
かにまる
@kanimaruko
読書中の睡魔と闘いながら、マイペースに本を読んでいます。紙の本が好きです。言葉や文章がとても好きなので感想を書きます。(過去に読んだ本は2025.1.1にまとめて投稿。)
- 2025年8月17日ベージュ谷川俊太郎読み終わった買った今、どうしても詩が必要な気がして書店に行った時に「これだ」と思って購入した一冊。 掴めそうで掴めない言葉のようでいて、するすると心に染み込んでくる不思議なリズム感。あたたかさと共にある孤独感。 言葉で表すのは難しいけれど、必要な気がしたという直感を信じて買って正解だった。
- 2025年8月2日
- 2025年7月28日大人の科学マガジン BESTSELECTION07 小さな活版印刷機大人の科学マガジン編集部買った昔から、紙や印刷物がとても好き。 本を読むようになってからは自分で何かを作ることに興味が向いていたのもあり、自宅で活版印刷が出来るこのキットは買う以外の選択肢がなかった。 「読む」だけではなく、「作る」にも手を出し始めている。
- 2025年7月26日前進する日もしない日も益田ミリ読み終わった移動中にちまちまと読み進めていました。 『前進する日もしない日も』というタイトルが、そっと心に寄り添ってくれる。 これを読むと、自分の生活がいつもよりちょっと愛おしくなる。そんな作品でした。
- 2025年7月26日八本脚の蝶二階堂奥歯読み終わった先日、二階堂奥歯さんの日記部分を読み終え、今日全てを読み終えました。 この先の人生で何度も読み返したくなる、思い出して救われるであろう言葉の数々を大切に抱きしめて、生きたい。
- 2025年7月23日八本脚の蝶二階堂奥歯読み終わったまだ読んでる二階堂奥歯さんの日記部分を読み終えました。 土門蘭さんの『死ぬまで生きる日記』で紹介されていたのがキッカケで購入し、約二ヶ月かけて日記部分を読みました。短いような、長いような、不思議な時間。 偶然か必然か、二十五歳でこの世を去った彼女の日記と出会った私も二十五歳。 同じ歳で「死」を選んだ人間が何を考え、何を思い、何を感じていたのか、それを求め読み進めていくうちに出会ったのは、まるで自分の思考が他人によってそのまま言語化されているような感覚。同じように恐怖心に支配された人間の脳内を覗き見ると、なぜだか少し心が和らぐということ。 日記部分の最後の1頁を捲るのに数十分かかりました。残り100頁あたりから抱えていた「あと少しで彼女がいなくなってしまう」という感情は、最後の1頁で「まだいなくならないで」「もう少しあなたの言葉と一緒にいさせて」に変わり、涙が止まらず、こんなにも1頁を捲るのに時間がかかったのは初めてで少し困惑しました。こうしてすがるのもまた自分勝手な読者な気がしてしまう。 けれど読み終えた時に、きっとこの言葉があれば、この言葉を思い出せば私は生きていけるという安心感もあり、それらは本の上部に大量に貼られた付箋が物語っている気がします。 今、この本に出会わなかったら私はどうしていたんだろう。そんなことを考えながら、まだ残っている部分を読み続けます。
- 2025年7月20日八本脚の蝶二階堂奥歯読んでる「しかもこのゲームは強制終了はできてもリセットはできないらしいです。」 「毎日生きてはいるが、大抵存在していることに気がつかない。この事実は、夢は毎日見るが、夢の中で夢を見ていることに気づくのはまれであることと対比できる。 時々ふと存在していることに気がつく。」 「相手に自分が奪われていくという感覚と、自分が相手を作り出しているという感覚。」 「綺麗なものたくさん見られた。しあわせ。 そろそろこの世界をはなれよう。」 頁をめくるたびに、この言葉を忘れたくないとメモを取りながら読み進めています。時間をかけて、ゆっくり、じっくりと。
- 2025年7月7日デザインのアトリエ 活版印刷みつじまちこ,ギャビー・バザン読み終わった買った市谷の杜で開催されている企画展「ギャビー・バザン デザインのアトリエ 活版印刷」にて購入。企画展での販売ということもあり、なんとサイン付きでした。 活版印刷の歴史が描かれた絵本。とても分かりやすいので、活字の歴史に初めて触れる人にも、そうでない人にもオススメしたい一冊。 本が、活字が、もっと愛おしくなる。
- 2025年7月6日
- 2025年6月11日日記の練習くどうれいん8月27日 お昼にのっけ丼を食べ終わったらどっと疲れて頭が混乱してしまい、「かえりたい」と号泣して予定を随分早めて帰宅。 この一文を読んだ瞬間、脳の奥にグッと刺さり込んできて思わず写真に収めた。 同じ内容が書かれた日記が何度か出てくる。後悔とか苦手とか(ダメだ〜)と思うことが急に襲ってくる感覚を日記に書き留めていくことで、それもまた自分と少しずつ受け止められるのかなと思う。 それでも(やっぱり無理だ〜!)と思う時は何度もあるので、その度に書いていけばいい。 脳内がグシャっとならないためにはやはり日記が必要で、書き続けている。
- 2025年5月30日うたうおばけ (講談社文庫)くどうれいん読み終わったまた読みたい文庫本は心臓の前で開くちいさな盾。 移動中や出先で文庫本を読んでいる時、文庫本で私の心を外の世界から守っている。悩みとか、考え事とか、多分視線とか。本を読んでいる時はそういったものから解放される。
- 2025年5月17日八本脚の蝶二階堂奥歯読んでる記録 「私はときに世界がこのように存在していることに対しておそろしささえ感じる。存在しないかもしれないことに対してではない。存在をやめてしまうかもしれないことに対してでもない。存在している、し続けているというありえない奇跡が今この瞬間にもおこっているということがおそろしいのだ。」 「恋い焦がれる人にくちづけをしてその罪で殺されるなんてそんな幸せはまたとない。 人間が、いやむしろ私が、幸せの絶頂で死んでしまうくらい弱いいきものだったらよかったのに。」
- 2025年5月8日長い読書島田潤一郎読み終わった「人はこれから先に時間があると思うから、本を買うのであって、今後の人生において時間がないのであれば、人は本を買わない、ということだ。」 うまくいかなかったり、漠然とした不安に襲われたり、この先どうなるんだろうとボーっと考えてしまう時でも本を買って積み続けてしまうということは、それでも自分には明日があると思っているからだろう。
- 2025年5月3日湯気を食べるくどうれいん読み終わったまた読みたい「人生に余裕があるから自炊をたのしんでいるのではない。余裕がない人生のなかで、自分の人生に納得するためのその手段が自炊だった。」 やはり一番印象に残ったのは『自炊は調律』だった。 「本を読む」というと、「頭がいい」と言われることがある。しかし私は、ただ本を読むことが好きなだけで、誰かの物語に飛び込むのが好きなだけで、賢さを求めているわけではない。結果的に知識として身につくものはあるが、本が好きじゃなければ、本にお金を使うことも、時間を使う必要もない。それでも、好きだから読む。読んでいないと頭がぼんやりして回らなくなってしまうから、自分を保つために読む。そして自分の頭の中を整理するために、感想を書く。 『渡したいわたし』 手土産を考えているときや、会いにいく(渡す)時の高揚感が好き。「そもそも、限りある忙しい人生の大事な時間を使うのだから、顔色を窺ってどの手土産が最善かびくびく考えるような相手とは会わなくていい」という言葉を大切に覚えておきたい。
- 2025年4月26日パリ行ったことないの山内マリコ読み終わった女性たちの物語ではあるが、「自分の人生はこのままでいいのだろうか?」という誰しもが抱えることのある漠然とした不安から抜け出す、ほんの少し解放されるヒントや勇気を与えてくれる作品。
- 2025年4月17日本の読める場所を求めて阿久津隆読み終わったフヅクエの値段設定の話がとても興味深かった。案内書きを読んだだけでは「ちょっと高い」と感じてしまったが、その「ちょっと高い」が特別な時間を生み出すこと、自分へのご褒美になること、自分の価値を高めることに繋がるところまで考えられている。 圧倒的に自宅で本を読むことが多いけれど、たまには外に出て安心して読める環境に行ってみるのもアリだなと思った。
- 2025年4月16日本なら売るほど 2児島青読み終わった買った中野さんの言葉がとても素敵で何度かメモを取った。 近場に古本屋がないので、基本は新刊を手にすることが多いが、本を買った帰り道は満足感だけでなく、本の重みや匂いを感じながら、本のことを考えて帰宅する。
- 2025年4月12日
- 2025年3月24日短歌のガチャポン穂村弘読み終わった本、というか文章を読みたいが時間や心にゆとりがない時に数ページ読むのにちょうどいい。しみじみとする短歌もあればクスッとしてしまうものもあり、限られた字数の中に言葉を収める難しさと、言葉が持つ表現の奥深さを知る。
- 2025年3月22日文にあたる牟田都子読み終わった
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