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@13_rooms
  • 2025年11月22日
    コンパートメントNo.6
    コンパートメントNo.6
  • 2025年10月31日
    沈黙博物館
    沈黙博物館
    とある村に招かれた技師が、死者の形見を蒐集する博物館を作ることになるが、その村では殺人事件がたびたび起こるようになり…。という話。 あらゆる沈黙の美しさ、残酷さ、痛ましさが描かれた静謐な作品だった。今も小川洋子作品に通底する端正な歪さはすでにありながらも、近年の作品よりは物語の輪郭がくっきりしてるのが新鮮でした。まだ読んでない小川洋子作品がある幸せ。
  • 2025年10月23日
    テリーヌの夢
    テリーヌの夢
    表紙に惹かれて購入。香ばしい砂糖菓子のように軽やかでありながら、時々ほんのりと生きることへのぬぐえない寂しさを感じさせる。 「偽りを愛するように左腕から百合になる季節の消化」 「魂は二等分にならないか君が滅びるまでのおしゃべり」 がすき。
  • 2025年10月22日
    調香師の手帖
    調香師の手帖
  • 2025年10月21日
    わたしたちが光の速さで進めないなら
    わたしたちが光の速さで進めないなら
    SF短編小説。近未来的でありながら現代的な病理も孕んでおり、かとおもえばどこか寓話的で郷愁をかんじる。訳文が透明感のあるうつくしい文章で好きでした。表題作と「巡礼者は何故帰らない」がすき。 あとがきの「いつの日かわたしたちは、今とは異なる姿、異なる世界で生きることになるだろう。だがそれほど遠い未来にも、誰かは寂しく、孤独で、その手が誰かに届くことを渇望するだろう」という一文がとても胸に迫った。
  • 2025年10月17日
    死なない猫を継ぐ
    軽やかでありながらどこか切実さを感じる歌がたくさんあり、とても好きな手触りでした。 「でもきみはその称賛に振り向かずひとり花野に去ったっていい」 「骨を拾う記憶がとけてまざりあい誰の骨だかわからなくても」 「来世なんてないよそれでも手をひいてバッド・エンドへ導いてくれ」が好きです。
  • 2025年9月30日
    湖畔地図製作社
    湖畔地図製作社
    装丁に惹かれて購入。スコープのなかのオブジェ写真と、長野まゆみの短文が組み合わさった、静謐な博物誌のような本でした。どの頁をめくっても幻想的で美しいのでうっとりします。
    湖畔地図製作社
  • 2025年9月29日
    花びら姫とねこ魔女
    表紙が可愛くて購入。わがままなお姫様が罰で醜い魔女に変えられてしまい、魔法をとくために「特別な猫」を探すことに…という話。誰かの特別になるには、まず自分が誰かを特別におもわなければならない、ということを改めて考えさせられました。本文のイラストも可愛い。
  • 2025年9月29日
    編めば編むほどわたしはわたしになっていった
    おすすめ頂いて読んだのですが、とてもすきな手触りのご本でした。生活への淡々とした、しかし瑞々しい眼差しが素敵。祖母が育てた苺を描写するときの、「まるで苺が安心して深々と呼吸をしているようだった」という文章が印象的でした。そんな苺ならそれはさぞかし甘いだろうなぁとおもって。それこそ、天国みたいに。
  • 2025年9月28日
    私を救った言葉たち
  • 2025年9月22日
    草と貝殻
    草と貝殻
  • 2025年9月22日
  • 2025年9月22日
    彼女がその名を知らない鳥たち
  • 2025年9月22日
    貝に続く場所にて
    3月11日に永訣のわかれをしたはずの友人の幽霊と再会する話。硬質で水際だった文章がとても美しい。静謐で、おだやかで、どこか現実から遠いドイツの生活のなかにすっと死者の翳が入り込んでくる様が、かえって主人公の傷を物語るようで痛ましかった。ひとたび失ってしまったら決して贖えないものがあること、喪失によってしか覚えておけないものがあること。そういう痛みと祈りを活字にすることでしか留めて置けないものがきっとあったのだろうなとおもう。 「痛みには耐えられないことを、大人が気をつけなくてはならない」「慣れていると思っても、それは痛みを巡る記憶から距離を置いたと思っているだけ」がひときわ印象深かった。
  • 2025年9月18日
    マイ・ディア
    マイ・ディア
    氷室冴子さんのご本ははじめまして。小鳥が囀るような軽やかな筆致にのせられてぐいぐい読んでしまった。(かとおもえば「ガキどもは」みたいなぞんざいなものいいをするところも面白い) 本書で取り上げられた家庭小説はどれも未読なのだけど、氷室さんのエッセイを読むだけでアンやレベッカやパレアナが親しい友人のように感じられて、読んでみたいなと思わせてくれる。 少女パレアナに対する「きれいな銀の指輪をはめたような、老練な指さきで語られるストーリー」という表現が素敵でうっとりしてしまった。
  • 2025年9月16日
    涙の箱
    涙の箱
    表紙に惹かれて購入。「すべての白いものたちの」よりぐっと抽象的、かつ寓話的なつくりになっている分、物語として没入しやすかった。あいかわらず匂いたつようにうつくしい訳文がみごと。「透明な水のように降り注ぐ月明かりのもとで、鳥は銀青色の羽を輝かせていた。」という文章がとても好き。
  • 2025年9月16日
    本なら売るほど 1
    こころときめく本を店先でみつけた時の喜び、胸が躍るような気持ち、古書店に漂う旧い紙の匂い、そういうものがまざまざと感じられて夢中で読んでしまった。読んだことがある本がでてくると「その本素敵だよね」とつい登場人物に話しかけてしまいたくなったり。読まない本好きのあり方を肯定してくれるのも好き。田部さんとジョージさんのコンビがお気に入りです。
  • 2025年9月11日
    うさこちゃんの だいすきなおばあちゃん
    うさこちゃんの だいすきなおばあちゃん
    ミッフィー展で展示をみてからずっと探してたので読めて良かった。だいすきな人との別れ、という、人生に永遠についてまわる命題を、子供にもわかるやわらかな文章で、けれど悲しみを滲ませて描かれていて、自分が大人になってしまったからこそ胸にせまった。 「うつくしい ひつぎが はこばれてきて おばあちゃんは そのなかに しずかに ねかされました。ひつぎの うちがわは やわらかで とても きもちよさそうでした。」という一文が美しくて特に好き。
  • 2025年9月11日
    夜を着こなせたなら
    タイトルに惹かれて購入。ありふれた日々の手触りが感じられるような素朴な歌が多くて、タイトルのとおり軽やかで素敵なお洋服みたいな本でした。後半は物語性をもった寓話的な歌もあり、そちらもすき。 「きみを乗せねむりの舟はすべりだす水押にひまわりを寄せ掛けて」がすき
  • 2025年8月29日
    機龍警察 火宅
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