とるにたらないものもの

93件の記録
- 茶十菓@ponpon-empty2025年9月30日江國香織にかかると、暮らしはこんな風に見えているんだ〜と興味深く読んだ。 一つひとつはとるにたらないものなのかもしれないけれど、どう考えたってその一つひとつに愛おしさを感じてしまう。江國香織の好きなものも苦手なものも、彼女の目と言葉を通したらぜーーーんぶ愛おしく見えてくる。 この言葉、ここでこんな風に使っても良いんだ!みたいな発見が沢山あって、そこもまた読んでいて面白さを感じた。 苦手なもの、許せないものを書くのはかなり腕が試されると思っていたけれど、そこはやはり江國香織。一切のネガティヴさをこちらに感じさせずに読み切らせてくれた。 読み終えると、今この時江國香織がお風呂場で溺れていないかとうっすら心配になる。
- あるる@aru_booklog2025年8月22日読み終わった鞄、ケーキ、塩、鉛筆などありふれたモチーフが、江國さんのレンズを通して文章になるとどうしてこんなにも可憐で洒落たものになるんだろう。文章が心地よいです。小説を読んだ時も思ったけど、文章から異国情緒を感じる。
- おもち@omochi____s2025年8月2日読み終わったとるにたらないけれど欠かせないもの、愛おしいもの、忘れられないものを集めたエッセイ。江國さんの本は初めてだったけれどとても読みやすくてサクッと読了した。日常のなんて事ない物事を素敵に切り取る視点が凄いなと感じた。 ケーキって言葉だけで喜びが湧き上がるのとても共感する。
- よしい@Yoshe2072025年5月2日読み終わったかなりひさしぶりに読んだ江國香織、やっぱりこの人の文章の質感がすっごく好きだなあと思った。「祖母が昔の男に贈られたレモンしぼり器」の回とか、なんだかこうすべてにむちゃくちゃ江國香織イズムが感じられて好き。この本の影響で今後はおでかけ鞄小さめ派に鞍替えしそう。
- 茉莉@matsuri_hon2025年3月15日読み終わった著者のやわらかくまっすぐとした言葉で表現される「とるにたらないものもの」は、ひとつひとつに愛着を感じてしまうほどに惹かれる。 始めから私の生活に居座っているものたちこそが、それぞれ必要とされてここに在るのだと思うと、なんだかあたたかい。 私は、「いいのだ、ということ」が特別お気に入りです。
- そ@__sososo102025年1月1日かつて読んだ一つ一つのエピソードは短いが内容が濃く、インパクトがある。 『化粧おとし』がとても好きだった。化粧をするのは楽しい反面、面倒でもある。しかし化粧を落とす瞬間の解放感が何故か好き。
- 八@Hachi82024年12月20日読み終わった読書メモ久しぶりに江國さんの長編を読んだら、エッセイも良いと聞いたので買った本。江國さんの書くエッセイは江國さんの小説みたいで、エッセイと小説という境界線を感じなくて、江國香織の世界、江國香織の書くものという感じだった。