掃除婦のための手引き書 --ルシア・ベルリン作品集
151件の記録
DN/HP@DN_HP2026年5月17日色々経由した後にルシア・ベルリンの小説(あるいは人生)の根底にある、と思い込んでいる諦観に着地している。あきらめたからこそ手に入れられる、ものにできるものってあるよね、的に。 ちょうど一年前くらいにもそんなことを思っていたぽい。 ハードな人生、タフな登場人物。軽やかに乾いた文章。ユーモアや余裕も絶妙に漂っていて。とてもカッコ良い短編小説たち。 何度目かに読んだときから、これは彼女の人生で体験してきた「あきらめ」の上で物語られているのではないか、というような気がしてきている。 不条理な世界、ままならない人生、過去のやり直せない過ちや消えない傷を受け入れる。「悔いるのをやめる。」一度あきらめる。そのうえで、それでも、ハードな人生をタフに生きていく、生きてきた。その人生から慎重に切り取られ、誇張を加え作り話混ぜ合わせ紡いでいく。そうやって書かれる短編小説は、きっと彼女と同じようにとても強い。そんな印象を受けた。 あきらめることで手に入れられるもの、そうすることでしか手に入れることが出来ない強さやしなやかさ、余裕が、ものにできない短編小説があるのだ。そんな風にも思った。「あきらめ」以外にも相応しい言葉があるかもしれないし、的外れかもしれないけれど、幾つものことをあきらめてしまった後にはそんな風に読んでいた。ああ、まだ大丈夫なのかもしれない、と思えた。わたしもこの強さや余裕を手に入れられるだろうか、手に入れたいと思った。 どの短編小説も素晴らしかったのだけれど、冒頭の初めて読んだ彼女の小説で、すぐに大好きだ、と思えた「エンジェル・コインランドリー店」。 これもJAZZだった。JAZZみたいにロマンチックだ、と思った「ソー・ロング」。オーネット・コールマンのファイブスポットでの初演奏の一文にビックリしつつ嬉しくなった。 刑務所での文章教室を舞台にした大好きな短編小説があるのだけれど、同じように文章教室を舞台にした「さあ土曜日だ」も素晴らしくて、同じように大好きになった。ここでは珍しく作家を思わせる登場人物は語られる側で、語り手が作中の文章教室で習ったのか綺麗に哀しいオチもつくのだけれど、それでもやっぱり彼女の人生から物語られた素晴らしい短編小説だと思えた。が、特に好きでした。










とりよし@1044_bird2026年5月12日読み終わった「喪の仕事」「あとちょっとだけ」が好きだった。あとアルコール中毒に関する話が突き放しつつも寄り添うみたいな距離感で優しいだとか面倒見がいいだとかとも少し違うけれど、慰められる感じがあってよかった。
まろ@maro2026年4月29日読み終わった著者自身の波乱万丈な人生を元にした短編集。 虐待、貧困、アル中、3度の離婚と結婚、4人の息子のシンママと、なかなか壮絶な人生を歩んでいると思うのだが、悲壮感や押しつけがましさはなく、カラッとしていて清々しい。 世間でいう幸せ・不幸せの枠組みに留まることなく、自分の人生をのびのびと生きた人だったんだなと思う。 とにかく文章が鮮やかで、彩度が高いって言ったらいいのかな、見たもの、聞いたものをそのまま写し取ったような文章だった。 内容がおもしろかったかと言われるとなんとも言えないが、これはずっと記憶に残る本だと思った。

綾鷹@ayataka2026年4月21日著者の経験をもとに書かれているとのことだが、経験が多彩すぎる。。 悲劇的な状況でも淡々とした語り、ユーモアに溢れる文章から、著者の生命力を感じた。 特に「ママ」の終わり方がゾクッとして好きだった。 ・「いいか兄弟、よく聞きな・・・・・おれもその地獄を見てきた人間さ。だからあんたの苦しさはようくわかる」 トニーは目を開けなかった。他人の苦しみがよくわかるなどと言う人間はみんな阿呆だから だ。 ・ここ最近は、住人が死んだ家の片付けをしている。家を掃除し、引き取るものとグッドウィルに寄付するものを遺族がより分ける手伝いをする。アーリーンはよく、ユダヤ人向け老人ホームに回してもらえる服や本はないかと訊いてくる。彼女の母親のセイディがそこに入っているのだ。気の滅入る仕事だ。あるときは親戚みんなが何でもかんでもほしがり、よれよれの古いサスペンダーだとかコーヒーマグとか、ちっぽけなものをめぐっていがみ合う。かと思えば、その家にまつわるものを誰も何ひとつ欲しがらず、わたしが全部まとめて捨てることもある。どちらにしても悲しいのは、あっという間にすべてが済んでしまうことだ。だって考えてもみて。仮にあなたが死んだとして、あなたの持ち物をぜんぶ片づけるのに、わたしならものの二時間とかからないのだ。 ・「なあ、そろそろ許してくれよ」彼が言った。「週末に僕らのとこに泊まって、デビーと仲良くしてほしい。それにラテーニャにはまだ会ったことないだろ?すごく可愛いんだ。姉さんによく似てる。ねえ、頼むよ」 彼女は無言だった。だが死が彼女に作用しているのがわたしにはわかった。死には癒しの力がある。死は人に許すことを教え、独りぼっちで死ぬのはいやだと気づかせる。 彼女はうなずいた。「行くわ」 「ああ、よかった!」彼が彼女の手に自分の手を重ねたが、彼女はその手をさっと引っこめ、こわばった鍼応のようにテーブルの端をつかんだ。 ・ママ、あなたはどこにいても、誰にでも、何にでも、醜さと悪を見いだした。狂っていたの、それとも見えすぎていた?・どちらにしても、あなたみたいになるのは耐えられない。わたしはいま恐れている・・・・だんだん美しいものや正しいものを感じられなくなっていくようでってお今のわたしはまるであなただ。辛辣で、毒舌で。ゴミためみたいな町ね。あなたは人を嫌うのと同じ被しさで場所を嫌った。今までに住んだすべての鉱山町も、アタリカも、エルパンも、故郷も、チリも、ペルーも。 ・「あの人は最初はわたしの守り主だったけれど、あとから看守みたいになった』とママは言っていた。パパはママによかれと思って、年を追うごとにお酒の量を制限したり、ママを人に会わせないようにしたり、なのにただの一度も病院に連れていこうとはしなかった。あたしたちはママに近づけなかった、誰も近づけなかった。とつぜん怒り狂い、ひどい言葉を吐き、支離滅裂だった。子供のあたしたちがどれだけやってもママは満足しなかった。むしろあたしたちがうまくいって、成長して何かをなしとげるのをママは憎んだ。あたしたちは若くて、きれいで、未来があるから。ねえサリー、わかるでしょ?ママにとってそれがどんなにつらいことだったか」「そうね。本当にそうだった。気の毒な、かわいそうなママ。でもね、いまやあたしがママそっくり。生きて働いているみんなのことが憎くなるんだもの。ときどき姉さんにも腹が立つ、だって姉さんは死なないから。ひどいよね」 「ううん。だってそれをこうして言えるじゃない。あたしだって、死ぬのが自分じゃなくてほっとしてるってあんたに言うことができる。でもママには心を打ち明けられる相手が一人もいなかった。あの日、港に入っていく船の上では、そうじゃないって肩じてた。エドがいつもそばについていてくれると言じてた。やっと自分の家に帰れるんだと思っていたのよ」「ねえ、もういちどママの話をして。船の上。目に涙を浮かべるところ」 「いいわ。ママがタバコを海に捨てる。陸地に近い波は静かで、ジュッという音が聞こえる。船ががたんとふるえてエンジンが停まる。急に静まりかえって、ブイの音とカモメの声と悲しげに長くひっぱる船のホイッスルが響くなか、船は静かに停泊位置に入っていって、ドックのタイヤに柔らかくぶつかる。ママは毛皮の標をなでつけ、髪をととのえる。そして笑顔を浮かべて出迎えの人のなかに夫の姿を探す。生まれてから一度も味わったことがないほど、いまママは幸せなの」 サリーが静かに泣いている。「がわいそうに、がわいそうに」そう言っている。「もう一度だけママと話せたら。すごく愛してるって、ママに伝えられたら」わたしは・・...わたしにそんな優しさはない。 ・息子たちやその家族と会えないのは寂しい。一年に一度くらいは会って、それはそれは楽しいけれど、すでに息子たちの人生の中にわたしはいないのだとわかる。それはあなたの子供たちも同じこと。ああ、でもメルセデスとエンリケはわざわざこっちで結婚式を挙げてくれたっけ! ほかにもおおぜいの人が逝ってしまった。昔は誰かが「夫を見失った」などと言うのを変に思ったものだ。でも本当にそんな感じなのだ。その人が行方不明になってしまったような。ポール、チャータ伯母さん、バディ。世間の人が幽霊の存在をじたり、降霊会で死者を呼ぶ気持ちがわたしにはわかる。何か月も生きている人のことだけ考えて暮らして、でもある日ふと一曲のタソゴや一杯のマイガボに誘われて、バディがあらわれて冗談を言ったり、すぐ目の前にあなたが活き活きと立っていたりする。あなたと話せたらどんなにいいか。あなたは耳の聞こえない猫よりわるい。 つい二、三日前、プリザードの後にもあなたはやって来た。地面はまだ雪と氷に覆われていたけれど、ひょっこり一日だけ暖かな日があった。リスやカササギがおしゃべりし、スズメとフィンチが裸の木の枝で歌った。わたしは家じゅうのドアと窓を開けはなった。背中に太陽を受けながら、キッチンの食卓で紅茶を飲んだ。正面ポーチに作った巣からスズメバチが入ってきて、家の中を眠たげに飛びまわり、ぶんぶんうなりながらキッチンでゆるく輪を描いた。ちょうどそのとき煙探知機の電池が切れて、夏のコオロギみたいにピッピッと鳴きだした。陽の光がティーポットや、小麦粉のジャーや、ストックを挿した銀の花瓶の上できらめいた。 メキシコのあなたの部屋の、夕方のあののどかな光輝のようだった。あなたの顔を照らす日の光が見えた。 ・なぜわたしはこんな話をするのだろう。庭にはカササギもいて、雪をバックに青く黒くひらめいている。横柄なしわがれ声で鳴くところもカラスといっしょだ。もちろん本を読むなり誰かに電話で訊くなりすれば、カラスの帰巣の習性についてはわかるだろう。でもわたしが気になるのは、カラスに気づいたのがほんの偶然からだった、という部分だ。わたしはほかにもいろんなことを見のがしてきたんじゃなかろうか。今までの人生で、面ポーチ"ではなく”裏のポーチ"にいたことが、はたして何度あっただろう?わたしに向かって発せられたのに聞きそこねた、どんな言葉があっただろう?気づかずに過ぎてしまった、どんな愛があっただろう? 無意味な問いだ。わたしがここまで長生きできたのは、過去をぜんぶ捨ててきたからだ。悲しみも後悔も罪悪感も締め出して、ぴったりドアを閉ざす。もしもちょっとでも甘い気持ちで細く開けたが最後、パン!たちまちドアは押し破られ、苦悩の嵐が胸の中に吹きこみ恥で目がつぶれコップや瓶が割れジャーは倒れ窓は割れこぼれた砂糖とガラスの破片でしたたかすっ転んでお びえ取り乱し、そうしてやっとぶるぶるふるえて泣きながら重いドアを閉ざす。散らばった破片を一から拾いなおす。 でも、枕に”もしも”をつけて過去を中に入れるのであれば、そう危険ではないかもしれない。もしもあのとき出ていくポールにひとこと声をかけていたら?もしもあのとき誰かに助けを求めていたら?もしもあのときHと結婚していたら?今こうして窓の前に座り、枝もカラスもないカエデの木を眺めていると、一つひとつの”もしも"に、ふしぎと心なぐさまる答えが返ってくる。このもしもも、あのもしもも、結局は起こるはずのなかったことだ。わたしの人生に起こったいいことも悪いことも、すべてなるべくしてそうなったことなのだから1今のこの独りぼっちのわたしを形づくってきた選択や行動ならば、なおのこと。 ・ルシア・ベルリンの小説は、ほぼすべてが彼女の実人生に材をとっている。そしてその人生がじつに紆余曲折の多いカラフルなものだったために、切り取る場所によってまったくちがう形の断面になる多面体のように、見える景色は作品ごとに大きく変わる。鉱山町で過ごした幼少期(「マカダム」「巣に帰る」)。テキサスの祖父母の家で過ごした暗黒の少女時代(「ドクターH、A。 モィーハン」「星と聖人」「沈黙」。豪奢で奔放なチリのお嬢時代(「いいと悪い」 「パラ色の人生」。四人の子供を抱えたブルーカラーのシングルマザー(「掃除婦のための手引き書」「わたしの野手」「喪の仕事」。アルコール依存症との聞い(「最初のデトックス」「ステップ」)。ガンで死にゆく妹と過ごすメキシコの日々(「苦しみの殿堂」「ママ」「あとちょっとだけ」).......。

- ブトマ@togo10042026年4月14日読み終わったドクターH.A.モイニハン 好きすぎて再読いたしました。 女の子がお爺ちゃんの歯を抜く話なんだけど エピソードトークとしてかなり強い さすがアメリカ文学。狂人のフィジカルが強い。 本書はルシア・ベルリンの実体験に基づく オートフィクションなんだろけど、 "嘘"の散りばめ方が巧みだなって思う。 歯を抜いて気絶したお爺ちゃんの血だらけの歯茎をティーバッグを噛ませて止血するんだけど、 それを"生きるティーポット"って例えてしまう センス。これ思いついた時気持ちよかっただろうなってフレーズ。 お爺ちゃんが嫌いなお母さんの一言で締めるオチも最高の短編



Miyuki@miyuki_i2026年3月28日読み終わった毎日お風呂で1編ずつ読んだ 岸本佐知子さんが衝撃を受けて、どうしても訳したいとなった経緯が素敵 ルシア・ベルリンさんにしか書けない文章、岸本佐知子さんにしか書けない訳文があるのではないかと思ってしまう それほどことばが印象的な訳書 この作品たちが作者の人生を反映しているとしたら、なんて波瀾万丈なのだろう 同じ人を描いているんだと気づいた後半から、どんどん好きと思える掌編が増えていった 「さあ土曜日だ」が一番好き 刑務所での文章のクラスを受ける囚人たちの話 「あとちょっとだけ」と 「ママ」も好き

和月@wanotsuki2026年3月25日読み終わったゆっくり、少しずつ、味わって読んだ。 度数の高いカクテルみたい。飲みやすさに任せて一気に飲むと酩酊しそうな気配が全体に漂っている。 著者の人生をベースに描かれる掌編の数々は、本当に1人分の人生なの?とビックリするくらい、起伏に富んでいる。アルコール依存症のシングルマザー、友達のいないネグレクト状態の女の子、富裕層として不自由なく暮らす少女。一貫してウィットな視点で物語が展開するので、ばらばらな印象にならない所が凄い。鋭く知的でしたたか且つ冷徹さと情熱を併せ持つ女性像が、読んでいて痺れる。読んでいて苦しくなるような題材・展開の中、エネルギッシュで簡潔でユーモアのある文章が展開されることで、唯一無二の魅力に溢れている。この苦しさと魅力の天秤が絶妙なバランスで釣り合っていて、ファンが多いのも納得の作品。 表紙のルシア・ベルリンの写真も、文章からイメージしていた女性の姿形そのままという感じがして素敵。どの短編も素晴らしいけど、「沈黙」が本当に苦しくて、本当に好きだった。


まりりん@mariring_10152026年3月14日読み終わったおすすめ短編集☆☆☆☆短編集ってあまり手に取らないんだけど これは表紙に惹かれて読んでみた。 雰囲気そのまま。 ワルで洒落たおはなし。 カッコいいわ♡



なつまる@jinbe17082026年3月10日読み終わった自分がこれまでに海外文学を読んできた量が少ないゆえに、読んでる最中の引っかかりや躓きが多く、どうしても読みづらさを感じてしまった。 作品は悪くなくて、読み手のわたし側の力量の話なんだと思う。 いつか必ず読み返したい。


ぼぺにゃん@bopenijan_11062026年2月8日読み終わったなるべく少しずつ読んだけれど読み終わってしまった。 妹を看取った話はみんなよかった。「あとちょっとだけ」の「人が死ぬと時間が止まる」「また元の生活に戻ったとき…何もかもが空疎なまやかしに思えてくる」といった表現が、身近な人をなくしたときの周囲と断絶したような感覚をリアルに思い出させるなあ。 そのうちまたゆっくり読もう
ぼぺにゃん@bopenijan_11062026年2月3日読んでる引き続き読む。後半とくに好きなのは「ソー・ロング」。離婚しても特別な絆で結ばれている前夫との関係が切ない。大切な人ってこういうことかと思う。そして主人公は60年代のニューヨークでアレン・ギンズバーグの朗読を聴きMoMAでマーク・ロスコを見て、ビル・エヴァンズ、コルトレーン、オーネット・コールマンのライブ行ってる。これは著者の実体験だろうな。夢のような時代。 死の迫った妹との物語は「あとちょっとだけ」もよい。もう少しだけ時間欲しいって思うものね、キリがないんだけど。 他に「沈黙」「さあ土曜日だ」も好き




ぼぺにゃん@bopenijan_11062026年1月28日読んでるどの短編もいいなあ。あまり早く読み終えたくない感じ。じっくり読んでじわじわ打ちのめされたい。半分くらい読んできて特に好きなのは「わたしの騎手」「今を楽しめ」「いいと悪い」。 何回でも読み返してその度に違う読み方ができそう
MizMiz@MizMiz2026年1月13日すごい。一気読みした短編集。虐待や掃除婦からお嬢さんの生活まで、多くの経験をしたからこそどん底とキラキラを描けるんだろう。コントラストに富んでいる。アバズレとお嬢さん。貧困と裕福。日常と喪。特に表題にもなっている『掃除婦のための手引書』では淡々とした作業や日常の中に悲しみが交互に差し込まれて鮮烈なイメージを作っている。読んで良かった!そしてクラフトエヴィングの吉田篤弘さんの装丁も素敵!







マルミミぞう@Maru08112026年1月1日読み終わったメルカリで岸本佐知子のひみつのしつもんを購入した時、岸本さんが翻訳をしたこの本がおまけとしてついてきた。結論から言うとかなりラッキーなおまけだった。作者の人生体験を元に書かれた小説は悲しみも怒りも、ウィットに富んだ笑いに変えたり、ただ淡々と語られたりして読み手に刺さる。





みらの@fumi87722025年11月30日読んでる@ 元町珈琲 東新潟の離れやっとお休みで嬉しい! 昨日まで本当に頑張りました💮 明日からまた頑張らなきゃだけど、束の間の休息ということで久々カフェ読書 'ᴗ'




ぴぐ@pgmn2025年10月6日読み終わった面白かった…!人生のどのタイミングで読むかによって、心捕まれる短編が変わりそう。2025年の今読んで特に印象に残ったのは、 今を楽しめ いいと悪い どうにもならない 喪の仕事 さあ土曜日だ 巣に帰る の6つ




月と星@moon_star2025年8月22日読み終わった積読から私的にはしんどい作品集だった。どの短篇もずしっときて。著者の人生は1人で経験するには多すぎるほどのものだったと思う。終わりに、もしもあの時、というような物語があったが結局は同じようになるとの結論に、なんともいえない切なさを感じた。幸せだっただろうか……。


DN/HP@DN_HP2025年6月25日かつて読んだまた読みたい感想ハードな人生、タフな登場人物。軽やかに乾いた文章。ユーモアや余裕も絶妙に漂っていて。とてもカッコ良い短編小説たち。 何度目かに読んだときから、これは彼女の人生で体験してきた「あきらめ」の上で物語られているのではないか、というような気がしてきている。 不条理な世界、ままならない人生、過去のやり直せない過ちや消えない傷を受け入れる。「悔いるのをやめる。」一度あきらめる。そのうえで、それでも、ハードな人生をタフに生きていく、生きてきた。その人生から慎重に切り取られ、誇張を加え作り話混ぜ合わせ紡いでいく。そうやって書かれる短編小説は、きっと彼女と同じようにとても強い。そんな印象を受けた。 あきらめることで手に入れられるもの、そうすることでしか手に入れることが出来ない強さやしなやかさ、余裕が、ものにできない短編小説があるのだ。そんな風にも思った。「あきらめ」以外にも相応しい言葉があるかもしれないし、的外れかもしれないけれど、幾つものことをあきらめてしまった後にはそんな風に読んでいた。ああ、まだ大丈夫なのかもしれない、と思えた。わたしもこの強さや余裕を手に入れられるだろうか、手に入れたいと思った。 どの短編小説も素晴らしかったのだけれど、冒頭の初めて読んだ彼女の小説で、すぐに大好きだ、と思えた「エンジェル・コインランドリー店」。 これもJAZZだった。JAZZみたいにロマンチックだ、と思った「ソー・ロング」。オーネット・コールマンのファイブスポットでの初演奏の一文にビックリしつつ嬉しくなった。 刑務所での文章教室を舞台にした大好きな短編小説があるのだけれど、同じように文章教室を舞台にした「さあ土曜日だ」も素晴らしくて、同じように大好きになった。ここでは珍しく作家を思わせる登場人物は語られる側で、語り手が作中の文章教室で習ったのか綺麗に哀しいオチもつくのだけれど、それでもやっぱり彼女の人生から物語られた素晴らしい短編小説だと思えた。が、特に好きでした。 「全ての月、全ての年」も近いうちに再読したい。






muu@mu_book_um2025年5月1日読み終わった借りてきた図書館から借りたの2回目。 短編集だから、空き時間に読みやすい。 100頁辺りから世界観に没入。 スマホと無縁のこの時代の女性の鋭い筆致、ユーモアの溢れる表現、アカデミックな一面を堪能。
kasa@tool2025年4月13日かつて読んだ「背中に太陽を受けながら、キッチンの食卓で紅茶を飲んだ。正面ポーチに作った巣からスズメバチが入ってきて、家の中を眠たげに飛びまわり、ぶんぶんうなりながらキッチンでゆるく輪を描いた。」 24作品の短編集。 著者の生い立ちがリアリティのある壮絶な物語を書くのか。 アルコール依存や薬など読んでて楽しい気分にはならないけど、一瞬でその場に引き込まれるような文章 喪の仕事が特に好き



butter cup🌿@lo3o-v-peony2025年3月23日読み終わった感想ひりつく思い出が走馬灯のように思い出されて、それでも愛しい人たちが沢山いて…。 人生の終わりに、こんな風に思い出せたら自分はいい人生だったと思えるんじゃないかな🙂↕️









黒井 岬@caperoy2024年12月28日かつて読んだ目に水を溜めながら読んだこと。帰省中に読み終えてそのまま母に貸してきた。余計なお世話だが、母が自身の人生をこういう風に、つらくとも美しいものだと思ってほしい



RIYO BOOKS@riyo_books2022年11月10日読み終わった神々よりシーシュポスが科せられた不条理な刑罰と重ねるように、「わたし」は掃除婦としての日々を語る。その都度に見出す享楽や嘲笑も泡沫のように無に帰する。バス停を辿る不毛の道は灰色の空が映り込むように濁り、それでも死を否定する心を涙で満たす。- Hisae@honyomuyo1900年1月1日買った読み終わった@ エトセトラブックスBOOKSHOP2024年に読んだ本。せっかく本を買っても一度読み通したら本棚行きというのが常なのだけど(今は本棚にもう空きがないため本棚にさえ入れられないが)この本は「もう一回読みたいな」とつい手にとって既に3回読み直した。何なのだ、このルシア・ベルリンが放つ、抗えない魅力は。



- ハダリ@Hadari_4141900年1月1日読み終わったこの数年読んだ本の中でベスト3に入る作品 波瀾万丈な自分の人生からエピソードを抽出して冷静な視点で作品に落とし込む、その冴えたセンスと深い教養 それでいてがらっぱちな性分も伺える独特な文体 なかなか真似できるものじゃない 読んでいると、作者はあまりに多く傷つけられ、傷つけられた人たちを見てきた人生を送ったのが分かる でも大袈裟な憐憫や悲壮感を交えず、むしろ非情と言ってもいいほどその描写はドライだ その突き放された読後感が癖になる 暗いテーマやシチュエーションの小説を読むと、キャラクターに感情移入しすぎてメンタルをやられてしまう経験をよくしてきた(そういう作品を完全否定する訳じゃないが、個人的には苦手) だが、彼女の作品を読んでも悲惨な描写に呆然とすることこそあれ、長く引きずるものではない また、作者の経験を元に書かれた一人称小説は、ものによっては作者の顔がちらつきすぎて読んでいて煩わしく感じることが多いが、彼女の作品にはそれがない 徹底された客観性が読みやすい理由なのだと思う お気に入りは「最初のデトックス」「バラ色の人生」「喪の仕事」


















































































































