激しく煌めく短い命
81件の記録
- オイラくん@oira-kun2025年11月16日京都出身の2人の女性、久乃と輪の中学生と30歳を過ぎ再開した成人期の2章立ての話 中学生時代が90年後期にあたり自分の学生時代とほぼ同年代のため作中に出てくる流行りものや時代の空気感がとてもよく分かる、そして懐かしい

anko@books_anko2025年11月16日読み終わった綿矢りささんは私にとって特別な作家です。 芥川賞を同年代の少女が受賞したと知った時の衝撃は今でも覚えています。 才能のある若者への羨望と尊敬。 何より、何者にもなれていない自分に焦りました。 あれから20年以上が経ちこの本を読みました。 同じ時代に中学生だった私。 懐かしくて恋しいあの時代。 もう忘れかけていたあの頃の感情。 本作を読んでいる間、あの頃に戻ったようなそんな感覚になりました。 同性を好きになった時の葛藤や不安、そして周りからの差別。 それでも「好き」だけは変わらない。 辛くなる部分もありますが、とても美しい物語です。




かわい書房@kawaishibou2025年10月30日読み終わった2日半で爆読。 中学時代詳細すぎん…?って思ってたけど、 あの頃のあの年代のあの感情の機微をあんなに克明に文章にできる綿矢さん凄すぎると思う。
nami 𓐃✈︎@____73r2025年10月14日読み終わった不当な扱いを受けて、怒る元気があるときはまだ良いのだと歳を重ねて思う。だけど、もう身体にも心にもそんな元気はどこにも残っていない夜はいくつもある。そういうときに、わたしの心の中にはうっすら穴ぼこができて、そこから他者の心無い声がズカズカと入ってくる。 綿矢りささんの新作が3連休後半の中心にいました。長編を読ませてくれることの幸福。愛情も労働も差別も、ぜんぶ詰まっている大作。





読谷 文@fumi_yomitani2025年10月14日読み終わったまず装丁とタイトルに釘付けになる。 なんと美しいのか。 中学の入学式での2人の出会い方が抜群に詩情に溢れていてよかった。 京都の自然を背景に、あまりにも緻密にみっしりと描かれる中学生活の行事やテストなどの描写を読んでいると、未熟で劣等感の塊でしかなかった自身の中学時代にびゅーんと連れ去られて苦しくてたまらない。 第二部の再会編では、終盤に近づくにつれて幾度もギアが上がっていってテンションが振り回され、最後にはカタルシスの落涙。 タイトル出てくるのそこなのか!と意外に思いつつも、久乃にとって重要な場面に繋がるわけで、こう来るかぁ〜と唸らされた。 あえて登場人物を絞り、エピソードなども具体的には書かず、かなり削いで書いたのだろうなと想像するが、上下巻に分かれてもよいから、もっと久乃の実家でのドロドロが詳しく欲しかった!というのが個人的な感想。 たまに出てくる芯を食うような豪速球フレーズが心に刺さる。 大人になっても変わらず真面目で優等生な久乃が、その業界のその仕事に就いてそんなことするか?との違和感は感じつつ、まあ巨大な伏線でもあるからなぁとは思った。 この辺り文學界10月号の著者インタビューにも久乃の抑圧として書かれていたけど、であればこそ、その抑圧の詳細が欲しかったなと。




- #@atmmm2025年10月11日読み終わった読了した! とりあえずバドエンじゃなくて良かった ただ帯について、散々指摘されてるけどレズビアンをポルノ的に扱うのはやめなよ…これ異性カップルだったらわざわざベッドシーンを選択して掲載しないよね? 恋に落ちるまでをかなり綿密に書いてるせいか、再会以降がちょっと薄く感じたかも… 綸の恋人も影が薄いから、舞台装置としての都合の良さを感じてしまった 前作は同性婚とか政治面に対してかなり保守的だったけど、今回は多少はその視点も入ってたように思う(それでも取ってつけた感は拭えなかったけど) 同性カップルの子供の問題は入口に立った部分しか書いてない印象を受けたから、もし続編があるなら子育てまで描いて欲しい それに、同性の保護者に対する差別的な眼差しはその周囲や社会の問題であって、当事者が生むものではないと思う もやもやする部分は多々あったけど、それでも日本では数少ないレズビアンの小説がまた一つ増えて嬉しく思う


- マーモット@marmot2025年10月7日読み終わった図書館本長くて挫折するかと思ったけどどうにか完走した。 主人公の隠れクズっぷりに胸焼けがしたけど、私も含め人間そんなもんで、むしろよく書き切ったなぁと思う。 筆者と歳がほぼ同じで、だけど中学生の時のことなんていいことなかったから私は記憶から抹消されてることが多いけど、こんな詳細に覚えているの凄すぎるなと思った。



縁@yuenchan2025年10月2日読み終わった自分はこの人生でどう生きたいのか、どこまでの覚悟で人と寄り添うのか、考えなきゃいけないと思った 本当の差別も偏見も自分の中にあって、本能のままに生きることを阻んでいるのは自分の無意識の正しさに縛られた不安だけなのに 目を覆いたくなるほど痛々しい瞬間があっても、希望で人生を選び取れる2人はかっこよく見えた






ブッカー・T&ザ・MG's@daichia2025年9月21日読み終わった「感情に名前をつけて呼べば、とたんに魔法らくだけ散る。スペアミントを噛むような、甘く涼しい連なりを、絶やさないように夢見ている。」 中学生の時に感じていた空気や色を思い出しました。
- mamo@reads_mamo2025年9月19日読み終わった@ 自宅あっちゅうまに終わってしまった。 時代がリンクしていて、中学時代のリアルなな空気感が蘇ったし、後半のスレた30代も妙に引き込まれてしまい。 文学界に著者へのインタビューも載っていて、軒並みならぬ情熱で書かれたことがありありと伝わってきた。










ふんばり温泉@s_aka_gami2025年9月19日読み終わった完全にタイトル・ジャケ買い。 でも読んでよかった。 差別や偏見、本能や打算の狭間で自分が生きる道を決めていく過程に何度も心打たれて夜更かししてしまった。 ぼくらが生きてる時代は自分が本当に何をして生きていきたいかを見極めるのは大変だし、それが分かっても大事にし続けるのは苦しさと向き合わなければならないんだよな。 綸はすごいいい女だし、橋本君はすごいいい奴。



- #@atmmm2025年9月4日読みたいレズビアニズムを題材にしてるのかな? 『生のみ生のままで』も同じ題材だったよね 前作は女性同士の恋愛がテーマでも、「あくまで“たまたま”好きになった相手が女性だっただけ」みたいな感じが苦手だったから、不安はある(タイトル的にもあらすじ的にも、あまりハッピーエンド感はないし) バドエンだったら嫌だな



- mamo@reads_mamo2025年8月22日気になる読みたい@ ジュンク堂書店 池袋本店ジュンク堂で手に取ったらものすごく分厚かった!けどその分読み応えがすごそう…!持ち歩きたいからkindleかな。書店には並んでるのに、kindle版の発売まであと3日…待てない!!

- penモチ@penmochi1900年1月1日読み終わったタイトルが本文に出てきてはっとした。ただただ続きを気になって読み進めたが、タイトルを常に念頭に置いてもう一度読みたい。最後半は実は妄想なんじゃないかとか、もっと悲惨なことが実は起こってるんじゃないかとか、、ハッピーエンドですごく嬉しい反面、そんなことも考えたり。感情の揺れにすごく共感。時間の密度が違うとレビューで読んだがまさに。

そら@sora_book1900年1月1日読み終わった恋愛、親子関係、仕事、差別問題 微妙な年齢の女同士の友情は、少し違えば主人公のようになっていたかもしれないと思った。 長編でたっぷり楽しみた1冊だった。

























































