣畑達也@pirohata122025年3月7日読んでる@ 自宅首がもげるほど頷きながら読んでる。最近、答えを求める話の聞き方から、その人全体を聞くようになってきた自分にとって、大事なことしか書いていない。
- Sachiko@komsms2025年3月6日読み終わった「かけがえのないものや、ささやかなもの、チマチマしたものに全てがあるんだというのは、それはそれでロマン主義な気がする。非常に凡庸なストーリーですよね。 だからぼくは構造の中の孤独、全体の中の個別が好きなんです。丸山さんの本が好きなのは、それが書いてあるからですよね。構造的条件をきちんと書いて、その中でなんとか生きている女性、選べなかったりするし、施設に入るけど戻って来たり。」
- 北村有(きたむらゆう)@yuu_uu_2025年3月5日読み終わった三宅香帆さんが「人の話を聞く仕事をしている人、興味のある人は読んだ方がいい」と言っていて購入。 相手の10年を聞くために、自分の10年を投じる。人生史を聞く社会学者たちの覚悟が連ねられた本だと思った。
- 北村有(きたむらゆう)@yuu_uu_2025年3月3日読んでるP125 「簡単に理解できない、矛盾した語りとかに出会った時に、人間の深みを感じますよね。だからこそ、そこをもうちょっと掘り下げて考えたい気持ちが生まれるのだと思います」 公園が生きる場所だと受け入れている女性ホームレスの話、沖縄戦の集団自決を経験しながら基地も容認している人の話。ただただ、すごい。
- 北村有(きたむらゆう)@yuu_uu_2025年3月1日読んでる沖縄の若者について調べるために、実際に沖縄若者コミュニティに入り込んで十年の時間を投じるってすごい。そこまでモチベーションが続くものなんだな、社会学や人類学のフィールドワークって