

Miyuki
@miyuki_i
海外文学が好きです
- 2026年4月23日
- 2026年4月23日
Hamnet (English Edition)O'Farrell,Maggie読み終わったシェイクスピアの家族の物語 妖精のような妻と出会ったときの甘酸っぱい空気、壮絶な出産、乗り越えられない死、すれ違う心…… ひとつひとつの場面が濃く、印象に残った - 2026年4月14日
- 2026年4月12日
- 2026年4月8日
ベル・ジャーシルヴィア・プラス,小澤身和子読み終わった文学ラジオ空飛び猫たちで翻訳者の小澤身知子さんのお話を聴いた https://open.spotify.com/episode/0rFi1wkZ7vmsSpOlztqFDG?si=z4SysOpPThyEDk0jQg8EDg 『ベル・ジャー』を訳したいと思っていたら、晶文社の編集者さんから「『ベル・ジャー』を訳しませんか?」と言われた話が運命的だなぁと思った 思い入れのある本を翻訳できるって幸せだろうな 訳者あとがきによると、昔、翻訳された時のタイトルは『自殺志願』だったらしい……『ベル・ジャー』というタイトルと受ける印象がだいぶ違うが、読むとたしかに自殺志願と名付けたくもなる 「少女版『キャッチャー・イン・ザ・ライ』とされる名作」というキャッチフレーズも、「サリンジャーが描いたフラニーが地獄のような十年間を送ったあと、そのときの自分について書いたかもしれないような小説」という書評も、なるほどと思った 『フラニーとズーイ』は大好きな作品なので、主人公が世の中の欺瞞に苦しみ、女性が感じる閉塞感にもがいて、自分ではどうしようもなく壊れていくところが確かに通じているように感じる(救いがある分、『フラニーとズーイ』のほうが好きだ) 感じやすい時期に読むとひきずりこまれそうな作品 - 2026年4月8日
- 2026年4月8日
いつも彼らはどこかに(新潮文庫)小川洋子読み終わった - 2026年4月4日
いつも彼らはどこかに(新潮文庫)小川洋子読んでる「チーター準備中」 切ない 冒頭の「hを手放してから十七年が経った。しばらくは呆然とし、家に閉じこもっていたが、紹介してくれる人があって動物園の売店で働くようになった」で、多くを語らないが、どんな悲しい経験をしたのだろうと想像が働く このあとは動物園の描写なのだが、若者を見つめる視線や、hが名前に隠されたチーターに惹かれる様子に、まだ癒えぬ悲しさが伝わってくる - 2026年4月2日
3934km 国境を越えてフアン・カルロス・ケサダス,星野由美読み終わった9歳の少女イレーネが、エル・サルバドルの故郷を逃れてグアテマラ、メキシコ、アメリカへと渡っていく物語 天涯孤独の身の上のイレーネを、身を挺して守ってくれたふたりの存在に胸が熱くなる イレーネが砂漠で自分より幼い子に水を譲ることができたのは、自分も守られた経験があったからだろうな 歌うような詩的な文章と挿絵が印象的だった 移民が乗る野獣列車(ラ・ベスティア)というものをはじめて知った - 2026年4月2日
いつも彼らはどこかに(新潮文庫)小川洋子読んでる「愛犬ベネディクト」 不登校の妹は家で黙々とドールハウスを作り、ブロンズの犬を愛でている 空想に溢れた妹の世界を壊さないように大切にする兄と祖父のまなざしが優しい - 2026年3月31日
3934km 国境を越えてフアン・カルロス・ケサダス,星野由美読んでる「違いを怖がる人もいるのよ」 「あたしたちは、しばらく歩きつづけた。悲しい足取りで。足が悲しみとシンクロしてるみたいに。あてもなく歩くその線は、別れの手紙を書いている時に紙の上を滑るペンのように不確かだった」 - 2026年3月31日
いつも彼らはどこかに(新潮文庫)小川洋子読んでる「目隠しされた小鷺」 美術館にひとつの絵だけを見に訪れる修理屋の老人と、美術館職員の不思議なやりとり どうしてこの絵だけ見に来るのか、事情は何も明かされない ただ、ぽつりぽつりとした会話、ふとした瞬間に見せる動きから人柄を読み取るような、そんな読書 - 2026年3月31日
いつも彼らはどこかに(新潮文庫)小川洋子読んでる「ハモニカ兎」 ある小さな村にかつて存在したというハモニカ兎 オリンピックまであと○日という日めくりカレンダーをめくる朝食屋の男 村で行われるオリンピック競技の不思議なルール どれも具体性を持っていて、でも架空の世界だ 純粋に仕事をこなす実直な男と、理由なき理由で絶滅に追い込まれるハモリカ兎は、どちらも村に搾取される優しき存在 - 2026年3月29日
いつも彼らはどこかに(新潮文庫)小川洋子読んでる2編目「ビーバーの小枝」 作家と翻訳家のお話、これも好き 交換した手紙に追記される息子の小話も、ビーバーの骨と小枝を共有してそれぞれが作品に取り組むのも素敵 「もう決して会えない人も、たぶん二度と会うことはないだろうと思う人も、骨の姿でしか出会えないものも、隔てなく私の胸の中に浮かんでくる。皆、自分の仕事をしている」 - 2026年3月28日
掃除婦のための手引き書 --ルシア・ベルリン作品集ルシア・ベルリン,岸本佐知子読み終わった毎日お風呂で1編ずつ読んだ 岸本佐知子さんが衝撃を受けて、どうしても訳したいとなった経緯が素敵 ルシア・ベルリンさんにしか書けない文章、岸本佐知子さんにしか書けない訳文があるのではないかと思ってしまう それほどことばが印象的な訳書 この作品たちが作者の人生を反映しているとしたら、なんて波瀾万丈なのだろう 同じ人を描いているんだと気づいた後半から、どんどん好きと思える掌編が増えていった 「さあ土曜日だ」が一番好き 刑務所での文章のクラスを受ける囚人たちの話 「あとちょっとだけ」と 「ママ」も好き - 2026年3月28日
- 2026年3月26日
あいだのわたしたちユリア・ラビノヴィチ,細井直子読み終わった『あいだのわたし』続編 15歳の少女マディーナの日記形式で語られる物語 戦争で命からがら亡命した家族 難民として認定された後も、困難はつづく 父親は親や兄弟を守るために母国へ引き返したまま戻らない 鬱状態の母の代わりに、家族の通訳を引き受け、さまざまな責任がマディーナの肩にのしかかる 温かく寄り添ってくれる友達や彼氏、カウンセラーの存在に恵まれる一方で、周囲では「ガイジンは出ていけ」と心無いデモが広がっていく 「どうして人びとがいつもおたがいやっつけ合わなきゃ気がすまないのか」 戦争でたくさんの死を見てきた主人公に、安全なところで何不自由なく生きてきた人びとが「出ていけ」と言うことの不平等さ いかにこれが身勝手で利己的なことか、マディーナ視点の物語を読むことでよくわかる 反対に、マディーナにも過ちがあるところが、この物語のよくできているところ マディーナが差別的な同級生に憤って手を出してしまったとき、アミーナおばさんがこう言う 「たしかにあなたは正しかったんでしょう。でも、暴力はほんとに、解決にならない」 こんなにひどい扱いをされたら、マディーナが正しいと思うかもしれないが、暴力を返したらそれは戦争をする者と変わらない。「やっつけ合う人びと」のひとりになってしまう 分断の広がるこの世の中で、恵まれた環境にいる自分が、困っている人に何が分け与えられるのかを考えたい 多くの若者にこの本が届きますように - 2026年3月22日
少年が来るハン・ガン,井手俊作読み終わったハン・ガンさんのエピローグを読んで、どんなに苦しみながらこの物語を書いたのか、伝わってきた 人間の残虐性をまざまざと見せつけられて、どう希望を持てばいいのだろう、どう抗えばいいのだろう - 2026年3月21日
侍女の物語マーガレット・アトウッド買った - 2026年3月21日
ベル・ジャーシルヴィア・プラス,小澤身和子買った
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