

さんかく
@reads_7127
読みたい時に、読みたい本を
- 2026年8月22日
白夜行東野圭吾借りてきた東野圭吾『白夜行』読み終わった〜! ⚠️ネタバレあり! 長編だけど、描写や伏線、時系列の誘導が丁寧で、最後まで飽きずに読み進められた。 まず思ったのは、「こんな長い物語をよく書いたな〜!」ということ。 読み終えた直後は物語のおもしろさが勝って、登場人物の心情についてはまだうまく言葉にできないな〜😂 タイトルの「白夜」の意味も、読み終えて腑に落ちた。(あと装丁の写真は、全てが始まったあの場所だったんだね) 作中で雪穂が語るように、真っ暗な夜の中でも亮司と雪穂は互いの存在を感じていた。 二人にとって互いは光だったのだと思う。 ただ、それは昼ではなく、ずっと夜だった。 二人が直接関わっている場面はほとんど描かれないのに、時系列や共通する小物などから、少しずつ二人の協力関係が見えてくる構成も、点と点が徐々に繋がる感じで面白かったな〜。 あとね、亮司と雪穂が好き。 自分のためだけではなく、お互いのために罪を重ねていくところに惹かれた。 二人はお互い以外を信じず、お互いしかいなかった。 偽りの昼を夜にふたりぼっちの二人。好きです。 自分本位で容赦がない。 「でも、あなたたちが私たちをそうさせたのでしょう?」と言っていたように感じた。 ラストに関しては賛否両論あるだろうね〜😂 でもわたしはあの終わり方好きだけどな〜。 最後に亮司は自死を選んだ。 雪穂の不利になることをしないためだったのだろね。 わたしは、亮司は、雪穂を白夜に残すために、自分だけが夜へ行ったのかなと思った。 雪穂がそれを望んでいたかは分からないし、亮司がいなくなったことで、むしろ雪穂にとって本当の夜が始まったのかもしれない。 それでも亮司は、偽りの昼であっても雪穂を昼に残していきたかったのではないかと思う。 そういう解釈がわたしは一番しっくりきた。 まぁでも雪穂はそんな感情的な女じゃねぇか⁉️とも思った。 感情に流されるというより、自分の強みをよく理解して、それを武器に周囲を翻弄していくところが魅力的だった。 自分がどう見られ、どう振る舞えば人がどう動くのかを理解している強さがある。最高。 そんな雪穂と、彼女のために夜を引き受け続けた亮司。 歪んではいるけれど、最後まで一貫した二人の関係が印象に残った。 読み応えあったし、人気な理由がわかる物語でした〜👏✨ - 2026年7月29日
斬首の森澤村伊智借りてきた久しぶりの澤村伊智 少しの違和感を織り交ぜながら物語りを進めていくのが上手いよね〜 読了後に「そういうことか〜」と腑に落ちる感じが好き 比嘉姉妹シリーズの最新巻も予約してるので、順番はまだ先だけどそちらも楽しみ - 2026年7月18日
汝、星のごとく凪良ゆう借りてきた『汝、星のごとく』を読んで感じたテーマは、「自立」と「依存」、そして「自分の人生を誰が生きるのか」だった。 わたしは自分の選ぶ道を歩みたいという思いから、自分を養える資格や技術を身につけてきたため、依存を軸とする登場人物には共感しきれない部分もあった。 一方で、「生まれながらに宝石を持つ子と、足に鉛の枷をはめられた子がいる」という趣旨の描写には深く考えさせられた。 子どもは生まれる環境を選べず、自分の人生を自分のものだと信じられること自体が幸せなのかもしれないね。 暁海は最終的に自ら光を放つ星(存在)になったが、櫂は自分を削ることでしか人を愛せず、自分自身の光を生かせなかったように思う。 差し伸べられた手をつかむには覚悟と、理屈を超えて頼る少しの「愚かさ」も必要なのだろう。 そんな中で、瞳子さんや北原先生、植木さん、えりさんのように、自分の軸を持って生きる大人たちの存在が、物語全体を静かに支えていたように感じた。 全体的に読みやすい小説だった。 他の作品も読んでみたいな。 - 2026年2月9日
凍りのくじら辻村深月読み終わった人からもらった本この作品を読みながら、『凍りのくじら』というタイトルの意味を考え続けていた。 ドラえもんのアイテムが印象的な物語だからこそ、なぜくじらなのだろうと疑問だった。 読み終えて、凍りのくじらとは救われる以前の姿そのものなのだと感じた。 病を抱える芦沢光も、スコシ・ナントカと自分で決めたラベルに縛られる理帆子も、流氷に動けずに喘ぐくじらなのではないかと思った。 ドラえもんの道具やラベリングは「あったらいいな」という一時的な救いにはなるが、状況が変わればそれ自体が流氷になることもある。 辻村深月は、希望ではなく苦しさ側をタイトルに据えることで、違和感を持たせ読者に考えさせることが目的だとしたら、まんまと策にはまってしまった笑 なんにせよ読み応えのある1冊でした。 - 2025年12月24日
かがみの孤城辻村深月読み終わった人からもらった本「今」がつらいとき、人はどうやって未来を信じればいいんだろう? そんな時に未来から「大丈夫」と言われたら、とても安心するだろうなぁ。 でも未来は突然現れるものではなくて、今という時間の積み重ねの先にしか存在しない。 子どもの頃は一日一日が区切られていて、その先に続く時間を想像するのは難しい。 だから「なぜ今これを頑張らなきゃいけないのか」が分からなくなる。 この作品は、そんな感覚を否定せずに肯定してくれる。 成長することって希望であると同時に、先への不安を感じることもある。 わたしは将来の夢が具体的な目標になった瞬間に、逃げ場がなくなった気がして、未来が怖くなったことを覚えている。 それでも今を生きることでしか、未来には辿り着けないのだとこの物語は教えてくれる。 でもこの物語は、きっと誰かにとっての「大丈夫」になる物語。 - 2025年12月22日
山月記中島敦,ねこ助青空朗読青空文庫の朗読サイト?の青空朗読というものを知ったので、実は読んだことがなかった『山月記』を朗読してもらった。 袁傪のように堅実に生きたいと思いつつ、李徴のようになってしまうことあるんじゃないかなぁ。 袁傪もほんの僅かな瞬間、李徴の傲慢さに憧れたこともあったのかもしれない。 でも袁傪はきっと李徴のようには生きられないし、生きないと思う。 最後のシーン、袁傪はどんな思いで虎になった李徴を見ていたんだろうな。 李徴の傲慢さに呆れを感じつつも、虎となったかつての友の姿に哀れみと恐れを抱いていたのかな。 そして李徴は特別な怪物ではなく、誰しも李徴のようになる可能性を秘めているんだと自戒してた気がする。 - 2025年12月16日
借りてきた読み終わった受賞した作文を読んで、もっとこの人の文章を読んでみたいと思っていた。 この本ではASD当事者から見た世界が、生々しくも淡々と書かれている。 幼少期はクスッとできる場面も多かったけど、徐々に周りとの違いが浮き彫りになってきて、読んでいて苦しくなるところもあった。 みんなにとって当たり前のことを必死に必死にやって、それでも指の隙間からこぼれ落ちてしまって……でもそんな状況を15歳が自分の特性も踏まえて、こんなにも向き合って言語化していることにとても驚いた。 そして読んでて感じたのは、彼に適した環境を選ぶための環境(経済力や理解)が、ご両親にあったんだなと。 やっぱり発達障害は環境調整が重要だな〜。 今後の彼の人生が、大変ながらも実りの多いものとなれば良いな。 - 2025年12月7日
- 2025年9月2日
宙わたる教室伊与原新借りてきた読み終わった作中にオポチュニティの轍が出てくるんだけど、とても好きな写真なので嬉しかった。 なんか、あの轍に人類の叡智が刻まれているような気がするんだよね。 我々はここまで来たぞという痕跡。 科学や物理が好きな方におすすめしたい1冊です。 - 2025年4月25日
成瀬は天下を取りにいく宮島未奈読み終わった人からもらった本わたしは割と人の目を気にせずやりたいことをやりたいようにやれるタイプなんだけど、それでも成瀬の「自分らしさ」にはとても驚いたし、魅力的に感じた。 おもしろいのは、周りが勝手に成瀬に影響を受けているところ笑 わたしはそれが読み手に押しつけてる感じがしなくて好きだなぁ。 何かを始める時って、なんか結果が伴わないといけない気がするけど、全然そんなことないんだよね。 自分が気になること、やりたいこと。 今よりもっとフッ軽に取り組めたら、世界が楽しくなるかも? - 2025年3月26日
52ヘルツのクジラたち町田そのこ読み終わった人からもらった本タイトルは聞いたことあったけど、あらすじ読んで自分には合わなそうだと思って読んでなかった。 家族からお下がりでいただいたので、話題になっていたし良い機会かなと読んでみた。 わたしは主要人物たちのような繊細さを持ち合わせていないので、共感できる場面は少なく、「そう感じる人もいるよな〜」「そういう行動をとる人もいるんだな〜」という完全に部外者の視点で読んだ。 でも誰でも自分にしか分からない痛みや葛藤を持っているから、程度は違えどみんなクジラなのかもね。 そこにカーストはなくて、エリアが違うだけ。 なかなか合わない周波数もあるけど、聞こえた時は耳をすませたいと思った。
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