13階段
22件の記録
マルドリッチ@mardritch2025年12月20日読み終わったデビュー作からキャラクター造形がうますぎる…なんだこれ勝手に映像が浮かんでくる…と思いながら読んでいたら、解説で著者がテレビドラマなどの脚本家でもあることを知る。なるほどという感じ。 シーンの一つ一つがこれほどまでにはっきりと映像として浮かんでくるのは、ハリーポッター以来かもしれない。(あれもキャラクター造形がうますぎる) この作品を読んで、みんながミステリーっていうジャンルが好きな理由がわかった。 先に読んだ『ジェノサイド』もだけれど、自分だったらどう考えるか、を常に問いかけられているような気持ちだった。 そして、問いかけをしてくるのは物語そのものではなく、取り扱っているモチーフが問いかけてくるのだというのもまたエンタメ小説作家としてうますぎる。 物語そのものにメッセージ性が強すぎると、エンタメとして楽しめる幅が狭まる。 だから著者は、物語ははっきりとエンターテイメントとして作りながらも、テーマやモチーフは読者の内心に問いかけるようなものを選んでるのかな〜などと思った。
記憶の本棚@kioku-no-hondana2025年12月4日読み終わった---選考会が満場一致で選出した超弩級の江戸川乱歩賞受賞作--- およそ20年ぶりの再読。確か高校生の時に読んだのだが、犯人も結末も全然覚えてなくて、ただ面白かったという記憶だけ残っていたので、改めて推理しながら読んだ。 最後まで犯人がわからず、いろんな出来事の点と点が線になりはじめた時の驚きと興奮は、やはり最高に面白かった。 『法律は正しいのですか。本当に平等なのですか。地位のある人もない人も、頭のいい人も良くない人も、金のある人もない人も、悪い人間は犯した罪に見合うように、正しく裁かれているのですか。』 自分を、または自分の大切な人を傷つけた憎き相手が、法を持ってしても裁かれないことがあるということ。 私刑は何をもたらすのか。 死刑は本当に必要な制度なのか。 死刑に対しての恩赦の制度は機能していないという問題。 ……など、いろいろと考えさせられることも多かった。



月下の医師@rinrin-11022025年2月8日読み終わった★★★★☆7年間、無実の罪で処刑の恐怖に怯える死刑囚。彼は事件前後の記憶を失っていたが、ふと「階段を登っていた」ことを思い出す。 冤罪を晴らすべく、一人の刑務官と、傷害致死で2年間の服役を終えたばかりの青年が動きだす… デビュー作とは信じられん筆力。テーマもいい。














