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吉田真哉
吉田真哉
吉田真哉
@yancy_75
普段はTwitterにいます @yancy_75
  • 2026年10月8日
    書くとは何か
    書くとは何か
    「相手に負荷をかけてこそ文章でしょうと信じ込む」著者が、「書くこと」について書いた本。当然するする読めるはずはなく、行ったり来たり、立ち止まったり。ちょっとした違和感や引っ掛かりをそのままにしないような姿勢を生活の中でどれだけ保てるか。面白かった。
  • 2026年9月24日
    チャイナ・メン (新潮文庫)
    チャイナ・メン (新潮文庫)
    父、祖父をはじめ、中国からアメリカに渡ってきた名もなき祖先たちの物語。整合性云々でなく、神話的な豊かな語りの中に、先人たちが確かに生きていたこと、折り重なったさまざまな想いのあることが、大きな塊として迫ってくる。 そうした6編とは別に、親が話してくれた御伽話のような短い話がいくつも挟まっていて、それらも面白かった。もちろん翻訳もすばらしい。「中国からやってきた父のこと」などの罵詈雑言のテンポがやたらよくて笑ってしまった。
  • 2026年8月30日
    デジタル社会の歩き方
    とても面白かった! インターネットってもっとのんびりしてたし、なんならポジティブな雰囲気だったのに、いつからここまで殺伐とした空間になってしまったんだろう?…とここ数年感じていたことのある種の回答が得られました。 それこそSNSの無限スクロールよろしく次々と新しい情報が出てくるし、技術革新も起こるし、一方でみんなどんどん忘れていくし…という状況にあって、本書のようにある時期において何が起きていたのかをしっかり記録しておくことは本当に大事だなと。
  • 2026年8月24日
    わたしは、あなたとわたしの区別がつかない
    13歳の発達検査で「自閉度がこれだけ高いと発話がないパターンがほとんどで、めずらしいタイプ」だと指摘された自閉スペクトラム症の高校生が赤裸々に綴るエッセイ。当事者から見える世界のひとつの事例として興味深く読みました。 ヘレン・ケラーのウォータァァアア!的発見と驚きが結構あるとか、できなかったことが年とともにできるようになる(こともある)という話もあり、それぞれのペースで成長しているのだなということがよくわかった。同時に、社会に合わせるためにかなりの努力をしているということも。 いきなり話が大きくなるけど、やはりいろんな場所で合理的調整が必須だなあとあらためて。
  • 2026年8月11日
    風に吹きはらわれてしまわないように
    風に吹きはらわれてしまわないように
    1948年2月、自らが引き起こした事故により、主人公は突如子ども時代に終わりを告げることになる…。語り手=作者なのか? 自分はそう感じる。藤本和子による評伝の一篇「閉じられた円環」もあわせて読みたい。
  • 2026年7月31日
    『忘れられた日本人』の舞台を旅する
    これはすごい本だった…! 『忘れられた日本人』の舞台を訪ね歩き、同書に登場した古老たちの親族全員に話を聞き、旅の様子とともにまとめた珠玉の一冊。面白くないわけがない。取材は忘れられた〜から三十数年後の90年代半ばで、携帯もなかった時代の若者の旅と青春の記録としても輝きを放っている。
  • 2026年7月15日
    すべての、白いものたちの
    すべての、白いものたちの
    おくるみに、雪に、波に、生命の温かみを感じる白い息に、光にゆらめくほこりの粒子に、何を見出し、感じるのか。通読した後、今度は声に出して読みたくなるのは、原文そして訳文が素晴らしいからか。初めてのハン・ガン、良かった。
  • 2026年7月11日
    静かに、ねぇ、静かに
    すべてに感謝、ハッピーバイブス全開!なノリで会話も関係性も上滑りしているような3人組の海外旅行の模様を描く「本当の旅」がすごい。同窓会的な飲み会に顔を出すと(ここまででなくとも)こんな感じの人がいたりするので、ヒィッ!となりながら読みました。
  • 2026年7月2日
    ジャクソンひとり
    ちょっとしたやりとりににじむ繊細さ、返しの絶妙さなど、ブラックミックスであるジャクソンたちの会話が(なぜか)妙にリアルに感じられた。「俺に気分があっちゃダメですか?」には、相手に定まったイメージを押しつけようとしていないかとハッとさせられた。
  • 2026年6月29日
    なぜあなたの感想はふつうなのか
  • 2026年6月27日
    中上健次 路地のビジョン
    自分にはやや難解なところもあったけど面白かった。第6章「路地というコモンズ」の「外的な理由に依拠することなく、(略)あるものそれ自体としての身体をあるがままに無条件に肯定する感性が、路地の「所有ならざる所有」には兆している」に痺れました。
  • 2026年6月20日
    はじめての公共訴訟 社会を動かす、私たちのツール
    はじめての公共訴訟 社会を動かす、私たちのツール
    職場の後輩から「立候補年齢引き下げ訴訟」の話を聞いて、はじめて公共訴訟という言葉を知った自分のような人にぴったりの入門書。最近のニュースには気持ちが塞ぐことも多いけど、この本を読んだらまだ可能性はあるような気がしてきました。 社会にとって大事なこのツールを生かすために、特別なスキルがあるわけでもないひとりの市民として何ができるか? やっぱり関心を持って動向を注視したり、話題にしたり、あるいは寄付をしたりとかですかね…🤔
  • 2026年6月14日
    憤死
    憤死
    軽い気持ちで手に取ってみたら冒頭の「おとな」で引き込まれて後は一気読み。なんとも言えない気味の悪さに満ちた短編集。ベースにはドロドロとしたものもあって、こういうのを書く人なのかと意外に思いました。著者のインスタがまた不思議な感じでファンになってしまいました。
  • 2026年6月13日
    ババヤガの夜
    前評判が高すぎるといろいろ不安になるものですが……面白かったー! 最後まで読んだ後、芳子&正パートをじっくり読み返してまたグッと来ました…!
  • 2026年6月12日
    階級と「私たち」のゆくえ
    とかく友か敵かに分類して徹底的に潰し合う現代社会において、「差異の中に共通性を、共通性の中に差異を同時に見出す」ような新たな連帯の形はほんとうに作れるのか? 映画批評・映画ガイドとしても面白かった。
  • 2026年5月6日
    ゴリラの森で考える
    ゴリラ研究の第一人者が現代社会に放つメッセージ。人類進化の起点と著者が考える、共に食べる、共に子育てする、音楽的なコミュニケーションを生かす、これらを実践することで私たちは新しいつながりを作り出せるだろうか。コミュニティのあり方が大事だなと。
  • 2026年5月4日
    天皇への敗北
    天皇への敗北
    戦後日本に訪れた立憲主義の危機を救ったのは誰か? なぜそれは「敗北」なのか? 人気シリーズ最新刊のテーマは「日本」。天皇・憲法・戦後を憲法学と文学の両面から語る。講演ベースなので読みやすく、また抜群に面白い。國分さんの本って毎回アツいですよね。 天皇制の曖昧さについて「「昭和の文人」と「昭和の憲法学者」が教えてくれているのは、ごまかすなということです。筋の通らないことをやり過ごすなということです」とか、けじめとしてこの本を書いているとか。自分は何者でもないけれど上の世代ではあるので、しっかりしなければ…。
  • 2026年4月29日
    モルグ街の殺人・黄金虫
    モルグ街の殺人・黄金虫
    ゴシック編に続いてミステリ編を。オーギュスト・デュパンの活躍はもちろん、残酷だが鮮烈な印象を与える「ホップフロッグ」や夜更けの彷徨者をただ追跡する「群衆の人」も良かった。そしてこのシリーズは表紙も素晴らしい…!
  • 2026年4月19日
    ラジオ最強説
    ラジオ最強説
    タマフル、トップ5、生活は踊る、アトロク、OverTheSunと数々の人気番組を立ち上げてきたラジオプロデューサーによるラジオ/音声コンテンツ論。見立てとK.U.F.Uが詳細に語られていて面白かった。先人へのリスペクトが感じられる点もアツい。 J-WAVEリスナーだった自分がTBSラジオを聴くようになったのはちょうど著者が入社した頃。ストリーム、デイキャッチから入って、タマフルを聴き始めたのだった。 ポッドキャスト全盛?時代にあって、ラジオ的なものは昔も今も変わらず求められているのだなと改めて思う。
  • 2026年4月11日
    ドキュメンタリーで知るせかい
    動画配信サイト「アジアンドキュメンタリーズ」の作品31本を両氏の対談や専門家によるコラムで紹介していく読み応え抜群のガイド本。これだけ視聴意欲を刺激されてしまったら会員登録せざるを得ない。観る時間を捻出しなくては…。
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