深い穴に落ちてしまった
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ピエ@pie_2022026年8月3日読み終わった再読ちいかわの「穴に落ちた」の話をアニメで見ていて、ふと思い出したので引っ張り出してきて読んだ(この本はちいかわと特に関係はない)。 深い穴に落ちてしまった兄弟が、脱出を試みる話。 泥水をすすり、木の根をかじり、ミミズやウジをご馳走のように食べ、兄弟が何とか生き延びようとしながらも弱っていく描写には息が詰まる。 しかし、体が強く専制的で現実主義者の兄と、ひ弱で夢見がちな弟という対照的な二人の会話には、妙に引き込まれてぐいぐいと読んでしまう。 素数のみが振られた章番号には理由があり、本文には暗号が隠されているそうだが、ただ物語を追うだけの私には相変わらず何も分からない。次に読む時に考えてみよう…とは初読の時にも思った気がする。 原題は"El Niño Que Robó El Caballo De Atila"(アッティラ王の馬を盗んだ少年)だが、これは31章で錯乱した弟が語る話か。あとがきでヒントとして挙げられた「数字にはひとつひとつ、対応する言葉がある」という話もしているので、この章がキーとなるのだろうか…。 ところで、裏表紙のあらすじには「力強い感動をもたらす」や「暗闇で生きるあなたに捧げる」などと書いてあるが、寓話風の小説にこの手の紹介が付いていると途端に安っぽく感じてしまうのは私だけだろうか(『アルケミスト』然り、『星の王子さま』然り)。 確か川野芽生が読んでいたのを見て面白そうだと手に取ったのだが、このあらすじを見て買うか躊躇ったのを覚えている。私は「感動すること」自体に何の価値も感じないが、この本は何度読んでも面白いので結果的に買ってよかった。


いち@INTJ_GEMINI2026年4月11日読み終わったスペイン語圏特有のマジカルな語り。そこには『百年の孤独』にも通じる、生と死の境目をひょいと跨ぐような軽やかさがある。生きることを至上のものとしない、あっけらかんとした死生観が心地よい。 この短編に詰め込まれた隠喩と謎解きに、終始ぞわぞわとさせられる。読み終えた瞬間、穴に落ちるあの無重力状態を、全身で味わってしまった。



のすけ@nos2026年4月2日かつて読んだ森の中、自力では脱出できない深い深い穴に落ちた兄弟達が経験する現実と幻想とが混ざった極限の時間の中で。章番号が素数で続く謎、暗号の気配が漂う繰り返される単語。読み終わった後、解釈の深い穴に落ちました。
澪ヂャ@4goukan3kai2025年11月27日読み終わった@ 図書館図書館で何気なく手に取りましたが、あらすじに惹かれて一気読みしました。 不穏で極限で原始的で美しい。 何度も読み返す必要がありそうです。



edokko@eden1900年1月1日読み終わった@ 電車いろんな人たちのなかで生きてきたけど、死を考えて生きているだけの世界がどんなにちっぽけな、意味のないものかってのがわかってた人は、一人もいなかった。
椎名崎@shiinazaki1900年1月1日読み終わった前ポストの『はつ恋』を中断して、病院の待ち時間に一日で読み終えた作品。タイトルに惹かれるものがあり、前知識なしで購入しました。深い森の中の穴の底に落ち、何とか生き延びて脱出しようとする兄弟の話。弟がまだ幼いので途中は可哀想だったり虫注意だったりの描写がずっと続きますが、最後に謎が解けて、深い穴が何を意味していたのかがわかり、あなたはどうか?と問われる作品。(2024年10月22日読了)












