平熱のまま、この世界に熱狂したい 増補新版

113件の記録
- 苳@ortensia2025年8月20日買った読み終わったわたしにとって日常に哀しみや憤りといった感情は隠し直さなくてはいけないネガティブなものだった。自分の弱いところも合わせて自分なのだと、弱くあってもいいのだと目から鱗がとめどなく落ちていった。 言葉の引き出しや引用される書籍の豊かさに驚嘆せずにはいられない。わたしも言葉を上手く紡ぎ人間と関わり生きていけるようになりたいと目標をくれた本だった。
- 苳@ortensia2025年8月14日買った読んでる目次の中の言葉の選びに惹かれて購入。不安定な気持ちに潰れそうな今、自分の何かしらを肯定して欲しかったのかもしれません。 書店に行くと素敵な装幀だなと手に取るとちくま文庫であることが多いです。存じ上げなかった方とも出逢うことを叶えてくれる、魅惑的、ちくま文庫。
- 朝胡@asahisa222025年8月5日読み終わった@ 自宅面白かった! 買って読んでよかったな。 随筆は文学なのだ、ということをまざまざと感じさせられる文章だった。 弱さについて、こうも飾らずに、愚鈍な己をさらけ出して、書けるものだろうか。 すごく落ち着いた文体で、きっと相当の苦痛を受けたであろうことを告白しながら、手探りで身近な平凡と向き合う様を、描写している。 本書の「弱くある贅沢」と、それに続く「僕の好きだった先輩」という随筆が好きだ。 私に、弱いままでいる勇気を与えてくれてありがとう。 自らの弱さを受け入れるのは、本当に怖い。 私は鬱病を患ってから、何度、自分の弱さを受け入れては、また受け入れられずにのたうち回ったことだろう。 今だって、鬱病が再発しているのではないかということに気づきながら、目を塞ごうと躍起になっている。 筆者は、こののたうち回る苦しみを、恐らく骨身に染みて知ってる。その上で弱さを選んでいる。 そのことに驚嘆しつつ、私も奥歯を噛み締めて弱くありたいと願った。 私は弱さを持ち続けられるだろうか。不安だが、その不安ごと、弱さごと歩いてみたくなるような、そういう勇気を持ちたくなる本だった。 弱い自分が大嫌いだけど、本当は弱いままでいたかった人に、読んでほしいな。
- 朝胡@asahisa222025年8月2日買った読み始めた@ 電車元々気になっていた本だけど、『随風』を読んで余計気になって購入した。 早速読み始めたけど面白い〜〜! 一つ目のエッセイから、落ち着いた文体の中に穏やかな優しさが漂ってていいな。 ついつい周りに合わせて辛くなろうとしてしまう自分に響くぜ。
- 海辺のフカフカ@ohanatan2025年6月5日読み始めた1ページ目読み始めてすぐ、「この人、私なのかな?」と思うくらい、心の中でつらつらと考えていることが似ていた。哀しさと楽しさと愛しさと、言葉にできないないまぜ感の中で生きてる。でも読み進めていくと違っているところも見えてきた。へー、そんな風に思ったことなかった、と面白い。 ちょびちょびと大切に読み進めたい本。
- 千果(ちか)@chikapi992025年5月23日『平熱のまま、この世界に熱狂したい』 このタイトルに全てが詰まっている。これほどまでに秀逸なタイトルはないと思っていたら、人から「変なタイトルの本だね」と言われた。すごく変な言い方だけど、このタイトルの良さが分かる自分で良かったと思った。 少し前、私も心が壊れる音を聞いた。最近ようやく弱さを認められるようになってきた。全部含めてまるっと受け止めてあげたいって改めて思った。
- リチ@richi2025年4月19日かつて読んだこの著者の書き方に憧れる。こういう距離感で、凪の文章を書けたらいいな、と強く思う。 様々な本を引用しているのだけど、その引用の仕方もとても良い。引用しても引っ張られないというか、著者の言葉にちゃんと繋がっている感じがして、とても良い。(語彙力よ。。。)
- もめん@nono_200008142025年4月6日買った"弱さ"がテーマとしてある本に思う。 まだ読めていないけれど、誰もが持つ弱さをどう捉えているのか、弱さを持つというのは果たして悪いことなのか?なにかヒントになると嬉しい。
- 月日@tsu_ki_hi_2025年3月24日読み終わった@ 自宅非日常より日常のほうがずっとずっと多いので。寂しさを寂しさのまま見つめていられるように、小さくて大切なものを見失わないように、祈っているんだなって思った
- ありた@ari_my2025年3月20日読み終わった誰かが自分を軸にして書いた文章を読むと、少し心がチリッとすることがある。だけど、このエッセイはちっともそんな感じにはならず、それこそ「平熱」に近い感覚で読んでいた(面白かったり、良い文章に興奮して体温が上がることはあったけれど)。今のこの感じでいいのだな と、深く息を吸えた。
- ありた@ari_my2025年3月16日まだ読んでる@ 自宅島崎藤村の『千曲川のスケッチ』がとても好きで、「もっと自分を新鮮に、そして簡素にすることはないか」という一文をとても大切に思っている。4章を読み終えて、この本のタイトルになっている「平熱のまま、この世界に熱狂する」ことは、藤村のこの言葉に近いように思えた。2本の足ですっくと立つ気持ちよさを感じる
- ヨハネくん@plaudite_opera2025年3月13日読んでる第3章まで読んだ ちょいちょい笑いを誘って来る (オナラに対する礼儀作法の話とか、中田英寿を嫌いな理由とか あとは第4章と解説だけかな? 今日中に読了出来たらハッピーですね〜!!
- 五日@itkkti_19862025年3月7日買ったかつて読んだ所謂ジャケ買い。タイトルがとても気に入った。タイトルに共感できればきっと気に入るだろう一冊。自分に似た誰かに出会いたくて私は本を読むのかもしれない。そう思わされたエッセイ。
- シモン@yansimon071103202025年1月21日買った読み始めた読み終わった@ 自宅喫茶店へ行くのに手持ちの本がない!と慌てて書店へ。発売当初から気になっていたものを。 始めから良い。 「0を作る」考えには目から鱗。読み進めます🫧