身近な薬物のはなし

76件の記録
- ピノ@pinofort2025年10月10日読み終わった市販薬・処方薬ODも含めて 詳細に触れられていたのが良かった 薬物依存症、自傷行為の理解と援助に引き続き 著者の書籍を読了したが、市販薬・処方薬ODに ついては今回の書籍が1番詳細に書かれていた。
- Ayako@aya_rb2025年9月9日読み終わったとても勉強になった。 薬物の合法/違法を決定するのは、医学ではなく政治。マイノリティがどうしたいか、で決まってしまう面があり、且つそれは資本主義の思惑と大いに絡んでいる。 「良い薬物」「悪い薬物」があるのではなく、あるのは「良い使い方」と「悪い使い方」。そして、悪い使い方をする人には、そうしてしまう理由があり、困りごとを抱えている。多くはトラウマ。トラウマをトラウマたらしめるのは、社会の問題でもある。 そして自分の中の依存対象を省みれば……それは完全にカフェイン! 珈琲アロマとその甘味・苦味・酸味(はあまり好きじゃないけど)のハーモニーに完全に魅了されている。 一日一杯の幸福。 ありがたいのは、二杯までで身体が欲求しなくなること。身体と対話できるかどうかは、深刻な依存に陥るか陥らないかの分かれ道かもしれない。そして、トラウマや困りごとのある人は、こころと身体の通路が断絶されていたり、つながりが悪くなってしまっているのだろうと思う。困りごとやトラウマゆえに。
- 九日@kokonoka2025年8月5日読み終わった酒も煙草もやらんしコーヒー紅茶もなくてもいいくらいに生活してるのでそんなに自分ごとではないかなと思いながら読み始めたけど、薬物の歴史と社会との関わり、近年の問題などぜんぜん知らなくて面白く読んだ。そしてカフェインについては気をつけようと思った。市販薬の中にも入ってるんだなあ。 薬物に良いも悪いもなく使い方の問題。はい。
- 離乳食@munimuni2025年6月30日わかりやすかった〜!歴史と現在を繋げて書いてくれてる、読むほど「昔から人はアルコールやタバコやカフェインが大好きだったんだな〜」と自分のアル中やニコチン依存を気楽に自戒
- みやも@miyamo2025年6月21日読み終わった心待ちにしていた一冊でしたが、知りたかったこと、知りたくなかったことの両方で、なんとも言えない読後感です。そして問題はやはり植民地主義に端を発するのか、と…。また読み返したい
- しお@landscape_2025年5月31日読み終わったすごく面白かった。松本俊彦先生の著作は一貫して「薬物依存症はそれを引き起こす薬物に依存性があることよりも、その薬物に頼らないと生きていけない状況にこそ問題がある」と主張している。 この本でも例外なく、酒に頼らなければならなかったアメリカンインディアンやエナドリに頼る現代の子どもたちの姿を痛々しく描写している。酒、カフェイン、タバコと身近な薬物の歴史やその伝播について読んでみると人々はいつもなにか依存性のあるものと付き合いながら暮らしてきたことがわかる。 自分は毎日コーヒーを飲まずにいられないので特にカフェインの章を面白く読んだ。カフェインは規制されようとするたびに為政者が「う、うますぎる」となって規制を解除する繰り返し、というのが面白かった。