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吉田真哉
吉田真哉
吉田真哉
@yancy_75
普段はTwitterにいます @yancy_75
  • 2026年7月2日
    ジャクソンひとり
    ちょっとしたやりとりににじむ繊細さ、返しの絶妙さなど、ブラックミックスであるジャクソンたちの会話が(なぜか)妙にリアルに感じられた。「俺に気分があっちゃダメですか?」には、相手に定まったイメージを押しつけようとしていないかとハッとさせられた。
  • 2026年6月27日
    中上健次 路地のビジョン
    自分にはやや難解なところもあったけど面白かった。第6章「路地というコモンズ」の「外的な理由に依拠することなく、(略)あるものそれ自体としての身体をあるがままに無条件に肯定する感性が、路地の「所有ならざる所有」には兆している」に痺れました。
  • 2026年6月20日
    はじめての公共訴訟 社会を動かす、私たちのツール
    はじめての公共訴訟 社会を動かす、私たちのツール
    職場の後輩から「立候補年齢引き下げ訴訟」の話を聞いて、はじめて公共訴訟という言葉を知った自分のような人にぴったりの入門書。最近のニュースには気持ちが塞ぐことも多いけど、この本を読んだらまだ可能性はあるような気がしてきました。 社会にとって大事なこのツールを生かすために、特別なスキルがあるわけでもないひとりの市民として何ができるか? やっぱり関心を持って動向を注視したり、話題にしたり、あるいは寄付をしたりとかですかね…🤔
  • 2026年6月14日
    憤死
    憤死
    軽い気持ちで手に取ってみたら冒頭の「おとな」で引き込まれて後は一気読み。なんとも言えない気味の悪さに満ちた短編集。ベースにはドロドロとしたものもあって、こういうのを書く人なのかと意外に思いました。著者のインスタがまた不思議な感じでファンになってしまいました。
  • 2026年6月13日
    ババヤガの夜
    前評判が高すぎるといろいろ不安になるものですが……面白かったー! 最後まで読んだ後、芳子&正パートをじっくり読み返してまたグッと来ました…!
  • 2026年6月12日
    階級と「私たち」のゆくえ
    とかく友か敵かに分類して徹底的に潰し合う現代社会において、「差異の中に共通性を、共通性の中に差異を同時に見出す」ような新たな連帯の形はほんとうに作れるのか? 映画批評・映画ガイドとしても面白かった。
  • 2026年5月6日
    ゴリラの森で考える
    ゴリラ研究の第一人者が現代社会に放つメッセージ。人類進化の起点と著者が考える、共に食べる、共に子育てする、音楽的なコミュニケーションを生かす、これらを実践することで私たちは新しいつながりを作り出せるだろうか。コミュニティのあり方が大事だなと。
  • 2026年5月4日
    天皇への敗北
    天皇への敗北
    戦後日本に訪れた立憲主義の危機を救ったのは誰か? なぜそれは「敗北」なのか? 人気シリーズ最新刊のテーマは「日本」。天皇・憲法・戦後を憲法学と文学の両面から語る。講演ベースなので読みやすく、また抜群に面白い。國分さんの本って毎回アツいですよね。 天皇制の曖昧さについて「「昭和の文人」と「昭和の憲法学者」が教えてくれているのは、ごまかすなということです。筋の通らないことをやり過ごすなということです」とか、けじめとしてこの本を書いているとか。自分は何者でもないけれど上の世代ではあるので、しっかりしなければ…。
  • 2026年4月29日
    モルグ街の殺人・黄金虫
    モルグ街の殺人・黄金虫
    ゴシック編に続いてミステリ編を。オーギュスト・デュパンの活躍はもちろん、残酷だが鮮烈な印象を与える「ホップフロッグ」や夜更けの彷徨者をただ追跡する「群衆の人」も良かった。そしてこのシリーズは表紙も素晴らしい…!
  • 2026年4月19日
    ラジオ最強説
    ラジオ最強説
    タマフル、トップ5、生活は踊る、アトロク、OverTheSunと数々の人気番組を立ち上げてきたラジオプロデューサーによるラジオ/音声コンテンツ論。見立てとK.U.F.Uが詳細に語られていて面白かった。先人へのリスペクトが感じられる点もアツい。 J-WAVEリスナーだった自分がTBSラジオを聴くようになったのはちょうど著者が入社した頃。ストリーム、デイキャッチから入って、タマフルを聴き始めたのだった。 ポッドキャスト全盛?時代にあって、ラジオ的なものは昔も今も変わらず求められているのだなと改めて思う。
  • 2026年4月11日
    ドキュメンタリーで知るせかい
    動画配信サイト「アジアンドキュメンタリーズ」の作品31本を両氏の対談や専門家によるコラムで紹介していく読み応え抜群のガイド本。これだけ視聴意欲を刺激されてしまったら会員登録せざるを得ない。観る時間を捻出しなくては…。
  • 2026年4月2日
    令和元年のテロリズム
    8050や就職氷河期、非正規雇用拡大、生活困窮など、平成時代に先送りにされてきた社会の歪みが事件という形で噴出したのか。加害者や被害者が同世代なのでいろいろ思うところがある。そして山谷佑介氏の写真がすごい。吸い込まれそうなくらい、不穏…。
  • 2026年3月30日
    ボランティアとファシズム
    めちゃくちゃ面白かった…! 一見、関係がなさそうなこの2つの言葉。しかしドイツや日本の近現代史を振り返ると、国家がいかに市民の「自発性」や社会を良くしようとする気持ちを都合良く利用してきたのかがよく分かる。→ 市民にしても、自らすすんで正しいことをしていると思う時、そこに問い直しがなければまた同じ過ちを繰り返してしまう。それが誰かに設定されたテーマだったら、特に公のものであればなおさら慎重にならなくてはならない…というようなことを考えました。
  • 2026年3月22日
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
  • 2026年3月20日
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
  • 2026年3月14日
    神戸、書いてどうなるのか
    人生のほとんどを神戸で過ごしてきた著者が綴るご当地案内。居酒屋や喫茶店、書店やレコード店の想い出、そこでの出会いや別れ…。文庫化までの約10年間で閉店してしまった店も多く、意図せざるさみしさが浮かび上がってきて、かなり沁みました。
  • 2026年2月22日
    宮本常一
    宮本常一
    宮本の代表的な仕事や周囲に与えた影響を紹介しつつ、いま宮本民俗学から受け取れるものについて考える一冊。全編面白いのですが、とりわけ「「土佐源氏」をめぐって」はミステリのように執筆背景を紐解いていくのでドキドキしながら読みました。貴種流離譚(後日修正:正しくは餓鬼阿弥蘇生譚です)なのか…! 鶴見俊輔や網野善彦など宮本と同世代の人の記述が中心だけど、エピローグには草野マサムネ、後藤正文、甫木元空などの名前も登場して、現代の広義のアートの文脈でどう受容・継承されているかにも少し触れられている。 それにしても、このコンパクトな装いの濃密な一冊が出来上がるまでにどれだけの調査研究がなされていることか。日記や関連書籍における言及、蔵書の傍線の有無まで調べ上げていて、その量も半端ない。 その成果にもう少し触れたくなったので、著者の他の宮本常一関係書籍も読んでみることにしました。
  • 2026年2月15日
    デヴィッド・ボウイ 増補新版
    ボウイの生い立ちから死去後の展開までのすべてをカバーしたヒストリー本。配信で作品を聴きつつ、楽しく読めました。かつては奇抜な見た目から食わず嫌いだったけど、今は自然に受け入れられるようになった。歳を取っていいこともあるなーとしみじみ。
  • 2026年1月31日
    私たちに名刺がないだけで仕事してこなかったわけじゃない
    私たちに名刺がないだけで仕事してこなかったわけじゃない
    朝鮮戦争後に生まれ、激動の時代を生き抜いてきた韓国の60〜70代女性たちの仕事や暮らしについて聞いた本。じっくり耳を傾ける価値のある人生の先輩たちの話。読んだら元気になった。 語りパートだけでなく解説パートも充実。女性たちがいかに進学や就業の機会に恵まれず、家事や育児・介護などのアンペイドワークや、ケア労働などの非正規雇用に押し込められているかが分かる。この辺は日本も同じようなところがあるかも。労働社会学系の講義が好きだったのでその点でも面白く読めました。 それにしても、一人ひとりの営みがあってこそ世界が成り立っているんだなと改めて。大変なことや理不尽なことが山ほどあったはずだけど、みんな自分の人生を生きているのが素敵だなと思ったし、レジリエンスとはこういうことかと思ったりしました。
  • 2026年1月17日
    らせんの日々
    らせんの日々
    福祉現場を丁寧に取材した一冊。進んでいるのか後退しているのか、時々立ち止まって考えてみてもよく分からない。けれど時間の経過はあり、見える景色や自分も少しずつ変化している。そんなぐるぐるした「らせん」のような営みが福祉にはある。 「福祉は、生まれてから亡くなるまですべてにかかわる。それは人の人生に丸ごと寄り添うものなのだ」。ぐるぐるしたり、揺らいだりすること自体が人生だとも言えるし、みんな気がついていないだけですでに福祉の中にいるのだった。 福祉職の物事の捉え方や発想については「福祉のなかではそうかもしれないが、社会全体のなかでは、全然当たり前じゃない」とその意義や価値を指摘。取材先の方が素敵なのは間違いないけれど、同じ志で取り組んでいる人をたくさん知っているので、自分もうれしくなってしまった。 そしてこの本は装丁もすばらしい。カバーなしの厚紙にタイトルや挿画がデボス加工されていて色付けがしてあるんだけど、手触りといい色合いといい、本の内容にばっちり合っている。誠品書店で1冊だけ面出しされていて、そのたたずまいに釘付けになりました。
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