はつ恋

はつ恋
はつ恋
ツルゲーネフ
神西清
新潮社
1952年12月29日
39件の記録
  • さや
    さや
    @saya_shoten
    2026年5月24日
    P134. 解説 ツルゲーネフの悲哀は、その柔らかみと悲劇性のすがたにおいて、本質的にスラヴ民族の憂愁であり、スラヴ民謡のあの憂愁に、じかにつながっている。 〈中略〉 ツルゲーネフのみ哲人である。…彼は人間を愛する。よしんばそれが、あまり感服できぬ人間で、たいして信用のおけぬ場合でも、やはり彼は人間を愛するのだ。 P132. 彼女の眼の中でも、末期の恐れやおびえの色が、やっと消えたのである。忘れもしない、そのとき、その貧しい老婆のいまわの床に付き添いながら、わたしは思わずジナイーダの身になって、そら恐ろしくなってきた。そしてわたしは、ジナイーダのためにも、父のためにも、そしてまた、じぶんのためにも、しみじみ祈りたくなってきたのである。 手の届かなかった人の自由を思って祈ったのだろうか。
  • オジョ
    オジョ
    @ojojo0310
    2026年5月23日
  • さや
    さや
    @saya_shoten
    2026年5月22日
    P45. 父はわたしに、奇妙な影響力を持っていたし、そう言えば、互いの関係にしたところで、やはり奇妙なものだった。父は私の教育のことには、ほとんど風馬牛だったが、さりとてわたしを馬鹿にするような真似は、ついぞしたことがない。父はわたしの自由を尊重していたばかりか、更に進んで、ちょっと妙な言い方だが、わたしに対して慇懃でさえあった。…ただし、近くへは寄せつけてくれないのである。わたしは父を愛し、父に見とれて、これこそ男性というものの典型だと思っていた。 P46. その冷たくなりようときたら、ほかの人には見られない父独特のもので、それを見せられると私はたちまち縮み上がって、やはり寒々とした気持になるのだった。 母親もそうだけど、なんか親が子どもを第一にしない、基本関心がない、悲しい関係。貴族社会、西洋の親子って子どもを早くに1人で寝させるし、東洋の家族感とも違うのだろうが、それにしても~~。
  • さや
    さや
    @saya_shoten
    2026年5月22日
    P119. 「肝心なのは、しゃんとした生活をして何事にもよらず夢中にならないことですよ。夢中になったところで、なんの役に立ちます?波が打ち上げてくれるところは、ろくでもない場所に決ってますよ。人間というものは、たとえ岩の上に立っているにしても、やはり立つのは自分の両足ですからなあ。」 彼も彼女も人を惹きつける才能はあったが、経済力がなかった。才能だけでは生活できなかった。持たざる者同士であり、経済力の無さゆえに縛られる者同士、不自由な者同士だった。中盤、騎馬兵に見守られてどこに行こうとしていたのだろうか?何らかの援助?中絶?
  • さや
    さや
    @saya_shoten
    2026年5月22日
    P118. 父その人に対しては、私は少しも悪い感情を抱いていなかった。むしろ逆に、父はわたしの目に、一層大きな人物として映ずるふしもあったのである。…この矛盾は、心理学者どもが、なんとでも勝手に解釈するがいいのだ。 親でありながら手の届かない人、安心を貰えない人。手の届かない人同士が惹かれ合うのは、子どもの目から見たら当然のこと。 両親どちらにも第一の関心を示されないのは悲しい~。ほんで両親不仲なのも悲しい~~~~。
  • さや
    さや
    @saya_shoten
    2026年5月22日
    P111. わたしは、自分が人から愛されているかどうか、知ろうともしなかったし、人から愛されていないと、はっきり自認するのも嫌だった。 悲しい~~~~~。 人間失格にも通じる、生まれ育った場所が安心できる場所じゃなかった問題~~~。
  • さや
    さや
    @saya_shoten
    2026年5月22日
    P95. 「わたし、無礼な口をきく権利なんか、差し上げた覚えはございません、伯爵。ですから、このまま御退席を願います」 おっ!いいぞいいぞ!
  • さや
    さや
    @saya_shoten
    2026年5月22日
    P42. わたしは爺やに、自分で着替えをして寝るからいい、と言ってーーー蝋燭を吹き消した。 着替えに手伝いがいる生活! 貴族~~~! P43. 「俺は恋をしているのだ、これがそれなのだ、これが恋なのだ」という想念に突き当って、胸の底がひやりとするのだった。 なぜひやりとしたのか? 浮かれるだけが恋では無い?
  • さや
    さや
    @saya_shoten
    2026年5月22日
    P47. 「取れるだけ自分の手でつかめ。人の手にあやつられるな。自分が自分みずからのものであることーーー人生の妙趣はつまりそこだよ」 P48. 「自由か」 (中略) 「だがね、人間に自由を与えてくれるものは何か、お前それを知っているかね」 「意思だよ、自分自身の意志だよ。これは、権力までも与えてくれる。自由よりもっと尊い権力をね。欲するーーーということができたら、自由にもなれるし、上に立つこともできるのだ」 財産がないから自由な結婚ができなかった男性。だから浮気して心だけは自由を求める?
  • 8Nagi
    8Nagi
    @TenoR_sec75
    2026年5月21日
    ルーシン先生が私の師
  • さや
    さや
    @saya_shoten
    2026年5月16日
    ロシアの人名むずい。 今のところ真っ直ぐで良い。
  • 梨人
    @pear
    2026年5月10日
    私自身ちょうど気になる人がいたので恋愛の話を、と思い読んでみたものの、感情移入の余地はなく、知らない世界の話だった そのこと自体は面白いのだが、内容があまり好みではなく、若干不快な気分で読み終えた
  • さや
    さや
    @saya_shoten
    2026年5月9日
    P1. 「僕には初恋というものがありませんでしたよ」と、彼はやがての果てに言った。---「いきなり第二の恋から始めたんです」 やがての果てに 独特な言い回し! P6. 「わたしのはつ恋は、全くのところ、あまり世間なみの部類には入らないものなんですが」とやや言いよどみながらウラジーミル・ペトロヴィチは答えた。 これは四十がらみの、黒髪に白を交えた男である。 四十ってなんか古典で登場させやすい年齢なのかな?一旦人生を振り返る時期?昔はもっと寿命短かっただろうしなー。 P7. その頃わたしは十六歳だった。一八三三年の夏のことである。 P8. 我々が市内から引っ越したのは五月九日で、ちょうど聖ニコライの日であった。 おっ!同じ日にこの本読んでる不思議。
  • Meg
    @megryu
    2026年4月18日
  • やまだ
    やまだ
    @yamada_5
    2026年4月6日
  • ラストが面白すぎた。 語り手が自分の初恋について手記にまとめたものを読むという形式の物語。 前半ではヒロインに陶酔し、理想化し、神聖視する主人公の様子がありありと表現され、ヒロインがファム・ファタールのように感ぜられる。 後半では理想化したヒロインが崩れていく様子、父親の信頼の失墜、そしてそれらを理解しえない子供である語り手、その三者三様な心の機微はとても丁寧で示唆的である。 ラストの老婆の話ではこれら三者が束縛からの解放とそれに対する恐れを端的に表現しており、評価が後半でガラリと変わった。 このタイトルからは想像のつかない物語であるがこの作品はたしかに『はつ恋』としか形容できないだろう。
  • ちゃん
    @02hihi-
    2025年12月19日
  • mogu
    mogu
    @funifumo
    2025年9月27日
    はつ恋とは言えどかなり情熱的で偏愛的 表紙の可愛らしさとのギャップ でも案外と初恋はこんなものだったりもする
  • deepend
    deepend
    @deepend
    2025年9月26日
  • さゆ
    @d0220a
    2025年6月1日
  • 読む
    @r0123456789
    2025年4月26日
  • 短い小説だったけど初恋のほろ苦さがズキズキ胸にきた… 外から見ればやめとけって感じなんだけど、止められないんだよね🥀
    はつ恋
  • 短めなので病院の待ち時間用に💉 ジナイーダが小悪魔すぎる…!
  • 夏しい子
    夏しい子
    @natusiiko
    2025年3月20日
    複数の男性から好かれる 小悪魔なジナイーダに恋する主人公。 もてあそばれていても、それでも夢中にならずには いられない。 そんなジナイーダが 誰かに恋をしたと察する主人公。 けれど、恋をしてからの ジナイーダは、男性たちを翻弄し、からかうだけの 遊びが減ったよう。 恋をして大人になり、そして人として 優しくもなったのではないだろうか。 そんな、彼女や主人公の心情が 分かりそして あってほしくない恋の行方に、一気に読んでしまう。 短いし、なかなか読みやすい文学作品。
  • Blue moon
    Blue moon
    @mimosamimi
    2025年3月16日
  • 海水
    海水
    @kaisui250307
    2025年3月15日
    散歩文学? 訳をざっと読み比べてから読み始めたい
  • n
    n
    @kwvwnl
    2025年3月7日
  • 茶谷
    茶谷
    @tu_sp_763
    2025年3月6日
  • お気に入りのカフェの古本コーナーにあったので☕️狂うばかりの激しい恋!早く読みたい!
  • 村崎
    @mrskntk
    2022年3月27日
  • RIYO BOOKS
    RIYO BOOKS
    @riyo_books
    2021年1月24日
    思想的な立場から言えば、青年時代から晩年に至るまで、終始かわらぬ西ヨーロッパ的知性の確固たる信奉者──いわゆる西欧派であったのです。
  • @htmks_reads
    1900年1月1日
  • 椎名崎
    椎名崎
    @shiinazaki
    1900年1月1日
    ずっと積読になっていたものを突然思い出して読み出し、読了したもの。ジナイーダ嬢に魅力を感じるかどうかで読んでいる間のイライラ感が変わるであろうということが容易に想像できる話…なので、途中はなかなか進まなかったものの、終盤の「これが恋なのだ」のあたりでブワッと見方が変わり「これはいいぞ」となった作品。(2024年11月13日読了)
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