

タバブックス
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出版社タバブックスです。刊行した本の紹介、編集担当、スタッフのコメントなど発信していきます。よろしくお願いします!
- 2025年7月25日コロナ禍日記円城塔,大和田俊之,木下美絵,植本一子,王谷晶,香山哲出版社より2020年春、新型コロナウイルスの蔓延により激変した私たちの日常。誰もが未知の事態のなか、人々はどんな生活を送り、何を思ったのか? 作家、漫画家、ミュージシャン、店舗経営者……日本、世界各地で暮らす17人が、コロナ禍数ヶ月の日々をそれぞれ記録した日記。 本書には、先日『ババヤガの夜』ダガー賞翻訳部門で受賞した王谷晶さんにも文章を寄せていただいています🔥 最高の語彙力でクソな政治を罵りながら、飯を食い、酒を飲み、仕事して生活する日記。共感しながら笑って一緒に怒れて、めちゃくちゃおもしろいので、ぜひ! 🔖 p.293〜王谷晶「コロナ下飯日記」2020年4月13日〜5月22日 note「『コロナ禍日記』と、その一年後」で、一部を公開しています! https://note.com/tababooks/n/n7784663cf133
- 2025年7月24日複業ZINEgasi efitorial出版社よりgasi editorial、第8弾! 15人の「複業」を集めた『複業ZINE』発売しました🙌 『仕事文脈vol.25』第2特集、「ふつうに複業」内で行ったアンケート企画「どんな複業していますか?」を発展させた企画です。 ライター+コーヒー屋+カメラマン+ラジオパーソナリティ、ブランド・店舗運営+図書館カウンター+清掃+テニスコートの整備、本屋+町議会議員…などなど、様々な仕事を眺めているだけで興味がそそられます。先行き不安なこの社会を、自由にたくましく生きる複業人の方々の事例。複業の面白さと仕方なさの両面を、ぎゅっと詰め込みました。「こんな働き方もできるんだ!」と、不思議と元気が湧く1冊です! (構成担当・浪花) * 終身雇用は崩壊、非正規職が増大し、年金は当てにならず、いまや「死ぬまで働く」が当たり前。先行き不安な社会情勢が続く中、本業のかたわらにする副業ではなく、いろいろな仕事を並行して行う「複業」を選ぶ人が増えている。やりたいことだけでは生活できない/できることを増やすために/持続できる働き方を模索してetc. 15人の複業から浮かび上がってくる、仕事の現在、社会の姿。 【目次】 今はどうにかなっているけど 小沼理 あなたの複業おしえてください フリーランスフォトグラファー×ライフワークの撮影や活動×アルバイト hikita chisato 僧侶×非常勤講師×マーケティングの業務委託 鵜飼ヨシキ 介護職×イラスト制作や在宅ワーク×フリマアプリ出品 ゆか 編集者、ライター×古物商×夜間救急受付 浅見旬 出張保育×お弁当販売×アート・デザイン活動 森梨絵 作家アシスタント×フリーライター、編集者 岡田有紀 ブランド・店舗運営×図書館カウンター×清掃×テニスコートの整備 高橋 翼 ライター×ベビーシッター×ペットシッター×うさぎ専門店のバイト 長田杏奈 ライター×コミュニティマネージャー×ラジオパーソナリティー×イベントMC×カメラマン×ハウスマスター×一日カフェ店員など 平野 蒼 空調メンテナンス会社×アーティスト×書籍の蒐集家 匿名 会社員×韓国語通訳・翻訳・コーディネート Mikhopper コンサルティング事業×訪問介護事業 吉田貫太郎 本屋×町議会議員×田畑×執筆 モリテツヤ 複業は高みを目指さず―アマチュア主義でやっていく 山本佳奈子 編 gasi editorial 構成 浪花朱音 デザイン 和田拓海 B6判・並製・62ページ 2025年7月24日発売 ISBN978-4-907053-77-2 C0095 定価 1000円+税
- 2025年7月15日かなわない植本一子出版社より"育児日記『働けECD』から5年。写真家・植本一子が書かずにはいられなかった、結婚、家族、母、苦悩、愛。すべての期待を裏切る一大叙情詩。" 2010年から日記を書き、『かなわない』以降も日記という形をとおして自分自身の生きづらさや抱える傷、さびしさ、周囲の人との関係について綴ってきた植本さん。まっすぐな文体に多くの人が心を揺さぶられ、刊行から10年経った今でも変わらず放っているその存在感が名作であることを物語っています。震災当時の不安や子育てへの葛藤、家族との確執、新しい恋愛。はじめて読んだときに感じた、植本さんが自分の人生に対してあまりにもまっすぐに向き合うことへの衝撃が今でも自分の中に残っています。 日記本の先駆者と言っても過言ではない植本さんですが、近年はエッセイへシフトし、2025年6月には最新刊エッセイ『ここは安心安全な場所』が刊行。 『かなわない』から10年。幼かった子どもたちも成長し、楽しくも苦しかった子育てもひと段落しつつある。かつての自分が実家を離れたように、いつか子どもたちとの道が別れる日も遠くはないのかもしれない。自分はどうありたいのかを考えながら、ひとりで歩き出す準備をするために自分に潜った旅の記録。『かなわない』から10年経った今も変わり続ける植本さんからは目が離せません。 そんな植本一子さんの最新刊『ここは安心安全な場所』(自主制作)の刊行を記念した写真展「ここは安心安全な場所」が2025年7月11日〜30日で世田谷区給田のcommon houseにて開催中。ぜひ写真展へも足をお運びください。 (タバブックススタッフ兼common house店主より)
- 2025年5月23日仕事文脈 vol.26仕事文脈編集部出版社よりすべてのゆかいな仕事人のためのリトルマガジン「仕事文脈」、26号の特集は「みんなで生き残る」「つくる→めぐる→つくる→」の2本です。 誰かが勝つと誰かが負ける?どんな選択にも犠牲はつきもの?本当にそうなんだろうか。つくることで生まれること、つながっていくこととは。 経済、アクティビズム、法、労働、クリエイティブ、また「みんな」とは誰か。あらゆる面から考え、多くの声を集めました。 済東鉄腸さん、小山田浩子さん、藤岡拓太郎さんなど注目の作家の寄稿、ガザからの声、法律家や労働組合へのインタビュー、読者を交えての企画、編集部座談会など、仕事と社会を考えるきっかけとなる1冊です! (発行人)
- 2025年4月24日ランバーロール 07ランバーロール編集部出版社より漫画と小説のリトルマガジン「ランバーロール」07号特集は「中年」です。 漫画家の安永知澄、森泉岳土、おくやまゆか3 人が始めた同誌、今号から責任編集者を立て特集を設けることになりました。今回の責任編集、おくやまゆかさんに掲載作の読みどころを伺いました! 「マンガは主宰3人の描き下ろし作品の他、数々の名作を生み出し続けるレジェンド近藤ようこのまっすぐな女の友情物語、世界のラクガキング寺田克也の待望の新作、愉快な絵本も大人気!藤岡拓太郎のギャグ作品や、記憶を焼きつけるリアリズム作家ひうち棚の実録墓じまい。 小説はユーモラスな視点で話題沸騰の石田夏穂の痛快お仕事小説、「ことばと」新人賞受賞の注目作家福田節郎のつい声に出して読みたくなる、こちらは無職中年小説、そしてミュージシャン、ライターとして活躍する姫乃たまが再登場、この度も独特の浮遊感で魅了します。 (おくやまゆか)」
- 2025年4月15日赤おじさんと白いイヌmakomo出版社よりかわいくて、おかしくて、予想外⁉︎人気アーティストmakomoさん初の本格絵本です。 タバブックスとしても、初の絵本。いきなり感があるでしょうか。でもmakomoさんは『仕事文脈』創刊号、2012年からずっと表紙を描いてもらっていて、長い長いお付き合い。いつか何か本を出しましょうと、ことあるごとに言い続け、やっと実現した1冊なのです。 この本との出会いは、わりと最近のこと。 昨年秋に東京でmakomoさんの展示があり、そこで売っていたのがこの『赤おじさんと白いイヌ』の自費出版ZINE。これめちゃいいですよ、と会場の人に言われ、makomoさんのグッズやZINEはだいたい持ってるつもりだったけど、これは知らなかったなーと読んでみたら、確かに!やられちゃった! すぐにmakomoさんに聞いてみると、手製本で作ってるから大変で、増刷もしていないと。それはもったいなさすぎると書籍化をお願いしたのでした。 初の絵本とはいえ、ふしぎな世界、いろんな視点、多様性…実はタバブックスとも相性いい?だからこんなにぐっときたのかも、とも思います。 共鳴してくれる書店さんも次々現れて、刊行記念展示もあっという間に秋まで決定!順次お知らせしていきますので、ぜひmakomoワールドにふれてみてくださいね! (発行人)
- 2025年2月26日
- 2024年12月27日若者の戦争と政治仕事文脈編集部出版社より2024年5月に刊行した『仕事文脈』vol.24、特集1「『反戦』と仕事」にて「〈戦争〉をどう捉えていますか 20代に聞く実感、教育、アクション」という記事を掲載しました。近年ウクライナ侵攻が起こり、パレスチナでの虐殺が激化し、そんな状況をSNS等でリアルタイムに見ている若い世代は、「戦争」をどう捉えているのか。戦後80年近くが経ち戦争体験者も減りつつある今、どんな教育を通し、戦争を知り学んだのかを聞いてみたい、という思いから出発した企画でした。 当時、掲載した回答は12名。戦争反対につながるアクションを始めたという人、現実と向き合う中で、自身の非力さを感じている人……。そのどれもが真摯なことばで綴られていて、原稿を読んだ時、ボロボロ泣いたのを覚えています。同時に、教育を振り返る項目では、加害の歴史をきちんと学べなかったという実感も見え、かれらの育った背景にあるものをうっすらと感じました。 若者は、いつの時代も「社会に対して無関心だ」と言われます。しかしそれは本当なのだろうか。また、無関心にさせている背景があるのではないか。ならばもう少しこのテーマを深めてみようと、「政治」の項目も足し、かれらの育ったここ30年の政治や社会背景、教育がどうだったかを年表としてまとめたのが本書です。(編集担当)
- 2023年10月31日出版社よりTinder上で「日記」と名乗り、夜な夜な毎日、日記を送る。日記を交換するうちに、ひとりの男性に恋をしたー そんな内容紹介に惹かれて同名の自費出版ZINEを軽い気持ちで読み始めたら、深く、鋭く、あらゆる方面に持っていかれ…とにかく心を掴まれて書籍化したのが本書です。 マッチングアプリでの男性からの「ヤレるヤれないの評価軸」に消耗していた「わたし」。ちょっとしたイタズラと復讐のつもりで、ある日「日記」と 名乗り、マッチした男性に日記を送りはじめた。突如日記が送られてくるというゲリラ活動をおもしろがる人が現れ、多い時には 100 人あまりと日記を送りあう。恋、狂気、ユーモア、批評、さらに性を真正面から語る、自立した女性の痛快な日記。 マッチングや恋愛、セックスの話がふんだんに出てくるけど、そこには「モテ」や「愛され」「女子力」みたいなものも、結婚や男への媚びも一切ない。自分の身体も人生も自分で決める、それを実践してありのままに書く。元気と勇気をもらえる1冊です! (発行人)
- 2022年10月26日
- 2018年12月13日私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らないすんみ,イ・ミンギョン,小山内園子出版社より"いまから学んでも遅くはない。 一日でも早く、あなたと、新しいことばで、話がしたい" イ・ラン(ミュージシャン、映像作家) あなたには、自分を守る義務がある。自分を守ることは、口をひらき、声を上げることからはじまる- 2016年にソウル・江南駅で起きた女性刺殺事件をきっかけに、韓国社会で可視化され始めた女性嫌悪、性差別の問題。本書は差別問題を語る時、女性にこれ以上の苦痛や我慢を強いることを防ぐべく企画された日常会話のマニュアル書です。 著者は外国語大学で通訳・翻訳を学ぶ、韓国のフェミニスト。江南駅殺人事件を風化させないために9日間で書き上げ、SNSで仲間を集い、出版社を立ち上げて本書を発行、韓国フェミニズムムーブメントの勢いを表す話題の本です。日本でもジェンダー関連のニュースが絶えないなか、フェミニズムテーマの小説、翻訳書の刊行が続いており、これまでになく女性問題への関心が高まっている今、お隣の国、韓国の状況にもぜひご注目ください。(発行人より)
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