52ヘルツのクジラたち

61件の記録
- にょ@nyo_4772025年5月21日読み終わった声が「届かない」というのは声をきける存在がいないということ。魂の番はその世界で声を受け取り、愛を与えてくれる存在。かつて魂の番に救い出された貴瑚は移り住んだ街でムシと呼ばれる美しい女の子と出会う。
- 未来*Miku@MIKU39_552025年3月16日読み終わった心に残る一節感想@ 自宅シェア型書店「HONBAKO」さんの本のバトンというイベントで交換していただき、私のもとにやってきた本。52ヘルツのクジラって何だろうと読み始めました。 ♡「声が届いた喜びを、忘れちゃだめだ……。」 いろんなことが起こる人生の中で、自分の声に気付いてくれた人への愛を大切にしながら、自分も誰かの声に気付ける人でありたいと思いました。
- まろのふ@takumarovski2025年3月11日読み終わった文体は優しく読みやすいけれど、物語の主軸となるものが悲しすぎて読みすすめるのは辛いなと感じてしまいました。しかし、読み終えて救われた気持ちになれたので良しとしましょう。
- CELEST8@CELEST82025年3月6日読み終わった辛い場面も多かったけど、最後はしゃんとした気持ちで本を閉じることができた。 あの人はこうだ、と決めつけてしまいがちだけど、誰もが色々な過去があってそこに辿り着いているのに、本当はその人のほんの一部だけしか見れてないんだろうなと思った。 自分は周りの人の事をちゃんと知ろうとしているのだろうか。ちょっと不安になった。
- 猫@mao10122025年3月5日かつて読んだ虐待、DV。そういったものは周りに助けを求めれば求めるほど自分の首を絞めていく原因のひとつにしかならない。大人になってその場所から飛び出した瞬間、その家庭というコミュニティの小ささに驚く。 だけれど、子供の頃はそのコミュニティに縋ることでしか生きていけない。主人公や52の苦しみが手に取るようにわかってしまい他人事ではなくなってしまって、無我夢中で読み込んでしまった。 鯨が発する、反復的でパターンが予測可能な音で、その発声が、鯨学者に人間の歌唱を想起させるものを指すために「歌」とよばれている。 人の優しさに救われ、生かされている。
- ふるえ@furu_furu2025年3月5日読み終わった人に支えられて、支えて、暖かく、時に残酷な関係性の中で生きること。 見たいと思っている現実から離れることの難しさ。 愛と呼んでいいのかわからない自分の感情に、それでも信じて相手に伝えること。 久しぶりに読んだ小説は自分がなんとなく恐れていたよりは面白くて、でもその分感情も引っ張られてちょっと疲れた。 それだけいい本だったんだろうなと思う。読めて良かった。