

さんかく
@reads_7127
読みたい時に、読みたい本を
- 2025年12月24日
かがみの孤城辻村深月読み終わった人からもらった本「今」がつらいとき、人はどうやって未来を信じればいいんだろう? そんな時に未来から「大丈夫」と言われたら、とても安心するだろうなぁ。 でも未来は突然現れるものではなくて、今という時間の積み重ねの先にしか存在しない。 子どもの頃は一日一日が区切られていて、その先に続く時間を想像するのは難しい。 だから「なぜ今これを頑張らなきゃいけないのか」が分からなくなる。 この作品は、そんな感覚を否定せずに肯定してくれる。 成長することって希望であると同時に、先への不安を感じることもある。 わたしは将来の夢が具体的な目標になった瞬間に、逃げ場がなくなった気がして、未来が怖くなったことを覚えている。 それでも今を生きることでしか、未来には辿り着けないのだとこの物語は教えてくれる。 でもこの物語は、きっと誰かにとっての「大丈夫」になる物語。 - 2025年12月22日
山月記中島敦,ねこ助青空朗読青空文庫の朗読サイト?の青空朗読というものを知ったので、実は読んだことがなかった『山月記』を朗読してもらった。 袁傪のように堅実に生きたいと思いつつ、李徴のようになってしまうことあるんじゃないかなぁ。 袁傪もほんの僅かな瞬間、李徴の傲慢さに憧れたこともあったのかもしれない。 でも袁傪はきっと李徴のようには生きられないし、生きないと思う。 最後のシーン、袁傪はどんな思いで虎になった李徴を見ていたんだろうな。 李徴の傲慢さに呆れを感じつつも、虎となったかつての友の姿に哀れみと恐れを抱いていたのかな。 そして李徴は特別な怪物ではなく、誰しも李徴のようになる可能性を秘めているんだと自戒してた気がする。 - 2025年12月16日
借りてきた読み終わった受賞した作文を読んで、もっとこの人の文章を読んでみたいと思っていた。 この本ではASD当事者から見た世界が、生々しくも淡々と書かれている。 幼少期はクスッとできる場面も多かったけど、徐々に周りとの違いが浮き彫りになってきて、読んでいて苦しくなるところもあった。 みんなにとって当たり前のことを必死に必死にやって、それでも指の隙間からこぼれ落ちてしまって……でもそんな状況を15歳が自分の特性も踏まえて、こんなにも向き合って言語化していることにとても驚いた。 そして読んでて感じたのは、彼に適した環境を選ぶための環境(経済力や理解)が、ご両親にあったんだなと。 やっぱり発達障害は環境調整が重要だな〜。 今後の彼の人生が、大変ながらも実りの多いものとなれば良いな。 - 2025年12月7日
- 2025年9月2日
宙わたる教室伊与原新借りてきた読み終わった作中にオポチュニティの轍が出てくるんだけど、とても好きな写真なので嬉しかった。 なんか、あの轍に人類の叡智が刻まれているような気がするんだよね。 我々はここまで来たぞという痕跡。 科学や物理が好きな方におすすめしたい1冊です。 - 2025年4月25日
成瀬は天下を取りにいく宮島未奈読み終わった人からもらった本わたしは割と人の目を気にせずやりたいことをやりたいようにやれるタイプなんだけど、それでも成瀬の「自分らしさ」にはとても驚いたし、魅力的に感じた。 おもしろいのは、周りが勝手に成瀬に影響を受けているところ笑 わたしはそれが読み手に押しつけてる感じがしなくて好きだなぁ。 何かを始める時って、なんか結果が伴わないといけない気がするけど、全然そんなことないんだよね。 自分が気になること、やりたいこと。 今よりもっとフッ軽に取り組めたら、世界が楽しくなるかも? - 2025年3月26日
52ヘルツのクジラたち町田そのこ読み終わった人からもらった本タイトルは聞いたことあったけど、あらすじ読んで自分には合わなそうだと思って読んでなかった。 家族からお下がりでいただいたので、話題になっていたし良い機会かなと読んでみた。 わたしは主要人物たちのような繊細さを持ち合わせていないので、共感できる場面は少なく、「そう感じる人もいるよな〜」「そういう行動をとる人もいるんだな〜」という完全に部外者の視点で読んだ。 でも誰でも自分にしか分からない痛みや葛藤を持っているから、程度は違えどみんなクジラなのかもね。 そこにカーストはなくて、エリアが違うだけ。 なかなか合わない周波数もあるけど、聞こえた時は耳をすませたいと思った。
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