密やかな結晶

16件の記録
坂城ちはや@sakaki_chihaya2025年12月6日かつて読んだ群像劇舞台は孤立した島で、一つずつ物の記憶が消えていく。 エメラルド、ラムネ、小説が消滅しても人々は心の空洞を静かに受け入れる。 中には記憶が消えない人も居て、記憶狩りに狙われてしまう。 美しく儚い物語でした。大切なものが大切ではなくなること、心の距離が切なかった。 この装丁とても綺麗で好き。期間限定だったのかなー。






🦢@13_rooms2025年11月30日読み終わったあらゆるものが日々消滅してゆく島で暮らす人々の話。世界観の下敷きにあるものが明確だったり、小川洋子作品のなかでは珍しくはっきり性的な気配がするせいか、端正で奇妙なのにすごく艶めかしい作品だった。人が最初に忘れてゆくといわれている声が最後まで消滅せずに残ったのが、因果が反転してるようで印象的でした。






















